マルチタイムフレーム(MTF)分析の観点から、
チャートパターン、及びボリンジャーバンドの形状を元に、
現時点で分かる範囲でのドル円のシナリオを考えてみましょう。

先週はFOMC議事録、そして週末のジャクソンホールでのイエレン氏の講演によって
利上げ時期が早まる思惑が浮上した事でドル買いの流れが継続しました。

これによってドル円がようやく動き出した可能性が出てきたので、
複数時間軸でその形状を確認してみましょう。

ドル円日足チャート
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オレンジラインで示したような、年初から続いていた
細長~~いディセンディングトライアングルのチャート形状を
7月末に上方向へブレイクしましたが、
直近になってようやく上昇トレンドと言われる動きになってきた感じですね。

ボリンジャーバンド的には狭いスクイーズを経由してからのからのエクスパンション
という形ではないですが、現在は+1σ上に位置しているので、
一応、巡航速度の上昇トレンドという判断です。

しかし、最新のローソク足では、
4月に付けた高値である緑色の水平ラインに到達してきましたので、
一旦はこのライン付近が上値抵抗線として機能するかもしれません。

そして、仮にブレイクした場合の次の上値抵抗線は
年初来高値であるもう一つ上の緑色の水平ラインとなります。

現状の判断としては、+1σ上にあるうちは、買い目線で見ていきますが、
それを割れてきたら様子見に変更となります。

また、赤色ラインで示した200日移動平均線を割れて、
-1σ以下になってきたら売り目線に変更します。


ドル円4時間足チャート
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狭い値動きの上下動が続いていましたが、
スクイーズ状態から徐々に上向きとなり、7月下旬から8月上旬につけた
オレンジラインの上値抵抗線をブレイクしてからは
明確なエクスパンションに発展していきました。

しかし、直近の動きとしては巡航速度の上昇トレンドは終了し、
ボリンジャーバンドも内側を向いていますので
次の動きを模索しているような状態ですね。

再び+1σを越えてきたら上昇トレンド再開で上目線を継続しますが、
この位置で横ばいとなることもありますので、そうなったら様子見、
仮に、オレンジラインを割るようなことになったら
下有利な状況に変わったと言えるでしょう。


ドル円1時間足チャート
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先週は、好調な指標発表が続いた事と、FOMC議事録の思惑と結果によって
ドル買い主体の上昇トレンドが継続しました。

米の指標やイベントというのは、その時のファンダメンタルによっては
円売りに反応する事も多いんですが、現在ではドル買いに反応していますね。

先週後半にはスクーズ状態に移行していましたが、
ジャクソンホールでの講演によって乱高下した後、
やはりドル買いに反応しているようです。

オレンジラインはFOMC議事録の発表直前のレートですが、
今後もしもレートが下がった時には、このラインが一つのポイントでしょうか。

ここを割れたら売り目線に変更しますが、
それ以上に位置していれば、買い目線で臨んだ方が良いかもしれません。

デイトレとしての総合判断

日足が+1σに沿った巡航速度の上昇トレンド継続中ですので、
その間はデイトレでも買い目線で臨んでいきます。

もしかしたら、日足では上昇トレンドで、1時間足では下降トレンドという
チグハグな状態も起きるかもしれませんが、
その場合は日足を優先して、1時間足の下降トレンドは無視するのが得策です。

仮に、日足の+1σを割れてきた場合は、日足レベルの優位性は無くなりますが、
4時間足のオレンジラインを割るまでは、基本的に様子見となるものの、
上目線で見たおいた方が良いでしょう。

なぜなら、4時間足のオレンジライン
ブレイクされる前は上値抵抗線として機能していたラインであり、
ここをブレイクされてからは、今度は下値支持線に切り替わっている
可能性もあるからです。

逆にいうと、このラインを割れてきたら
何らかのファンダメンタル的な変化が起こって、
現在のドル買い気運が終了している可能性もありますので、
その場合には売り目線に変更していきます。