先週の重要イベントであるスコットランドの独立を問う住民投票は
結局独立反対で決着がつきましたが、その間には世論調査などの結果と思惑で
ポンド関連の通貨ペアは乱高下する場面が多かったですね。

一応これで独立云々という話題は完全に終わったとみて良いんでしょうか。

今回の住民投票を受けて、英のキャメロン首相は
地方自治権の拡大、地方分権の促進を約束すると言っていますが、
余計なファンダメンタル的要素は避けてほしいものです。

では、マルチタイムフレーム(MTF)分析の観点から、
チャートパターン、及びボリンジャーバンドの形状を元に、
現時点で分かる範囲でのポンド円のシナリオを考えてみましょう。

ポンド円日足チャート
gbpjpy1d14092101
長い間、オレンジラインのようなボックス相場が続いていましたが、
先週にその上限をブレイクすると、そのまま一気に急騰しています。

一応、ボリンジャーバンドの先端が広がっていてエクスパンション状態ですが、
事前のスクイーズ状態を伴っていないので、
この上昇トレンドの持続性には疑問が残ります。

また、最新のローソク足では+3σ越えまで急騰し、
大引けでも+2σ上に位置していますが、
長い上ヒゲ陰線が出現しているので、一旦頂点をつけたと見る事もできそうです。

とりあえず買い目線で見ていきますが、
ブレイクしたオレンジライン付近までの押しがあってもおかしくないでしょうし、
オレンジラインを再び割るようなら売り目線に切り替えます。


ポンド円4時間足チャート
gbpjpy4h14092102
4時間足チャートで見ると、±1σに沿った綺麗な巡航速度の
上昇トレンド、下降トレンドが繰り返されているのが分かりますね。
(毎回こんな風に綺麗なトレンドを描いてくれたら分かりやすいんですが)

直近の動きも、狭いスクイーズ状態から上方ブレイク、
そのまま+1σ上で推移するエクスパンションが継続していましたが、
週末にようやく+1σを割れており、
また、ボリンジャーバンドの先端も内側を向き始めているので、
4時間足レベルの上昇トレンドは終了したと言えるでしょう。

現状は調整という名の下向きへのバイアスがかかった動きとなっていますが、
チャート的には明確なポイントは無く、
次のチャート形成待ちというような状態です。

再度上昇に転じて、直近の高値を超えるのか、
それとも、再度上昇に転じるものの、直近の高値を越えらえず、
Wトップのチャートパターンになるのか、
それとも、まだまだ調整の下降が続くのか、
もう少しローソク足の生成を待ってから判断したいですね。


ポンド円1時間足チャート
gbpjpy1h14092103
1時間足レベルで+1σに沿った綺麗な上昇トレンドが
こんなにも継続するなんて珍しいですね。

ローソク足の本数でいうと60本以上も+1σの上に乗っていましたが、
先週末にポジション調整で一気に下落して、
現在はオレンジラインのような下値支持線での攻防となっています。

このオレンジラインを下割れすれば下降トレンドと呼べるでしょうが、
スクイーズ状態を伴わない下降トレンドとなると、
短期間でしかも値幅の少ない下降トレンドで終わってしまうかもしれません。

デイトレとしての総合判断

日足チャートでは+1σ上にありますので、通常なら買い目線で見ていきますが、
最新ローソク足の+2σ上での長い上ヒゲ陰線が気になりますね。

4時間足チャートでは長い上昇トレンドが終了した後の+1σ割れとなっており、
多少下向きが有利か。

1時間足チャートでもオレンジラインを割れるようなら下有利となりますので、
月曜以降は、1時間足チャートのオレンジライン以下にレートがあれば売り目線で、
オレンジライン上にレートがあれば様子見含みの買い目線と言う感じでしょうか。

ポジション調整の下落、材料出尽くしの下落がいつまで続くのか分かりませんが、
イギリス自体のファンダメンタルズは底堅く推移していて、
利上げ時期を模索している状況ですので、
市場がイギリスの実体経済に目を向けるようなら
近い将来は上昇に転じるようにも思います。

よって、
仮に1時間足チャートのオレンジラインを割って売り目線になったとしても、
それは本道ではないと思った方が良いでしょう。

更にいうと、
現時点でのポンド円はそれほど明確なシナリオが立てられる状況ではないので、
あまり積極的に手掛けたい通貨ペアではないです。

他の通貨ペアでより分かりやすいものがあれば、そちらを優先し、
無理にポンド円を選択する必要はないでしょう。