スイスフランショックの前からですが、
最近のFX相場はボラティリティが大きくなっていますね。

こういう時には、値幅の伴った大きなトレンドが発生する事も多く、
タイミング良くそのトレンドにエントリーできれば、大きな利益を獲得できます。

PLATINUM TURBO FXはトレンド相場に強いので、
流れが明確な時には、とても威力を発揮してくれます。

しかしその反面、あまりにも大きなトレンドが発生している場合は、
エントリーを控えるような設定にしてあります。

どういう事かというと、
PLATINUM TURBO FXでは、エントリー時にストップまでの距離を計算しており、
もしも、規定のストップ幅よりも大きなストップ幅になっていたら、
現在の相場はリスクが大きいと判断して、
エントリーを回避するようなロジックが組み込まれているんですね。

これは、トレンド相場におけるエントリー機会と潜在的リスクの両方を鑑みた結果の
バランスをとったロジックであり、とても評価できる部分なんですが、
あまりにも方向性が強過ぎる相場になってしまうと、
ストップまでの距離が常に大きくなってしまい、
その結果、全くシグナルが出ない、という事もあります。

特に、5分足チャートでのシグナルというのは、
もともとエントリーを厳選するタイプのシグナルですので、
ボラティリティが大きい相場では、ロンドン時間からNY時間まで監視しても
1回もシグナルが出ない日もありました。

最近の相場に関しても、先のような
“あまりにも方向性が強過ぎる相場” になっているケースが多く、
その為、トレンド相場にも関わらずシグナルが出ない為にエントリーできない、
という、もどかしい思いでトレンドを見送る事も多かったです。
fxchart15012001

しかし、どうやら私以外のPLATINUM TURBO FXの購入者さんも
上記のような似たような経験、思いを感じていたらしく、
ツールの開発者である石塚氏に改善要求をしたところ、
今回、PLATINUM TURBO FXがバージョンアップされる事になりました。

で、どのように変わったのかというと、
強いトレンドが確認できるような高ボラティリティ相場では、
リスクを限定しつつ、積極的にエントリーするようにロジックが変更されました。

今回のバージョンアップによって、エントリーシグナルの発生回数が大幅に増えて、
大きな利幅を獲得できる機会も増えています。

バージョンアップのポイントは

今回のPLATINUM TURBO FXのバージョンアップのポイントは2点あります

それは

・高ボラティリティ相場への対応
・ブレイクイーブン機能の追加

です。

高ボラティリティ相場への対応

以前のバージョンでは、ストップまでの距離を計算して、
規定のストップ幅よりも大きかったらリスクが大きいのでエントリーしない、
というロジックでしたが、今回は新たにフラグを設定して、
規定のストップ幅を最大ストップ値としてエントリーできるようにしました。

(フラグを設定しているので、以前のようにエントリーしないようにもできます)

これによってボラティリティの大きさに関わらず、
エントリーシグナルが出るようになりましたので、
大きく勝てるチャンスが増える事になりました。

ブレイクイーブン機能の追加

ブレイクイーブン機能とは、ある程度の含み益になったら
損切りポイントを引き上げて、少なくとも±0で終わらせる、
もしくは、多少のプラスで終わらせようという機能です。

シンプルなトレーリングストップのようなものですね。

ボラティリティが大きいという事は、もちろん乱高下になる事もあり、
その場合悔しいのが、ある程度の含み益になってから反転してしまい、
結果的に損切りとなってしまう事ですね。

しかし、ブレイクイーブンを使う事で
ある程度の含み益からの反転、そして損切り、
という状態をできるだけ抑えるようにしています。

この2点の改善によって、
ボラティリティーが大きい相場でのエントリーシグナルの発生機会の増加、
そして、損切り幅を限定しつつ、比較的大きな利幅獲得
という目的を実現するようにしています。

実際シグナルはどのくらい変わったのか?

では、上記の変更点を踏まえつつ、
具体的にどのようにシグナルの発生頻度が変わったのか、
実際に先週のチャートで比較してみましょう。

下記は先週の水曜日~金曜日3日間のロンドン時間からNY時間始めあたりまでの
EURJPYの1分足チャートです。
(横軸の時間に+7時間で日本時間になります)

上がバージョンアップ前のシグナルで、
下がバージョンアップ後のシグナルです。

14日(水)バージョンアップ前
platinumturbo15012001
14日(水)バージョンアップ後
platinumturbo15012002

まず、縦軸の目盛幅を見て分かる通り、
1分足にしてはかなり大きなボラティリティ-ですね。

そして、シグナルの頻度は、
バージョンアップ前が、3回で2勝1敗、
バージョンアップ後が、5回で5勝0敗、

となっています。

ロンドン時間に発生した下降トレンドでは、
バージョンアップ後には積極的にエントリーを繰り返していますね。


15日(木)バージョンアップ前
platinumturbo15012003
15日(木)バージョンアップ後
platinumturbo15012004

先週といえば、やはりスイスフランショックでしょう。

PLATINUM TURBO FXは、CHF関連の通貨ペアは推奨通貨ペアには含まれておらず、
CHF絡み以外では、EURJPYが最も大きく動きましたが、
その時のシグナルを比較してみるとこのようになりました。

バージョンアップ前が、 2回で0勝2敗、
バージョンアップ後が、10回で5勝5敗、

となっています。

この日、スイス中銀によるEURCHF=1.2000の防衛ラインの撤廃、
スイスフラン暴騰という現実を前にして
実際にエントリーできるかどうかは別として、
このように異常な高ボラティリティ相場でもシグナルはちゃんと出ています。


16日(金)バージョンアップ前
platinumturbo15012005
16日(金)バージョンアップ後
platinumturbo15012006

この日はスイスフランショックの余波が残る中、
ロンドン時間は、緩やかな上昇トレンドから下降トレンドへ転換していき、
それほど綺麗なトレンドが継続しませんでした。

バージョンアップ前が、1回で0勝1敗、
バージョンアップ後が、4回で2勝2敗、

となっていますね。

この3日間を合計すると、
バージョンアップ前は、 6回エントリーして 2勝4敗
バージョンアップ後は、19回エントリーして12勝7敗

となっており、
シグナルの発生回数が3倍となり、成績も大幅に改善しています。

もともとPLATINUM TURBO FXは、
リスクが大き過ぎる時にはエントリーは控える設計でしたので、
先週の異常な高ボラティリティ相場では成績が芳しくないのは想定済みでしたが、
今回のバージョンアップによって、
エントリーシグナルの発生機会の増加、
そして、損切り幅を限定しつつ、比較的大きな利幅獲得
という目的が達成できている事が、
これらのチャートの比較で分かってもらえると思います。

しかし、シグナルが増えたという事は、
自身によるシグナルの取捨選択能力が試される事でもありますので、
更にユーザーサイトから、いろんなノウハウを学習していきたいですね。

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