トレードにおける勝率と損小利大~潜在意識と顕在意識の考察

FXに限らないですが、トレードという世界は、
エントリーする毎に、資金がリアルタイムに増えたり減ったりしますし、
クローズする毎に、そのトレードでの勝ち負けがハッキリしますので、
どうしても “勝負事” というイメージで捉えてしまいがちになります。

“勝負事”というイメージで捉えてしまうと、
自分が意識するしないに関わらず、どうしても”勝ち“に固執してしまいます。

“勝ち”に固執するとは、
自然と高勝率を求めるような思考になってしまっている状態です。

人は物心がついてからは、
いろんな勝負事を体験してきていますし、見てきています。

そして、それらのほとんどは勝利至上主義の考え方の元で行われています。

たとえば、スポーツの世界では、
そのほとんどが勝率の高いチーム、選手が優勝となります。

そして、極端な事を言ってしまえば、
“勝利”という結果さえ手に入れられるならば、
試合内容などは関係ないともいえます。

野球でもサッカーでも、
1対0で勝とうが、10対0で勝とうが、その1勝の価値は同等です。
逆に、
0対1で負けても、0対10で負けても、その1敗の価値は同等です。

たくさん得点を取って勝ったからといって、
2勝分、3勝分の価値があるわけではありませんし、
大差で負けたからといって、
2敗分、3敗分の価値があるわけでもありません。

“その”試合に勝ち、結果的に一番勝率が高くなっている事が求められる世界です。

私達は、現実世界でそのような出来事に数多く遭遇し、見聞きしていくうちに
知らないうちに潜在意識レベルに、”勝利至上主義”という感覚がこべりつき、
自分の顕在意識ではそうした考え方を払しょくできなくなっています。

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損小利大は良い事だと分かっているけどできない

人間は、自分のそれまでの体験を踏まえて物事を判断しますので、
トレードという世界においても、
当たり前のように自分の体験を持ち込んでしまいます。

いわゆる、上記のような勝利至上主義です。

特に初心者のうちは勝利に固執する傾向が強いです。

まぁ、勝ち負けがリアルに分かってしまうトレードという世界においては、
これまでの体験をもとに、”勝利”を追い求めてしまう傾向になってしまうのは
ある意味仕方のない事なのかもしれませんが。

しかし、FXについて学習し、”リスクリワードレシオ”という用語を知ると、
損を小さく、利を大きくする、いわゆる損小利大の重要性を知るようになります。

ですが、この段階ではまだ単に “知る” ようになっただけで、
それを “体験” していません。

体験していないという事は、それを顕在意識で理解しているだけなので、
潜在意識での勝利至上主義は何も変わっていない状態です。

このような状態でトレードを行うと、
頭では、

損を小さくしよう、利を伸ばそう

と分かっていても
心の奥底では、勝利にこだわる性質は何も変わっていないので、
どうしても損小利大よりも勝利を優先させてしまいます。

となると、当初の予定よりも早い位置で利確してしまったり、
当初の予定よりも損切りを引き伸ばして回復を待ってしまったりします。
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物心ついてからこれまでの人生で体験してきた勝利至上主義という考え方は
そう簡単に修正する事はできません。

潜在意識という、自分ではコントロールできない部分を変える、
何十年間、当たり前と思ってきた思考を変えるんですから、
それなりに時間がかかるという事は容易に想像できると思います。

損小利大というトレードを当たり前のように実現させる為には、
損小利大というトレードを実際に数多く、そして長期間体験し続けて、
潜在意識にこべりついた勝利至上主義という思考をきれいに洗い流し、
新たに損小利大という思考を植え付けなければいけません。

自分の事は自分が一番分かっている
教えてもらえればすぐに修正できる

潜在意識を軽視している人ほど、そして、
そもそも、潜在意識というものに思考が行かない人ほど
自分の行動は変えられないものです。

顕在意識と潜在意識との関係性は、
“海に浮かんだ氷山”に例えられることが多いですよね。
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氷山は海の表面に出ている一部分しか見えていませんが、
実際には、水面下に隠れている氷の方が大部分を占めています。

それと一緒で、自分が意識できる部分なんてほんの一部分であり、
大部分は本人すらも自覚できていない無意識の行動と思考で占められています。

私達が普段何気なくしている行動パターン、言動パターン、思考パターンは、
全て潜在意識に貯えられた経験が元になっています。

そして、潜在意識には、物事の善し悪しを判断する機能は備わっていません。
良い事であろうと悪い事であろうと、それらをそのまま受け取り、蓄えていきます。

そして、受け取った経験をそのまま蓄え続けて、
それを元にして一人の人間の人格が形成されていきます。

「良い事だから続けなくちゃ」
「悪い事はやっちゃダメ」

こうした物事の善し悪しを判断するのは顕在意識の仕事であり、
心の領域が司っている感情です。

「良い事なら続けられる」
「悪い事ならすぐに止められる」

そんな顕在意識レベルの単純な思考で行動が変われるなら、
世の中、模範人間ばかりのはずです。

「ダイエットは良い事だけどできない」
「部屋を片付ける事は良い事だけどできない」
「早寝早起きは良い事だけどできない」
「相手を想って行動する事は良い事だけどできない」
「損小利大は良い事だけどできない」

全て同じです。

顕在意識では、良い事だと理屈で判断できても
物事の善し悪しを判断できない潜在意識の方が力関係が上なので、
どうしても今までの経験に即した潜在意識に従ってしまうんですね。

それほど潜在意識のパワーは大きく、
顕在意識だけではなかなか抗う事はできないものなんです。

しかし、逆の見方をすれば、潜在意識レベルで変わる事ができれば、
精神的苦痛、精神的違和感を感じる事なく自分の行動を修正できてしまいます。

私は以前タバコを吸っていましたが、今では全く吸っていません。
吸わない事に精神的苦痛も感じていません。

おそらくですが、
ダイエットに成功した、
お酒を止めた、
毎日ジョギングするようにした、
など、何でも良いので、潜在意識レベルで、
それまでの自分の悪しき生活習慣、行動パターンを変えた経験のある人は
FXの世界においても、損小利大に関わらず、
適切な行動パターンを取れるように変われる可能性は高いと思っています。

重要なのは、
潜在意識を書き換えるほどの本気度を出す事ができるのか、
そして、それによる成功体験をどれだけ積む事ができるのか、

ではないでしょうか。

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