トレードにおける「シンプル」を2つの側面から考えてみる

トレードの勉強をする場合、最初は書店へ行って本を読んだり
または、ネットで関連するサイトを見たりするでしょう。

そして、そこでは多くの場合、テクニカル指標を使って
相場を計測する方法が書かれているでしょう。

そして、いろんな本を読んで、いろんなサイトを渡り歩いていくうちに
数多くのテクニカル指標を知るようになり、いろいろ試しながら
それらの組み合わせを考えていくでしょう。

そして、知らない間に相場を複雑に考えるようになっていくでしょう。

そして、複雑な事、高度な事をやればやるほど利益が上がるだろうと思って、
チャート画面を覆い尽くすほどのインジケーターをセットしていくでしょう。
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あなたも過去にそんな経験をしていませんでしたか?

しかし、ある程度トレードについて勉強していくようになると、今度は逆に、

トレードはシンプルに考えましょう

という類の言葉を目にするようになります。

というか、そういう言葉に興味が持てるようになる、
という言い方のほうが正しいかもしれません。

トレーダーによって
“どこまでがシンプルでどこからが複雑なのか”
はそれぞれ違ってきますので一概には言えませんが、例えば、

ゴールデンクロスでロング、デッドクロスでショート

これは誰が見てもシンプルですが、果たしてこれだけで勝てるでしょうか。

他にも、

ストキャスティクスが80まで上がったらショート、20まで下がったらロング

これは誰が見てもシンプルですが、果たしてこれだけで勝てるでしょうか。

勝てる”時”もありますし、勝てる”時期”もありますが、
長く続けていけば確実にトータルでマイナスになります。

シンプルの意味をはき違えないようにしてください。
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トレードにおける”シンプル”とは?

トレードにおいてシンプルという言葉を使う時、2つの側面があります。

  • トレード戦術、トレードロジックがシンプル
  • トレード戦略、トレードポリシーがシンプル

トレード戦術、トレードロジックがシンプル

先のゴールデンクロスの例でも、それ単独では使えないロジックですが、
それにマルチタイムフレーム分析などを加えて、有効性が高い場面だけを
見極める事ができれば、そのシンプルなロジックだけでも勝てるでしょう。

有効性が高い場面を見極める、要するに環境認識力ですね。

つまり、シンプルなロジックで勝ち続けるには、
シンプルなロジックが適用できる環境認識力が必要となります。

いや、これは移動平均線やストキャスティクスというインジケーターが悪いだけ。
 世の中にはもっと優れたインジケーターがどこかに存在するはず。
 そして、それに従っているだけで勝てるはず

面倒な事は高機能なインジケーターに任せて、
 自分はインジケーターが導き出したシグナルに従ってエントリーするだけ。
 それだけで勝てるはず

とか考えていませんか?

難しい事、複雑な事は全てインジケーターに任せて
自分はシンプルにその指示に従うだけ。。。

もし、そういう意味で「シンプル」という言葉を解釈しているのなら、
残念ですが、それは違っています。

私はそんな魔法のようなインジケーターに出会った事がないです。

まぁ、この世の中広いですから、
もしかしたら究極の、至高のインジケーターがどこかに存在するかもしれませんが、
そんな宝くじに当たるような夢を追いかけていても、
トレードには何の意味もなく、自分のためにもなりません。

何も勉強せずにインジケーター探しに何年も時間を費やすよりは、
チャート分析術を少しずつでも学んでいった方がよっぽど自分のためになります。

インジケーターに限らず全てのテクニカル指標に言える事ですが、
そのような相場計測の道具というのは、高機能を追い求めるのではなく、
自分のトレード戦略にあわせて適材適所に組み合わせるのが重要なんですね。

もちろんトレードロジック自体がシンプルであるに越した事はないですが、
シンプルが先にありきで考えるのではなく、
自分のトレード戦略にあわせて適材適所に組み合わせた結果、
シンプルに落ち着いた
、というのが理想的でしょう。
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トレード戦略、トレードポリシーがシンプル

トレーダーの中には、チャート上に裸のローソク足だけしか
表示させていないにも関わらず、継続的に勝てているトレーダーもいます。

これは、ダウ理論やプライスアクションといった数字的な要素を利用しない、
相場の本質に基づいたトレード戦略だけで
チャートを計測する技術を磨き上げた結果だといえるでしょう。

しかし、このようなトレード戦略、トレードポリシーというのは、
シンプルであるほど抽象化、概念化します。

例えば、「ダウ理論だけで勝てます」というのは、
特定のインジケーターやテクニカル指標、数字や変数を見て言っているのではなく、
その考え方を守っていればトータルで勝てる
という事を意味しています。

なので、抽象化、概念化されたシンプルな戦略を実現する為には、
どのような方法論でチャートを計測していけば良いのか、
と考える事が重要です。

そして、その方法論の実現の為に、自分にとって分かりやすいテクニカル指標、
つまり、適切なインジケーターを選択して使ったり、
レジサポライン、そして、トレンドラインを引いたりするわけです。

しかし、シンプルなルールを実現する為に、
多数のインジケーターで画面を埋め尽くしては本末転倒ですよ。

あくまでも適材適所です。

私が求めている「シンプル」とは、
このトレード戦略を指しているケースが多いです。
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世の中にはシンプルを謳う手法がたくさんありますね。

シンプルという言葉のイメージから

楽できそう

と連想してしまいがちですが、
シンプルと楽はイコールではないです。

結果的にはそして最終的には楽になっていく可能性もありますが、
楽を実感するには、そのシンプルさで数多くのトレードを経験して、
継続的に期待値>1である事を確認してからです。

当たり前のことですが、
期待値<1のシンプルな手法を楽に実践していても意味は無いですよ。

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