目標という言葉に縛られてトレード手法を歪曲して解釈していないか?

「1日1万円を目標にトレードしよう」
「1ヶ月10万円を目標にトレードしよう」

このように金額ベースで目標を立てているトレーダーって多いと思いますが、
個人的には金額を目標にする事はお勧めしません。

なぜかというと、
トレードする時に常に損得勘定が前面に出てきてしまうからです。

今月はまだ目標の半分しか儲かってないから、
 月末まではロット数を上げてトレードしよう

今週は十分儲かったから、金曜日はトレードを止めよう

というような、自分の懐具合を中心にトレードを考えてしまいます。

ロット数を上げて一発逆転!何とか目標に到達した!

そんな起死回生なやり方はトレードには必要ありませんし、
そんな状況に自分を追い込む事も間違っています。

今月は既に目標額をクリアしたから、残りの日はロットを少なめに

あなたがトレードに参加しようがしまいが、トレンドは発生します。
取れる時に取っておかないとトータルの獲得金額は少なくなってしまいます。
money15082801

では、
「1日20PIPS獲得を目標にトレードしよう」
「1週間100PIPS獲得を目標にトレードしよう」

というようにPIPSベースで目標を立てれば良いのでしょうか?

こちらの方がお金を気にしていない分、まだマシだと言えますが、
しかし、こうした目標にこだわり、固執してしまうと、
自分のトレードルールを歪曲して解釈してしまうおそれがあります。

このままだと目標PIPSに届かないから、明日はトレード回数を増やそう
最近調子が悪いからエントリーを慎重にしよう

というような思考展開になってしまう危険性があります。

トレード回数を増やすのか減らすのかは、
あなたが決める事ではなく相場が決める事です。

にも関わらず、トレード回数を増やしたいからといって、
本来のトレードルールに一致していない場面でルールを拡大解釈して、
無理矢理エントリーする事に意味があるでしょうか。

また、エントリーを慎重にしたとしても、それで調子が上向くとは限りませんし、
慎重さがトレードルールの逸脱、歪曲として表れてしまう場合もあります。

そして、このような事を日常的に考えてしまうと、
トレードルールというものは、形骸化してしまうでしょう。
deadtree15082802

目標を設定し、それをクリアする為に努力する事は
普段の日常生活においては良い事とされていますが、トレードにおいては、

自分の都合を相場に押し付けているだけ

となっている場合もありますので、
そのあたりは常に自分で意識しておかなくてはいけません。

先にも書きましたが、
どのくらい利益が出るのか、どのくらいPIPSを獲得できるのかは
相場が決める事であり、自分が決める事ではありません。

特に、1日や1週間程度といった短期的な目標には意味がないでしょう。

そんな短い期間での獲得PIPSなんて、
相場状況によっていかようにも変わっていきます。

自分がどれだけ大きなトレンドに乗りたいと思ったとしても、
全てはその時の相場状況次第ですからね。

では、目標を立てる事に意味がないのかというと、
決してそういうわけでもないです。

例えば、デイトレというスタイルで1ヶ月間の目標獲得PIPSを掲げるのなら、
それなりに時間的なスパンが長いので、ある程度は意味があるでしょうし、
その目標が達成できた時には自身のモチベーション維持に貢献してくれるでしょう。
motivation15082803

しかし、個人的には “目標” という言葉に違和感を感じてしまいます。

なぜかというと、
デモトレードだとしても、リアルトレードだとしても、
実践トレードへ移行したという事は
その前段階として、過去チャートでの検証の時点で、
その手法に対する優位性、PF、勝率などは、ある程度は把握しているはずです。

つまり、
1ヶ月間その手法を運用した時の獲得PIPSも、ある程度は想定できているはずです。

なので、実践トレードへ移行してからの1ヶ月間の成績というものは、

事前の検証段階での想定獲得PIPSとのブレを確認する作業

という意味合いのほうが近いのではないでしょうか。

目標“という言葉の印象からは、
「どんどん上を目指していこう」
という意識になりがちですが、手法に関しては、事前の検証段階で
おおよそ●●PIPS~▲▲PIPSくらいになるだろうと分かっているので、
その範囲内に収まっているのかを確認する、
という認識でいた方が良いです。

もしもその時、最低ラインの●●PIPSに届かなかった場合は、
その原因を特定しておく必要があります。

逆に、想定していた最高ラインの▲▲PIPS以上取れてしまった場合も、
その原因を特定しておく必要があります。

そして、想定していた範囲内に収まっていたら特に問題はありません。
それ以上を目指す必要はありませんし、目指すべきでもないです。

なぜなら、それがその手法の実力であり、実力通りの結果だからです。

もしもそれ以上の成績を望むのなら、
その手法を改良したり、新たな手法を併用する事で実現させるべきです。

私がお勧めする目標の例としては、
ルール違反のトレードを●●回以下にする
ルール一致にも関わらず見逃してしまったトレードを●●回以下にする

などでしょうか。

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