注目チャート15/12/20~米は利上げサイクル?

先週はFOMCがメインイベントという位置づけになっており、
利上げについても既成事実化しているほどまでに確実視されていて、
市場参加者は何の疑いも持っていない状況で発表を待っている状態でしたね。

「利上げされるとなると、その後はドル買い反応が起こる」
というのが一般的な回答になりますが、
もちろん市場がそんな教科書的な、初心者向きな反応を示すわけはありません。

市場は常に先回りして考えていきますので、
今回は当然、”Sell the Fact“を予測するようになります。

つまり、材料出尽くしで逆にドルが売られる事を警戒するようになります。

しかし、今回ほどのほぼ100%確実の鉄板の利上げとなると、
利上げを織り込むだけでなく、その後の材料出尽くしさえも織り込んでしまうので、
そうなってくると、逆の逆で、ドルは売られなくなってくるものです。

実際、今回のFOMCで利上げが発表された直後の反応としては、
思ったほど大きな動きはなく、多少乱高下したようですが、
徐々にドル買いが優勢になっていった感じでしょうか。
usd15122000

ちなみに、市場の話題は来年以降の利上げのペースや回数に向かっており、
一応現段階では、
来年は0.25%づつの4回の利上げが行われる
と予想されているようで、
10年ぶりの利上げサイクルに入ったと市場は考えているよです。

「利上げサイクルに入ったという事は、
 今後は中長期的にはドル買いが継続するのか」

と考えてしまいますが、これも教科書的な思考展開で、
過去の経験則から判断すると、必ずしもそうとは限らないようです。

米の政策金利の変化とUSDJPYのチャートの変化をご自身で検索してみて下さい。
明確な相関性が見られない事が分かります。

過去には、米が利上げサイクルに入ったとしても
USDJPYは10円以上のドル安円高方向、つまり下落している場面もありますので、
安易にUSDJPYをロング主体で仕掛ける事はできません。

もちろん、デイトレなどのミクロレベルの時間軸になると、
当然売り目線の場面も出てきます。

やはりファンダメンタル的な情報は頭の片隅に置いておくだけで、
テクニカルに忠実に行動する事がトレーダーとしての仕事ですね。

という事で、前置きが長くなってしまいましたが、
現時点でのドルストレートのレートの位置を確認してみましょう。


ドル円の日足チャート
usdjpy1d15122001
世界同時株安時の最安値から右肩上がりのトレンドラインが引けますし、
直近では高値も揃ってきているのが分かります。

よって、アセンディングトライアングルの形成途中という感じでしょうか。

まだ先端が狭まっていませんので、
もうしばらくはこのオレンジライン内で推移するのかもしれません。

また、赤色ラインは200日移動平均線ですが、
このようにレートが頻繁にラインを行き来している現状では、
それほど意識されていないかもしれませんね。


ユーロドルの日足チャート
eurjpy1d15122002
先のECB理事会でユーロの買い戻しで急騰しましたが、
赤色ラインに届かずに下落しました。

しかし、ブレイクしたオレンジラインが今度は下値支持線に切り替わったようで、
そこでサポートされているのが分かります。

あまり明確な優位性は見られないですが、
遅行スパンが陽転している事と、オレンジラインサポレジ転換している事実から
買い目線で見た行った方が確率は高そうです。


最後に、ポンドドルの日足チャートです。
gbpusd1d15122003
オレンジラインのような下降ウェッジのチャートパターンになっています。

ポンド円も下げていますので、ポンド売りの影響もあるようです。

一応、売り目線で見るべき局面ですが、
レートが下降ウェッジの下限に位置していますので、
今からショートを検討するのは遅いかもしれませんね。

安値割れ売りよりも戻りを待ってから仕掛けたい感じです。

コメントを残す

サブコンテンツ

管理人:こすぎ

プロフィール

プロフィール

疑問、質問などありましたら、
お気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせフォーム

カレンダー

2017年1月
« 12月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

このページの先頭へ