FXB-Manualでは日足チャート、4時間足チャート、1時間足チャートで
トレンドの方向を確認して、その日のレジスタンスとサポートをチェックします。

その上で、30分足チャート、15分足チャートで
3本のMAの位置やチャートパターンなどを確認して、エントリーに備えていきます。

つまり、複数時間軸のマルチタイムフレーム分析を行う事で、
有利な方向へ仕掛けるようにしているわけですが、
毎回、全ての時間軸が同じ方向を向いているわけではありません。

ある時間軸では上昇トレンドだが、別の時間軸では下降トレンド、
という場合も有り得ます。

なので、総合的な判断によって優位な方向を確認しなければいけないですし、
また、どのくらいの確度で優位なのか、自分の中で判断する必要もあります。

なぜなら、マルチタイムフレーム分析によって、

なんとなく、上昇トレンドが優位かなぁ~

という通貨ペアよりも、
複数時間軸の方向性が揃った

ハッキリと上昇トレンドが優位だ

という通貨ペアを選択した方が良いですからね。

昨日も、全ての時間軸で同じトレンドの向きをしている通貨ペアはなかったですが、
その中でも、わりとトレンドが明確だと判断できたGBPUSDでトレードしてみました。

レジスタンスラインのブレイクでロング

昨日のGBPUSDのチャート状況をマルチタイムに確認しておきましょう。

日足チャート
gbpusd1d16020401
チャート内に水平黒色ラインが引いてありますが、
これは監視開始時点のレジスタンスラインなので、
このラインより下にレートが位置している状況がエントリー前となります。

つまり、昨日のエントリー前の状況としては、
3つのMAが全て下向きで綺麗なパーフェクトオーダーとなっており、
直近では赤色の短期MAを上抜けてはいるものの、
健康状態としては、ショートに有利な状況と言えます。

4時間足チャート
gbpusd4h16020402
チャート内の水平黒色ラインは先と同じ位置で、
このラインより下にレートが位置している状況がエントリー前となります。

3つのMAが下向きから徐々に収束しており、直近のレートの動きによっては、
逆に、上向きのパーフェクトオーダーになる可能性も秘めている状態です。

また、高値の切り上げ、安値の切り上げも見られ、
トレンド転換の初動にも見えますので、
どちらかというと、ロングに有利な状況と言えます。

1時間足チャート
gbpusd1h16020403
この1時間足チャートで、はっきり見えてきましたが、
水平黒色ラインは昨日の高値から引いたレジスタンスラインですね。

そして、青色縦軸ラインもありますが、
これは昨日のロンドン時間16時を表しており、
この時間以降に私はチャートを監視しています。

3つのMAは途中くねってはいますが、
昨日の監視時点では上向きのパーフェクトオーダーとなっており、
チャート全体ではアセンディングトライアングルのパターンにもなっているので、
この時間軸では、はっきりとロングに有利な状況と言えます。

よって、これまでの日足、4時間足、1時間足の総合判断から
上向きが有利と判断できたので、
水平黒色ラインで示したレジスタンスラインのブレイクを狙う事にしました。

具体的なエントリーと決済については以下の15分足チャートに示してあります。
gbpusd15m16020404
レジスタンスラインのブレイクが起こった横向き青色矢印でロングエントリーして、
次の横向き青色矢印で利確です。

実はこの日は、18:30に英の指標発表があり、
それが起点となってGBP買いが起こり、
その流れで、レジスタンスラインのブレイクが起こったんですが、
ブレイク直後は狙わずに、その後のプルバックを待つ事にしました。

なぜなら、日足チャートが売り優勢な状態であった事と、
ドル主体のブレイクではなかったので、
ブレイク後の持続性に自信が持てなかったからです。

具体的なプルバックの状況は、以下の5分足チャートで確認できます。
gbpusd5m16020405
このように18:30の英指標発表で大陽線が出現してレジスタンスラインをブレイク、
その後、一旦レジスタンスラインを割ってプルバックを見せた後に
再びレジスタンスラインを回復し、
それを確認してのロングエントリーとなりました。

このようなプルバックを形成してくれると、ストップの位置もハッキリします。

チャート上のプルバックの少し下に水平赤色ラインを引いていますが、
ここにストップを設定するのが妥当ですね。

利確に関しては、+50PIPSで指値設定しましたが、
割とすんなり到達してくれました。

チャートを見ると、利確後も上げていますが、これは仕方ないですね。
FXB-Manualのルール通りに決済する事が重要で、
その後のチャートの動きを気にしても意味は無いです。
result16020406

今回のトレードもそうでしたが、ブルバックを待つのか、
それとも、ブレイク後すぐにエントリーするかの判断は難しいですね。

プルバックを待っていたのに、そのままスルスルと上げてしまい、
結局置いていかれてしまった経験は、私は何度もしています。

これに関しても、
全てのトレンドに必ず乗る必要はなく、
見送るトレンドもあるけれども、乗ったトレンドについては、
期待値>1が実現できているという事実の方が重要ですね。

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