これまで過去2回にわたってTYPE-Nの特典「T-MTF相関係数トレーディング」の
概要記事、及び、インジケーターの解説記事を書きましたので、
手法の意味や特徴は、おおよそ掴めたと思います。

よって今回は、具体的なトレード例を掲載しておきます。

その前に、この「T-MTF相関係数トレーディング」では
4つのエントリータイミングを提供しています。

それらは、

  1. シグマ移動平均線のGC、DC
  2. シグマ移動平均線の押目買い、戻り売り
  3. 一目均衡表の抜け、割れ
  4. ボリンジャーバンド±2σからの反転

です。

手法としてはトレンドフォローに属しますが、
エントリーのタイミングは上記のように4つあり
その時のチャート形状によって適宜選択していきます。

現在は連休中という事で、昼間は株式市場が空いてないので、
3日のNY時間から4日のNY時間までの丸1日、
T-MTF相関係数トレーディングの手法でトレードしてみました。

もちろん、丸1日といっても夜は寝ていますので、
実際の監視時間は15時間ほどで、しかも、
エントリーシグナルのアラームが鳴るまで
チャートはほとんど見てない上でのトレードなので、
この手法のためにそれほど時間は取られていません。

今回は全部で6トレード行ったんですが、
全て掲載するとまたしても記事が長くなり過ぎてしまうので、
5月4日に行った4回分のトレードを掲載します。

執行時間軸は15分足にしました。

T-MTF相関係数トレーディングでのトレード手順

まず、「トライアングル相関係数トップ5インジケーター」で
相関係数の高い通貨ペアの組み合わせを探します。
corretrading16050501

4日の監視開始時点では上記のようになっていたので、
この日は、GBPJPYAUDJPYCADJPYを選択しました。

次に、「時系列相関係数ラインインジケーター」の確認です。
corretrading16050502

上記のサブウィンドウは、トレードを行った4日の東京時間からNY時間までの
時系列相関係数ラインインジケーター」の推移ですが
(横軸は+6時間で日本時間)
このように、全てのラインがほとんどの時間帯で+0.75以上になっています。

つまり、GBPJPY、AUDJPY、CADJPYは
ほとんどの時間帯で同じようなチャートの動きをしていた事になります。

そして、「シグマ移動平均線インジケーター」も確認してみましょう。
corretrading16050503

東京時間は、
短期総合シグマ移動平均線>長期総合シグマ移動平均線
となっているので、
この時間帯は買い目線で見ることになり、ロングだけを狙っていきます。

そして、ロンドン時間に2つのラインがデッドクロスして以降は売り目線となり、
ショートだけを狙っていきます。

上記の手順を踏まえた上で、各チャートを見てみます。

最初に、AUDJPYの15分足チャートです。
audjpy15m16050504
東京時間の最初の横向き青色矢印の位置でロングエントリーして、
次の横向き青色矢印の位置で決済です。

また、ロンドン時間の最初の横向き赤色矢印の位置でショートエントリーして、
次の横向き赤色矢印の位置で決済です。

この2つのトレードは先に提示した4つのエントリータイミングのうち、
3.一目均衡表の抜け、割れ
によるトレードです。

上手い具合に、ロングとショートで共に利確できており、
トレード例としては理想的なチャート形状になってくれました。

もちろんこのトレードは、単に
一目均衡表の雲を抜けたから、雲を割ったからエントリーした
という理由ではないですよ。

相関係数の高い状態が維持されている状態で、他の通貨ペアの動向を見つつ、
トレンドの継続性が期待できると判断してのエントリーです。


次に、CADJPYの15分足チャートです。
cadjpy15m16050505
東京時間の最初の横向き青色矢印の位置でロングエントリーして、
次の横向き青色矢印の位置で決済です。

先のAUDJPYのエントリーから数時間後に
CADJPYでも一目均衡表の雲を抜けてきたので、やはり、
3.一目均衡表の抜け、割れ
でロングエントリーしましたが、こちらは損切りとなってしまいました。

想定していた利確位置まで届かずに反転下落し、
そのまま損切り条件に一致しての決済です。

15分足レベルのトレンド転換に捕まった感じですね。


最後に、GBPJPYの15分足チャートです。
gbpjpy15m16050506
ロンドン時間の最初の横向き赤色矢印の位置でショートエントリーして、
次の横向き赤色矢印の位置で決済です。

このトレードは先に提示した4つのエントリータイミングのうち、
2.シグマ移動平均線の押目買い、戻り売り
によるトレードです。

下降トレンドが継続している最中の短期的な戻りを捉えたトレードですが、
トレンド後半だった事もあり、直近安値に並んだあたりで利確したのが正解でした。

そして、このトレードが終わったあたりから、
第1サブウィンドウの「時系列相関係数ラインインジケーター」の平均相関係数が
下がってきていますが、こうなると通貨ペア間の同期は薄れてくるので、
GBPJPY、AUDJPY、CADJPYでのトレードは一旦終了です。

まぁ、この日に関しては、
平均相関係数が下がったタイミングで日本時間の深夜を迎える事になりましたので、
これで「T-MTF相関係数トレーディング」でのトレードは終了としました。


result16050507
結局、3日から4日にかけて6回トレードして5勝1敗、
合計+94.4PIPSの獲得となりました。

再度確認ですが、相関係数の高い3つの通貨ペアを相手にトレードしているので、
上記のGBPJPY、AUDJPY、CADJPYは
ほとんど同じようなチャート形状をしている事が分かりますね。

つまり、同期の取れた3つの通貨ペアを互いに確認しつつトレードするので、
単一通貨ペアの一時的なブレというダマシに
振り回されないトレードができるようになります。

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