注目チャート16/5/22~利上げ思惑再浮上でドル買いも

先週はFOMC議事録公開によって、
米の利上げペースが修正されるようにドル買いが進行しました。

それまでは、米の利上げは年に1回だけというのが
市場のコンセンサスだったようですが、
メンバーの多数が経済の状況によっては、6月の利上げの可能性も示唆していて、
更に、年内に2~3回の利上げが妥当、とも言っており、
それに合わせるように市場は買い戻しメインのドル買い反応となっています。

確かに、先週だけの動きを見ると、ドル買いでしたが、
日足チャートなどのマクロの視点でチャートを確認すると、
まだまだ中長期的には、ドル買いとは言えない状況です。

そのあたり、ドル関連の通貨ペアの日足チャートの現位置を確認しておきます。


ドル円の日足チャート
usdjpy1d16052201
見ての通り、高値切り下げ、安値切り下げの下降トレンドが継続していて、
先週のドル買いは、日足レベルだと単なる買い戻しでしかありません。

スパンモデルで判断すると、遅行スパンは微妙に陽転していて、
赤色ゾーンも上抜けていますが、ダウ理論的には下降トレンドなので、
まだ強気なロングはできないですね。

チャート上の水平赤色ラインは、黒田日銀総裁による”追加緩和なし”という
逆バズーカ砲、ゼロ回答から始まる急落です。

つまり、現在は円買いによって急落した部分を
ドル買いによって少しずつ回復させている状況となっています。

少なくともこの水平赤色ラインを越えてくるまでは
日足レベルでは強気になれないですね。


ユーロドルの日足チャート
eurusd1d16052202
こちらの通貨ペアは俯瞰的には上昇トレンドになっていますが、
先週分の動きだけをピックアップすると、
やはりドル買いによって下げています。

スパンモデル的には遅行スパンが陰転し、青色ゾーン割れとなっており、
また、-1σ以下で推移しており、
4月に付けた直近安値も割れつつある状況なので、
もしかしたら下降トレンドへの転換初動なのかもしれません。

まだハッキリしませんが、
-1σ以下に位置していれば売り目線で見ても良い局面でしょうか。


ポンドドルの日足チャート
gbpusd1d16052203
先の2つの通貨ペアと比べると、
先週はそれほどドル買いが目立った動きはしていないですね。

これはポンド特有の事情というか、
来月行われる予定の英国民投票に向けた世論調査で、
EU残留派が増えた事によってポンド買いが強まった影響の方が
チャート上には強く出ているようです。

形状的には、トリプルボトム逆三尊のチャートパタンとなっていて、
オレンジラインがそのネックラインですが、
ここを明確に超えてきたら買い目線に変更すべきポイントです。

しかし、今後も世論調査で振らされる展開となりそうで、
国民投票の大勢が判明するまでは、
いつも以上にボラタイルな動きになりそうです。

今週はG7伊勢志摩サミットもありますが、
為替的にはどうなんでしょうね。

何かしらのメッセージ、材料が出てくるかもしれませんが、
それほど大きな動きにはならないような気もします。

いつも通り日程だけ頭の片隅に置いといて
チャートに従って行動するだけです。

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