あなたはトレードする際の通貨ペアを
どのような基準で選んでいるでしょうか。

トレーダーによっては、
「一番慣れ親しんだUSDJPYだけでトレードしている」
「最も流通量の多いEURUSDだけでトレードしている」
「ボラティリティが大きいGBPJPYだけでトレードしている」
というように1つの通貨ペアだけでトレードしている人もいるでしょう。

もちろんそれでも構わないんですが、
トレンドに乗る“という観点においては、
1つの通貨ペアだけでは機会損失となり、
なかなかエントリーチャンスに巡り合えないので
私はお勧めしません。

逆に、10個以上の通貨ペアを同時監視して
できるだけトレードチャンスを逃さないようにしている
トレーダーもいるでしょう。

こちらに関しても、もちろんそれでも構わないんですが、
通貨ペアを多くし過ぎると、
トレード分析にかける時間が多くなってしまいますし、
分析量が多いためにその作業自体が面倒で
大雑把になってしまう危険性もあります。

参考までに、私の場合は、監視対象通貨ペアとして
USDJPY、EURJPY、EURUSDの3つを中心に見ており、
これらに明確な方向性が見えない時には
サブでGBPJPY、GBPUSDも監視するようにしています。

つまり、3通貨ペア(+2通貨ペア)という監視体勢にしています。

一般的には、自分の目が届く許容範囲内での複数通貨ペアを監視して、
その中でトレンドになっている通貨ペアを見つけたら
それにエントリーする方針で臨んでいくべきでしょう。
currency17110701

マエストロFXの実践に際しては、
特に推奨する通貨ペアというものは無く、
通貨ペアの選択に関しては、
通貨マトリックス分析法」を採用しています。

通貨マトリックス分析法の概略

通貨マトリックス分析法はマエストロFX特有のノウハウという訳ではなく、
その考え方自体は昔からあるものですが、
通貨ペア選択に際しての有効な考え方の1つと言えます。

詳しい解説はマエストロFXのDVDに収録されており、
そちらで学習してほしいのですが、
ここではその基礎的概略を解説しておきます。

  1. 主要通貨ペアを3つ選択
  2. 各通貨ペアのトレンド状況から通貨の強弱を数値化
  3. 通貨毎の数値を加算して
    最強通貨と最弱通貨の組合せの通貨ペアでトレード

となります。

例えば、主要通貨ペアとして
USDJPY、EURJPY、EURUSDの3つを選択し、
そのチャートが以下のようになっていたとします。
(時間軸は各トレーダーの執行時間軸にしてください)

USDJPYの15分足チャート
usdjpy15m17110702

EURJPYの15分足チャート
eurjpy15m17110703

EURUSDの15分足チャート
eurusd15m17110704

上記はこの記事を書いている時点でのチャートですが、
USDJPYは上昇トレンド
EURJPYは下降トレンド
EURUSDは下降トレンド
になっていますね。

つまり、これを数値化するんですが、

USDJPYの上昇トレンドは、USDが強くJPYが弱い状態ですので、
USD=+1、JPY=-1

EURJPYの下降トレンドは、EURが弱くJPYが強い状態ですので、
EUR=-1、JPY=+1

EURUSDの下降トレンドは、EURが弱くUSDが強い状態ですので、
EUR=-1、USD=+1

というように各通貨の強さを±1で表します。

そして、これらを各通貨毎に合算すると、
USD=+1+1=+2
JPY=-1+1=0
EUR=-1-1=-2

となります。

つまり、この時点で最も強い通貨は+2のUSDで、
最も弱い通貨は-2のEURとなりますので、
最強通貨のUSDと最弱通貨のEURの組合せであるEURUSD
トレードする事が推奨されます。

もちろん、この時のEURUSDは下降トレンドなので、
ショートのエントリーチャンスを狙う事になります。

このようにして通貨ペアを選択すれば、
現時点で最も明確なトレンドになっている通貨ペアを選べます。

また上記では、3つの通貨ペアでしたが、
これにGBPも加えて4つの通貨、合計6つの通貨ペアで
マトリックス分析法を行えば、さらに詳細な分析ができます。

マエストロFXのDVDでは、4つの通貨で講義しています。

更に、グラフ化した時系列的な通貨の強弱を知りたいなら

上記の通貨マトリックス分析法では
手動で各通貨ペアのチャートを確認して、
目視で各通貨の強弱を判断していきましたが、
これらを全て自動化して効率的に判断したいのなら、
大変恐縮ですが、私の独自特典である
TYPE-H [こすぎオリジナル手法 MTF通貨の力関係インジケーター]
を利用することをお勧めします。

このインジケーターを利用すると、
サブウィンドウに過去から現在までの通貨の強弱が
ひと目で分かるようになっています。

上記でサンプルとして載せたチャートだと、
以下のよう表示されます。
cpb17110705
サブウィンドが通貨の強弱の時系列データですが、
赤色ラインがUSD、白色ラインがJPY
緑色ラインがEUR、青色ラインがGBPを表していて、
上にいくほど強く、下にいくほど弱くなります。

つまり、直近の通貨の強弱は、
USDGBPJPYEUR
となっているので、
その中の最強のUSDと最弱のEURの組合せの
EURUSDでトレードすることが基本方針となります。

詳しい解説は、
このブログ上部の「ご購入者特典一覧」メニュー内を
参照してただければ、
TYPE-H [こすぎオリジナル手法 MTF通貨の力関係インジケーター]
について必要な情報が書いてあります。

通貨の強弱の判断は、
トレードする際のエビデンスのひとつに過ぎず、
それだけでトレードする事は難しいかもしれませんが、
知っているのと知らないとでは
トレードの確度が違ってきますので、
確実に知っておきたいノウハウですね。

勝つ為の正しい知識を、効率良くたくさん身に付けるには、、、
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