裁量判断の余地が少ない方が良いと思っていませんか?

FXのトレードを行う際には、自分でチャートを分析し、
自分でエントリーを決め、自分で手仕舞いを決める事になるので、
多かれ少なかれ裁量判断の余地が残ることになります。

 

トレーダーそれぞれの売買ルールによりますが、
裁量の余地を大きく残しているトレーダーもいれば、
ほとんど裁量の余地を残していないトレーダーもいます。

 

つまり、明確な売買ルールを持たず、相場の雰囲気などを感じ取り、
今までの経験だけを頼りにして、自己判断だけで流れに乗ろうとする
完全裁量のトレーダーもいますし、
それとは逆に、何重ものフィルターを通した厳密な売買ルールを作り、
自己判断、相場の雰囲気など一切考慮せず、
ただルールに従うことだけを考えようとするトレーダーもいます。

 

どちらが正しいトレーダー像であるかは、断定する事は出来ません。

 

要は利益が出れば、その人にとっては正しいトレーダー像であるわけで、
他人が裁量判断の余地の大きさを決めることは出来ません。

 

自分にとって一番しっくりくる裁量の分量を、
経験から判断しなければいけません。

 

しかし一般的にいうと、両極端にはならないほうが良いといえるかもしれません。
つまり、完全裁量と完全システム(完全無裁量)は避けた方が良いでしょう。

 

たとえば、完全裁量の場合、
よほどの熟練した相場経験が求められるはずです。
そしてルールがないと、当然自分勝手な行動を取ってしまう可能性も十分にあり、
メンタルが、かなり鍛え抜かれていないといけません。

 

人間の精神状態は、トレードには不向きなように出来ています。
完全裁量で思うがままにトレードしていたら、
早々にマーケットから退場してしまう可能性のほうが高いです。

 

FXの初心者のうちは、当然勧められるものではありません。
完全裁量とは、FXに達観したトレーダーだけができる究極のトレード手法です。

 

次に、完全無裁量の場合、
トレードルールを厳密に規定してしまうと、まず検証作業が難しくなります。
つまり、フィルターをかけすぎると、
その分エントリーチャンスが少なくなってしまい、
その分サンプル数が少なくなってしまいます。

 

そうなると、たとえ勝率が高くなったとしても、
サンプル数が少なくなった分、その信頼性は低くなります。

 

また、デイトレ手法の場合、フィルターをかけすぎて
1週間に1度エントリーできるかどうか、という条件になってしまったら、
やはり使えない手法といえます。

 

また、こうした厳密なルール作りは
メンタルにも悪影響を与えてくることがあります。

 

どういうことかというと、
基本的にはトレーダーは、ルール作りという行為を
"勝率を上げる為"にやっています。

 

よって、こうした厳密なルール作りにハマってしまうと、
どうしても高勝率を求めるメンタルになってしまいます。
絶対に勝率100%にはならないのに、
知らず知らずのうちに、聖杯探し、聖杯作りをしてしまいます。

 

たしかに優位性のあるフィルターを幾つか通していくと、
それなりに勝率は上がっていくでしょう。

 

しかし、それも"ある程度"までです。

 

度を過ぎたフィルターは、
勝率向上の停滞を招き、ただただ売買チャンスを減らすだけです。

 

情報商材の中で語られている手法でも、
条件を幾重にも重ねて、裁量の余地のないガッチガチの手法を
提示しているものは、ほとんど無いです。

 

トレード前、トレード中、トレード後、
相場の事を何も考えない完全無裁量(完全システム)は、ある意味理想的ですが、
そうした融通の利かない手法は、
長期的には利益が上げられるかどうか疑問です。

 

それに、そうした手法をトレーダー自身がきちんと遂行できるメンタルを
持つことが出来るかどうかも疑問です。

 

裁量は決して悪ではありません。

 

個人的には、基本ルールというものを決めておき、
自分で納得できる程度の裁量の余地を残しておき、
その時その時の相場状況に応じて、裁量の余地の範囲内で
エントリーや手仕舞いなどを微調整していく、
というやり方が良いと思っています。

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