ここ数ヶ月間は政治色の強い相場が続いていますが、
改めて現時点での懸念材料を挙げておくと、
英のEU離脱問題、米中貿易戦争の関税合戦、イタリア予算問題、
米株式急落後の動向、トランプ大統領の発言、
などがリスク要因でしょうか。

事あるごとに、これらのどれかが取り上げられ、
その都度、市場に揺さぶりをかけていますが、
大崩れするまでには至っていないですね。

このような政治問題、外交問題は要人対要人の交渉によって
少しずつ前進 or 後退していくものなので、
一朝一夕には解決できず、
今しばらくは市場の中長期的なテーマになり続けるでしょう。

そして、11月6日には米中間選挙が控えているので、
いつにも増してトランプ大統領の発言には注意が必要になります。

と言っても、指標発表と違って、
いつ発言するか予想できないので、トレーダーとしては、
ポジション保有中に余計な事を言わないでくれ!
と祈るだけですが。

という事で、
現時点での主要通貨ペアの日足チャートを分析してみます。


ドル円の日足チャート
usdjpy1d18102101
9月には+1σに沿った綺麗な上昇トレンドでしたが、
去年11月の高値である赤色ラインを目前にして
一気に調整に入りました。

そのきっかけになったのが米国債利回りの急上昇による
米株式市場の急落ですが、
現時点の米株式市場は落ち着いているでしょうか。

上記チャートでは、オレンジラインでレジサポ転換を確認しており、
良い位置で反発したと言えます。

しかし、このまま価格が横ばいに推移すると、
遅行スパンが陰転しそうなのが気になりますね。

今後の展開としては、遅行スパンがローソク足に沿って上昇し、
価格も青色ゾーンも越えるようなら買い目線に、
逆に、直下のオレンジラインを割るようなら売り目線でしょうか。


ユーロ円の日足チャート
eurjpy1d18102102
チャートの見える範囲では、明確なサポートラインや
レジスタンスラインはありませんね。

わりとボラティリティが大きく、
その都度、上下に振れている印象ですが、
これも英のEU離脱問題の影響でしょうか。

オレンジラインは今年4月に付けた高値ですが、
そこまで届かずに反落し、
10月以降は下降トレンドになっています。

遅行スパンも陰転しており、
直近では青色ゾーンを割れる動きも見せていて、
現在は売り優勢と言えるでしょう。

今後、ボリンジャーバンドの-1σに沿った下降トレンドに
発展する可能性も無くはないですが、
下げるとしても、そんな綺麗なトレンドにはならないでしょね。


ユーロドルの日足チャート
eurusd1d18102103
ユーロ円のチャートのボラティリティ縮小版といった感じでしょうか。

ブレグジット問題によるユーロ売り圧力と
米経済好調によるドル買い圧力が根底にあるので、
なかなか明確な上昇トレンドにはならないようです。

直近も安値圏付近に位置しており、
短期的にはアクア色ラインのような下値支持線も見えます。

遅行スパンも陰転していて、価格は青色ゾーンを割ってきているので、
スパンモデル的にも売り優勢な展開です。

流れ的にはアクア色ラインを割ってきそうな雰囲気もしますが、
雰囲気でトレードはできませんからね。

ショート主体で見ていきますが、
アクア色ライン付近にまで価格が下げてきたら、
その近辺でのプライスアクションには注意していきます。


NYダウの日足チャート
nydow18102104
オマケと言っては何ですが、NYダウも見ておきます。

移動平均線に沿った上昇トレンドの後に急落しましたが、
前回安値の赤色ラインでサポートされました。

そして、急落後には徐々に戻してきましたが、
上昇トレンド時の一時的な下値支持線であったオレンジライン
戻しが止められています。

現状、短期的なアセンディングトライアングルでしょうか。

今後、オレンジラインを越えるようなら全戻しも視野に、
右肩上がりのトレンドラインを割るようなら安値更新も視野に、
というシナリオを想定します。