グランドセオリーFX

グランドセオリーFXの詳細レビュー

グランドセオリーFXの特徴

  • 裁量トレードとしての手法、マインドの全てが理解できる
  • 使用するインジケーターはボリンジャーバンドと移動平均線と一目均衡表の雲
  • レンジ相場用のロジック、トレンド相場用のロジック共に提供
  • デイトレ、スキャルピング、スイング、どの時間軸にも対応
  • 利益を上げるための学習方法にも言及

 

最近のFX商材は、独自に開発したインジケーターを用いたエントリーサイン系のものが多いですが、
このグランドセオリーFXは、そうした風潮とは全く逆を行く商材です。

 

正真正銘、裁量トレードのど真ん中を歩いている商材です。

 

そして、これほどまでに裁量トレードとしての手法、マインドの全てを
語り尽くしている商材は滅多に見られないでしょう。

グランドセオリーFXの商品構成

もちろん、こすぎはグランドセオリーFXで提供されている全てのPDFファイル、動画、音声、
その全てを確認しています。

 

 

グランドセオリーFXのメンバーサイトは上記のようになっており、
PDFファイルはダウンロードして学習、動画はYouTubeで視聴、
音声はダウンロード、もしくはネット上で聴講する形式となっています。

 

 

そして、グランドセオリーFXでは学習する順番を「チャプター」で分けており、
全部でチャプター1からチャプター10まで存在しています。

 

 

そして、各チャプター毎に、PDFファイル、動画、音声が置かれており、
最初にPDFファイルで学習、その後に動画、音声という順番で視聴していく事になります。

 

 

各チャプター毎に動画と音声が合わせて10ファイルほどあり、
その全てが10分程度の時間となっていますので、かなりのボリューム感となっています。

 

 

ちなみに、グランドセオリーFXでのロジックは、「CBMロジック」と呼ばれていて、
これは「キャンドル・バンド・ミドルリターン(Candle Band MiddleReturn)」の略語で
このグランドセオリーFXの著者である「らいく」氏が考えた造語です。

 

 

そして、「レンジCBMロジック」と「トレンドCBMロジック」というように
レンジ相場用とトレンド相場用の2つのロジックがあり、
それに、「ローソク足ロジック」「ライントレード」などのテクニックを加味する事で
トレードの精度を上げていく、という方向性となっています。

グランドセオリーFXのレビュー

ここから本格的なレビューに入っていきますが、
全てのPDFファイル、動画、音声についてコメントしてしまうと、レビューがあまりにも長文になり過ぎてしまうので、
今回は、各チャプター毎にその概要を述べるとともに、個人的な見解を加えるレビュースタイルとしました。

 

チャプター1「レンジロジック編」

 

手法の特徴

ボリンジャーバンドとローソク足の形状から判断するシンプルなロジック

通常のレンジ相場、ロー・レンジ相場、ハイ・レンジ相場の見分け方

"逃げトレード"という意識

15分、30分、1時間足を推奨

レンジ相場で勝つ為のマインド

チャプター1は、レンジ相場用の手法、ロジックの解説です。

 

ボリンジャーバンドとローソク足の形状(特にヒゲに注目)から判断する
非常にシンプルなロジックとなっていますね。

 

利確に関しては3パターンあり、
相場状況やこの手法の熟練度によって使い分ける事になっています。

 

一見シンプル過ぎて、
これだけで本当に勝てるの?
と思ってしまうかもしれないですが、相場状況がレンジならもちろん勝てます。

 

なので、問題はそのレンジ相場の認識方法ですね。

 

グランドセオリーFXでは、レンジ相場を
通常のレンジ相場とロー・レンジ相場、そしてハイ・レンジ相場
というように3つの相場に区別しています。

 

ロー・レンジ相場とは、いわゆる動意薄の相場、動いていない相場の事で
ロー・レンジ相場を避ける事で期待値向上を目指します。

 

また、ハイ・レンジ相場とは、いわゆるボラティリティの高い相場の事で、
積極的に利幅を狙える相場としています。

 

これら3つのレンジ相場の見分け方、特徴などもマニュアル内では記述されていますので、
それを参考にして今のレンジ相場の状況を把握できれば、相当な利益が期待できます。

 

 

また、
トレードの勝ち方には、通常の "勝ち" 以外にも "逃げの勝ち" がある
という解釈はなるほどと思います。

 

レンジ相場のトレードでは、目標の利確位置まで到達せずに反転してしまい、
逆に含み損になってしまうケースも頻繁に起きてきます。

 

その際に、含み損になる前に、「逃げ」の選択をする事で
心理的に余裕を持って次のトレードに臨むという考え方は参考になりますね。

 

 

そして、このレンジ相場用のロジックは、どの時間軸で用いても構わないですが、
慣れないうちは15分足30分足1時間足のどれかで行う事を推奨しています。

 

 

最後にはレンジ相場で勝つ為のマインドにも触れられており、
ルール通りに淡々とトレードすべきですが、
型どおりにはならずに相場状況に応じて、そしてチャート形状に応じて
柔軟に対応する事の重要性などにも言及しています。

 

 

全体を確認しての感想としては、まず、
ボリンジャーバンドを基礎としたレンジ相場の環境認識方法は非常に参考になりますし、
その環境認識がしっかりできていれば、このレンジ相場のロジックは十分に有効度は高いでしょう。

 

 

人によっては、数字で明確に決められていない環境認識方法やロジックを嫌がるかもしれませんが、
2次元的に形成されるローソク足のつながりは、視覚的に把握するべきもので、
数字で固定的に決められるものではありません。

 

個人的にはこのような裁量判断を含む環境認識、ロジックは非常に好感を持ちますね。

 

そして、エントリーチャンスはかなりあります。

 

このグランドセオリーFXの著者であるらいく氏は、
"エントリーポイントを絞る"という事は、ほとんど意識していなくて、
果敢にエントリーするタイプなので、思いのほかエントリー回数は多いです。

 

 

そして、肝心のトレードロジックに関しては、非常にシンプルですが、
それは裏を返せば、これまで述べてきたように裁量判断の割合が多い
という意味に解釈できます。

 

実際、このグランドセオリーFXのロジックは他の商材のロジックと比較すると、
裁量判断の割合が多い部類に属するでしょう。

 

おそらく、ここで書かれているロジックをそのまま頑なに守って
一切裁量判断を入れずにトレードしたら、トータルで勝つ事は難しいと思います。

 

しかし、それで良いんです。

 

この商材で提供されるPDFファイル、動画、音声では、
裁量判断を向上させるためのノウハウ、テクニック、考え方などが数多く盛り込まれていて、
それらをフルに活用する事で、このようなシンプルなロジックでも普通に勝てるようになっていきます。

 

レンジ相場独特の感覚、逃げの感覚、
基本ロジックと応用ロジックの使い分け、
ロジックに一致しているけども、なぜエントリーしないのか、
このような言葉で表現しにくい裁量感覚をできるだけ分かりやすく、詳しく解説しています。

 

私も自身のブログで裁量感覚をできるだけ多くの言葉で伝えていますが、
それにも通じるものがあり、非常に勉強になります。

 

ロジックを守るだけのトレードではいけない、
しかし、ロジックを破ってばかりのトレードでもいけない。
そのあたりの塩梅をこの動画や音声で感じ取ってほしいですね。

 

 

チャプター2「トレンドロジック編」

 

手法の特徴

トレンドを転換、初動、中間、終息という4つの位置に分類

転換、初動は逆張り的エントリー、中間は順張り的エントリー、終息は最後の利確ポイント

各4つのトレンド位置でボリンジャーバンドとローソク足の構成からチャートをパターン化

損小利大でなく損小利中を目指す

15分、30分、1時間足を推奨

ロジックというと、インジケーターの組み合わせと解釈するトレーダーも多いですが
ここでのトレンド相場用のロジックは
ボリンジャーバンドと移動平均線、そしてローソク足の形状と並びから
チャートの形状を2次元的にパターン化して、そのパターンに当てはまった時にエントリーする
という感じです。

 

つまり、
トレンドの転換時によく見かけるパターン、
トレンドの初動時によく見かけるパターン、
トレンドの中間時によく見かけるパターン、
トレンドの終息時によく見かけるパターン、
をそれぞれ定義しておいて、
そのパターンに近い形状を示した時にエントリーを検討する
というロジックになってます。

 

チャート形状を元にしたロジックなので、その都度視覚的な判断が要求されますが、
このグランドセオリーFXのマニュアル内では、
様々なケーススタディーが「これでもか!」というくらいに掲載されていますので、
それらのパターンを全て頭の中でイメージできるほど学習していきたいですね。

 

できれば、マニュアル内のチャートパターンをプリントアウトして
常に確認できる状態にしておいて、デモトレードなどで繰り返し練習していけば、
次第にチャート判断力が磨かれていくはずです。

 

 

ロジックの概略としては、
「転換」と「初動」に関しては、逆張り的なイメージでのエントリーとなります。

 

なので、これまで順張りだけのトレードをやってきた人には
ちょっとエントリーに抵抗を感じるかもしれませんが、
この2つのロジックを自分の手法に加えただけでも
エントリーチャンスは格段に増えて手法の幅が広がるでしょう。

 

 

また、「中間」に関しては、押目買い、戻り売りによる順張り的なエントリーとなります。

 

しかし、押目買いと戻り売りでは上下対称ではなく、ちょっとパターンが違っています。
レートは上げるスピードよりも下げるスピードの方が速いという特徴に合わせたんでしょうか、
このあたりは面白いですね。

 

 

ちなみに、このチャプターでは押目買い用、戻り売り用のロジックとしての提供ですが、
ローソク足の長さによっては高値抜けでロングしたり、安値割れでショートしたりするケースもあります。

 

 

全体を確認しての感想としては、
まず、PDFファイルでも、動画でも、そのチャート分析能力が凄いという印象です。

 

1つのトレンドだけでも、これほどまでに様々に分析できるものなのか!と驚かされます。

 

動画では、レンジ相場からトレンド相場への転換ポイントなども解説されており、
その時の目線の切り替え、つまり、レンジ目線で臨むのか、トレンド目線で臨むのか
その切り替えも参考になりますね。

 

他にも、
急落→レンジ→上昇
上昇→下降→レンジ→下降
下降→ロー・レンジ→下降
といった様々なチャート遷移での目線の切り替え、エントリーポイント、決済ポイントが解説されています。

 

 

そして、エントリーチャンスはこのトレンド用ロジックでも多めになっていますね。

 

一般的には、トレンド相場の場合、
頭と尻尾はくれてやれ
と言われており、
その中身の部分だけを一回のエントリーで、
できるだけ損小利大で取っていく事が望ましいとされています。

 

しかし、このグランドセオリーFXでは先に示したように、トレンドを4つに分けており、
それぞれのタイミングで細かくエントリーしていきます。

 

なので、多い時には1つのトレンドで4,5回ほどのエントリーチャンスがあります。

 

 

これら「転換」「初動」「中間」のエントリータイミングを
全て自分のものにして使いこなせれば良いですが、
そこまで行くにはそれなりに練習期間が必要でしょうね。

 

しかし、どのパターンでも損小利中のトレードを目指しているので、
どれか1つでもマスターできれば、それだけでも十分な武器になるはずです。

 

 

チャプター3「ローソク足ロジック編」

 

ポイント

ローソク足の組合せを利用する事でレンジロジック、トレンドロジックの精度を高める

包み足、N字、スティック、オセロ、トリプル、コンボを活用

このチャプターでは、先のチャプター1のレンジCBMロジック、チャプター2のトレンドCBMロジックを補完し、
精度を高めるという意味で、ローソク足を活用していこう、という意図になっています。

 

しかし、
「このローソク足の形状が出たら買いましょう、売りましょう」
という書店に売っている参考書に書かれているようなローソク足の組合せの紹介ではなく
グランドセオリーFX的に利用価値の高いローソク足の組合せを数多くのケーススタディーと共に
その具体的な使い方を解説しています。

 

この中では、「包み足」「スティック」などは全くのFX初心者以外でしたら、
だいたい知っているでしょう。

 

N字」もそれなりに勉強している人なら、ピンとくるFX用語のはずです。

 

しかし、「オセロ」「トリプル」「コンボ」については、
知っているトレーダーは少ないのではないでしょうか。

 

私はこのようなローソク足の呼び方は初めて知りましたので、
私の勉強不足か、もしくは「らいく」氏の造語でしょう。

 

ローソク足の解説ですので、当然これも決まりきった固定的な捉え方はできません。

 

例えば、ローソク足の3本の組み合わせなどは、
その形状から決して同じものは現れないといって良いでしょう。

 

厳密に言ってしまえば、1本のローソク足だって
その実体の長さ、上ヒゲの長さ、下ヒゲの長さを考えれば、
同じ形状のローソク足が出る確率は極端に低いはずです。

 

そして、それらのローソク足の複数の組み合わせを考えるんですから、
似たようなパターンは出ますが、決して同じパターンは出ないと言えます。

 

それらローソク足のパターンを視覚的に捉えるので、
機械的に判断するのではなく、柔軟に判断するスキルが求められます。

 

よってここでも、数多くの例題を提示して、そのニュアンスを伝えようとしています。

 

 

全体を確認しての感想としては、
これらローソク足のパターンを利用すれば、
今まで見逃していたエントリーチャンスが増えるという事は言えそうです。

 

しかし、勝率が上がるというわけではないような気がしますね。

 

それなりに損切りトレードもありますが、エントリー回数が増えた分だけ利益も増える
というイメージでしょうか。

 

 

そんな中、「N字」や「オセロ」などは出現率が高くて利用価値がありそうです。

 

おそらくトレンド相場の時には、この2つのローソク足パターンは
かなりの頻度で出てくるはずですので、これらだけでもマスターしておきたいです。

 

 

しかし、ローソク足の重要なポイントとしては、
時間軸によってその精度が変わってくる事が挙げられます。

 

つまり、時間軸が大きくなればなるほど、その精度は増していきますが、
時間軸が短くなればなるほど、その精度は落ちてくるのが一般的な見方です。

 

グランドセオリーFXの推奨時間軸である15分足、30分足、1時間足なら
十分に利用価値のある考え方ですが、5分足、更には1分足だとどうでしょうか。

 

5分足ならまだしも、1分足ではローソク足1本1本の意味なんてほとんどありませんから、
ここでのローソク足の組合わせはほとんど使えないでしょうね。

 

やはり、15分足チャート以上で利用したい考え方です。

 

 

チャプター4「ライントレード編」

 

ポイント

ラインを引く事でレンジロジック、トレンドロジックの精度を高める

ラインはブレイク狙い、逆張り狙い、利確、損切り位置の目安として利用

ラインというと、三角持合、チャネルライン、ウェッジといった
チャートパターンを認識させる為の方法もありますが、
グランドセオリーFXではそのようなラインの引き方はしません。

 

利用するのは、基本的なサポートライン、レジスタンスライン、
そして、斜めに引くトレンドラインのみです。

 

特に、エントリータイミングを計るための短いラインを多用しています。
(らいく氏はこれを「チャイルドライン」と命名しています)

 

つまり、エントリータイミングを計るために直近のローソク足2,3本程度の並びからでも
水平ラインを引いたり、トレンドラインを引いたりして、
そこからのブレイクを狙ったりします。

 

この辺りのライン引きの感覚は初心者には難しいですし、
かなりの慣れが必要になるでしょうね。

 

このライン引きのスキルに関しても、これだけを単独で利用するのではなくて、
先のチャプターで学習したローソク足の形状などと併せて用いる事で
レンジロジック、トレンドロジックの精度を向上させる事を目的としています。

 

 

ラインの引き方というのは、各トレーダー毎の流儀、流派みたいなものがあって、
トレーダーによっては、ヒゲの先端部分から引いたり、
トレーダーによっては、ローソク足の実体部分から引いたり、
また、
トレーダーによっては、できるだけキッチリと引いたり、
トレーダーによっては、ある程度ズレていても大まかに分かれば良いと思っていたり、
と様々です。

 

そして、グランドセオリーFXでのラインの引き方は、
ヒゲの先端から引くとか、ローソク足の実体部分から引くとかは決まっていません。

 

その時その時のチャート形状に合わせて、"最もしっくりくる位置"でラインを引いています。

 

私はこれまで多くのトレーダーのライン引きを見てきましたが、
それらと比較すると、わりと大まかに引くタイプですね。

 

おそらく、複数の勝ち組トレーダーに同じチャートを見せてラインを引いてもらった場合、
全員が同じ位置にラインを引くとは限らないでしょう。

 

というか、違ってくるのが当然でしょう。

 

しかし、ラインの位置が違っていても、皆さん勝てているのは、
自分の手法にあわせたラインの利用の仕方をしているからです。

 

ライン引きはチャートを相手にしたスキルですので、
そこに単一の正解が出せるものではない事を理解しておかなくてはいけません。

 

私も初心者時代の頃、それが機能するのかしないのか分からないまま
とにかくラインを引き続けていました。

 

今でもラインを引いた昔のチャートが残っていますが、
全く見当違いなところにラインを引いていたりして、
自分のスキルが未熟だった事を思い知らされます。

 

 

ライン引きというのは、たくさん引くという経験が要求されます。

 

そして、たくさん引く事で自分なりのコツみたいなところが分かってきて、
次第に適切な位置にラインが引けるようになっていきます。
(正解のラインではなく、あくまでも自分にとっての適切なラインです)

 

グランドセオリーFXでは、ライン引きをマスターするためのケーススタディーが豊富に提供されていますが、
正直言って、慣れが必要ですし、時間もかかります。

 

なので、個人的にはグランドセオリーFX内ので学習の優先順位としては
低くしても構わないという印象ですね。

 

 

チャプター5「スイングトレード編」

 

ポイント

4時間足チャート、日足チャートをメインとした数日間保有するスタイル

基本的にはデイトレ用のレンジロジック、トレンドロジックと同じ

デイトレとは違うマインドの分析

デイトレとスイングとのポジションサイズの関係性

マニュアルの中では "スイングはデイトレとは全く別物" という文面も見られますが、
このチャプターの全てを確認したところ、そのロジック、考え方は、デイトレとほぼ一緒ですね。

 

これまで学習してきたレンジロジック、トレンドロジックを時間軸を大きくして用いているだけ、
と考えてもらっても構わないでしょう。

 

ただし、多少トレンド相場の優位性が増すでしょうか。

 

デイトレではトレンドに逆らっての逆張りトレードも普通にやっていましたが、
スイングではトレンドに逆らってポジションを持つ事は厳禁としていますね。

 

このチャプターで新たな知識というかロジックの提供はありません。

 

これまでのデイトレ用の手法として学習したレンジロジック、トレンドロジックをそのまま利用しますが
4時間足、日足レベルとなると、1本1本のローソク足の生成までに時間がかかるために、
その分、エントリー回数は減ります。

 

つまり、待ち時間が長くなります。

 

今までデイトレをメインにトレードしていた人がスイングにスタイルを変更すると、
トレードチャンスが少なくて待てない場合もありますので、そこは注意した方が良いです。

 

しかし、時間軸を大きくするということは、
チャートが綺麗に動きやすく、ロジックも効きやすくなる傾向にありますので、
今まで時間軸が短いデイトレで結果を残せなかった人でも
スイングなら結果が出せる可能性もあります。

 

らいく氏の解説を視聴したところでは、
4時間足をメインにしたとしても、毎回必ず4時間間隔でチャートを確認する必要もなく、
1日3回くらいでも大丈夫と言及していますし、
もちろん日足なら、1日1回のチャート確認で済みますので、
ここでのスイングの手法は試してみる価値はあります。

 

 

または、メインでは15分足や30分足のデイトレをやって、
サブの手法として、4時間足、日足のスイングも併用していくというスタイルでも良いでしょう。

 

スイングとなると、日をまたいでポジションを保有するので、
心理的な負担が気になる人もいるかもしれませんが、
ここではスイングならではの分割エントリー、分割決済の方法も解説されています。

 

特に日足レベルのスイングとなると、何週間もポジションを保有する可能性もありますので、
このマニュアルに書いてあるような節目節目で分割エントリー、分割決済していくと、
心理的な負担も軽くなり、心に余裕を持ちながらトレードできるのでお勧めです。

 

 

チャプター6「トレード学習法」

 

ポイント

トレードにおける対話学習の重要性

インプットとアウトプットの質と量を高める

自分の喜怒哀楽といった感情に向き合う

トレードの学習方法として、対話学習法(ILT)を推奨しています。
ILTとはIntelligence Learning Traderの略で、らいく氏の造語だそうです。

 

このチャプターでは、チャートを掲載してのトレード解説は一切出てこず、
ひたすら文章と音声だけです。

 

そしてその中身は、とにかく"学習する事"、"メモを取る事"をあらゆる言葉で強制してきます。

 

おそらくこの商材を購入した人の多くがPDFファイルを数回読んだだけ
動画を数回視聴しただけ、音声を数回聴いただけ、で学習を終えているでしょう。

 

それでこの商材の中身を100%理解できていれば良いのですが、
そんな天才は極々少数派のはずです。

 

例えば、学生の頃に英単語をどうやって覚えたでしょうか?
教科書に載っている英単語をただ眺めているだけで覚える事ができたでしょうか?

 

たいていの人は、自分で手を動かしてその英単語を何度も書いて覚えたでしょう。
更には自分で実際にその英単語を声に出して何度も発音して覚えていったでしょう。

 

目から得られる視覚的な情報だけでなく、
手から得られる触覚的な情報、更には、
耳から得られる聴覚的な情報も併用する事で
脳を活発に動かし、その英単語の情報を頭の中で刷り込ませていったはずです。

 

英単語というシンプルでハッキリとした答えが出ているものに対してさえ
そうやってあらゆる人間の感覚をフル活用して何度も何度も反復作業をして覚えていったのに、
相場というハッキリとした答えが出せない、英単語とは比べ物にならないくらい複雑なものに対して
なぜ視覚だけの情報に頼って数回の学習で終えてしまうんでしょうか?

 

特にグランドセオリーFXの商材としてのボリュームは膨大です。

 

たった数回読んだり聴いたりするだけで
作者である「らいく」氏の真意まで汲み取れるほどその内容を十分に把握できるはずはありません。

 

ここで提示されている対話学習法は、面倒くさくて時間がかかるように思ってしまいますが、
逆に、このような面倒くさいやり方のほうがトレードで勝つ為の近道なんですね。

 

 

私はこれまで数多くの商材を見てきて、
その中で「これは!」という商材に関しては、
自分もこの対話学習法と近いやり方で勉強しています。

 

実際、私のブログを見ていただければ分かるように
自分の言葉で各商材の長所、短所、基本、実践、応用など、
様々な角度からアウトプットしていますよね。

 

このように私の経験からも
単に商材を眺めて学習を終えるのではなくて、
自分なりの言葉でアウトプットしていったほうが遥かに理解力が上がります。

 

与えられたものをただ何も考えずにやるだけのトレーダーではなく、
与えらたものを基盤として、自分で考えて行動できるトレーダーになって欲しいですね。

 

 

チャプター7「スキャルピング編」

 

ポイント

5分足チャートをメインとしたスキャルピングスタイル

基本的にはデイトレ用のレンジロジック、トレンドロジックと同じ

トレードできない相場状況の見分け方

デイトレ、スイングより回転は効くがトレードとしては最も難しい

15分足や30分足チャートを連動させたマルチタイムフレーム的なトレード

ロジック自体はチャプター1で学んだレンジロジック、
そしてチャプター2で学んだトレンドロジックとほとんど一緒で
ここで新しいロジックが提供されるわけではありません。

 

基本的には今まで学習してきた事を5分足チャートで行っているんですが、
時間軸が短くなるほどチャートのランダム性やローソク足の形状のランダム性が増してきますので、
ロジックの有効度も下がってしまう可能性もあります。

 

そこでこのチャプターでは、5分足で用いる時の注意事項などが実践例と共に解説されています。

 

特に注意したいのが、低ボラティリティの相場の時ですね。

 

ほとんど動いていない動意づいていない相場をレンジ相場だと勘違いして、
レンジロジックで臨んでいくのは、FX初心者がやってしまいがちな間違いです。

 

グランドセオリーFXでの5分足スキャルピングは、
それなりにボラティリティがある事が前提で臨む必要があります。

 

 

また、5分足チャート単独でのトレードが難しく感じるなら、
15分足チャートや30分足チャートも同時に見る事を推奨しています。

 

つまり、15分足チャートや30分足チャートでのロジック出現を確認して、
5分足スキャルピングでは、その方向へトレードする感じですね。

 

このようなマルチタイムフレーム的な思考でスキャルピングをしていけば、
期待値を下げずに済みます。

 

 

ここにきてようやくマルチタイムフレーム的なトレード方法が登場してきましたが、
やはり、5分足くらい短い時間軸になると、それ単独のトレードではうまくいかないようですね。

 

15分足だったり、30分足だったり、もしくは1時間足でも構わないのですが、
どれか一つ大きな時間足を決めて、まずはそちらでの買いサイン、売りサインのロジックの出現を待って
そこから5分足チャートに切り替え、細かくトレードしていくイメージでしょうか。

 

他には、5分足メインのスキャルピングをしている人は、
トレード好きでエントリーしたくてたまらない、いわゆるポジポジ病のトレーダーが多いので、
熱くならないようなマインドの管理も必要となり、それについても言及されています。

 

 

おそらくサラリーマンの方は、仕事を終えて帰宅後にトレードするケースが多いでしょう。

 

そして、生活スタイルによっては、2〜3時間しかトレードの時間が取れないので、
5分足チャートを使ったスキャルピングをしようと考え、このチャプターに注目している人も多いと思いますが、
このスキャルピングのチャプターだけをピックアップして学習しても効果は望めないです。

 

チャプター1からの学習の積み重ねがあってこそ、ここでのスキャルピングが活きてくるので、
端折ったりせずに順番に学習を進めて下さいね。

 

 

また、グランドセオリーFXに限った事ではないですが、
スキャルピングとは、自身のマインドに物凄く影響を受けるトレード手法です。

 

エントリーや決済などの決断をするまでの時間が短く、回数も多いので、
その分、判断ミスの確率も高くなり、短時間で損切りを連発する可能性もありますので、
それでも冷静な心理状態でトレードできるかどうかが重要です。

 

負けトレードを挽回する為だけにトレードしようとしていないか、
熱くなり過ぎてルール違反を繰り返していないか、
このような間違った精神状態では絶対に勝ち続ける事はできません。

 

なので、自分の心と向き合えない人は、最初は5分足ではなく、
15分足や30分足などの大きな時間足からトレードを始める事をお勧めします。

 

もしくは、デモトレードや最低枚数でのリアルトレードを繰り返し、
心理的負担の少ない状態から自分の心の変化を認識しておく事を強くお勧めします。

 

 

チャプター8「トレードノート編」

 

ポイント

トレードデータを記録する事の重要性

記録する事でエントリーと決済に根拠が持てる

トレード時の感情の記録

なんとなく「最近は調子が良いなぁ〜」とか「負けが込んでるなぁ〜」という
頭の中の記憶だけでは同じ間違いを繰り返す事になり、ほとんど成長できないでしょう。

 

しかし、トレードノートを書く習慣をつけると、
余計なところでエントリーしなくなり、感情的なトレード、ルール違反のトレードが減少し、
同じ間違いを減らす事ができるようになります。

 

なぜならば、トレードノートを意識するだけで、
この後トレードノートを書くのだから、
 理屈の通ったトレード、自分なりに筋の通ったトレードをしなくちゃ
という気持ちが芽生えてくるからです。

 

最初は嫌々続ける事になるかもしれませんが、
続けていれば潜在意識の中にその行動が落とし込まれ、いつしかその行動が習慣化します。

 

例えば、誰だって朝起きたら歯を磨きますし、顔を洗います。
良いとか悪いとか関係なしに、自分が意識するしない関係なくそれが習慣化していますよね。

 

それと同レベルにまで落とし込むんです。

 

良いとか悪いとか、面倒くさいとか時間がないとか、そんな事関係なしに、
生活習慣の中の1つとして"トレードノートを書く"という行為を
無意識レベルでやっていくようにするんです。

 

やってみたら分かります。
自分のトレードデータがどんどん貯まっていくのって、結構嬉しいものですよ。

 

 

そして、続けていくうちに、多くのチャートパターンが自然と頭の中に入るようになっていて、
「このチャートパターンの時には結構負けてるなぁ」
とか、
「このチャートパターンの時には私は勝ちやすいのか」
というような事が分かってくるものです。

 

更に、トレードノートを書く時には、心の動きを記録しておくことは特に重要です。

 

トレード時に、自分は何を考えていたのか、
喜怒哀楽のどの感情に支配されていたのか、
それらを記録として残しておくことで、自分の心と正しく向き合うようになり、
次第にトレード時の心の振幅も小さくなっていきます。

 

そうなると、手法というものを正しく理解でき、
相場状況も冷静に判断でき、裁量判断の精度も増していきます。

 

 

私の初心者時代の勝ててない時には、やはりトレードノートは付けていませんでしたが
一念発起して、トレードノートを書く事を決意し、
更には自分のトレードデータをマイクロソフトのACCESSというデータベースソフトに全て入力するようにしました。

 

そして、数万件というトレードデータを元に、SQLというプログラミング言語を駆使して、
様々な角度から自分のトレードの特徴、長所、短所を分析して、ルールの改善に努めていきました。

 

そうやって地道に積み重ねてきた検証作業は自分の財産です。

 

私は元プログラマーでしたので、このような解析方法でトレードの改善を図っていきましたが、
そこまでやらなくても、トレードノートを残していけば、自分なりの特徴、長所、短所は見えてくるはずです。

 

このチャプターに書いている"記録として残しておくべき項目"を
毎回全て記述していくのは面倒なので、最初は少しずつからでも良いので始めていきましょう。

 

あとで絶対役に立ちますから。

 

 

更には、このチャプターの後半には、
"チャートも手書きで"
とあるのですが、ここまでやるとなると、時間がかかり過ぎてしまいますね。

 

1画面に見えているローソク足の本数は100本以上に及んでいる人もいるでしょうが、
それを毎回手書きするのは、さすがに時間対効果が悪すぎます。

 

やればもちろんトレード力は付いてくるはずですが、
正直、私はチャートの手書きまではやった事はありません。

 

昔、まだパソコンが普及していない時代では、
新聞を見ながら1日遅れの情報を参考にしてローソク足を手書きしながら
分析していたと聞いています。

 

今思うと、「どれだけ非効率なんだ」と思ってしまいますが、
当時はそれが普通だったんですね。

 

今の時代は便利になり過ぎていますが、
"トレード力を身につける為に、自分は何をすべきなのか"
という視点を持ち、トレードノートも習慣化していきたいですね。

 

 

チャプター9「マルチタイムフレーム編」

 

ポイント

大きな時間足は日足、もしくは4時間足を使用する

3つ以上の時間足でのマルチタイムフレーム分析は不要

大きな時間足と小さな時間足の方向が違っていてもトレードする

"チャートを囲う"というテクニック

通常のマルチタイムフレーム分析の考え方は、
"大きな時間足の方向を確認して、その方向に従って小さな時間足で仕掛けていく"
といえます。

 

こうする事で、
できるだけ確率の高いエントリーポイントに絞ってトレードしていけば期待値の向上が見込める
というのが一般的な考え方です。

 

しかし、らいく氏のマルチタイムフレーム分析の考え方はちょっと違っています。

 

どういう事かというと、
大きな時間足と小さな時間足を併用する場合、
大きな時間足でもエントリーして、小さな時間足でもエントリーします。

 

そして、
大きな時間足の方向と逆向きに小さな時間足でエントリーのサインが出たとしても
果敢にエントリーしていきます。

 

例えば、一般的なマルチタイムフレーム分析でのトレードでは、
1時間足と15分足の2つの時間軸でマルチタイムフレーム的なトレードをする場合
1時間足が上昇トレンドなら、15分足も上昇トレンドの時に絞ってロングを仕掛けます。

 

しかし、らいく氏の場合は、
1時間足が上昇トレンドとなっていて、
15分足の上昇トレンドが崩れて下降し始めた時にはショートで仕掛けようとします。

 

つまり、1時間足が上昇トレンドでも、15分足が下降を示したら果敢にショートします。

 

なので、もしもその時、
15分足の下降が本格的な下降トレンドに転換してくれたら利益になってくれますが、
1時間足の上昇トレンドの単なる一時的な調整の下落で終わってしまって
再び上昇トレンドに回帰した場合は、もちろん損切りとなってしまいます。

 

このあたりはマルチタイムフレーム分析の本道の考え方ではなく、
らいく氏の主観というか持論がかなりの部分を占めています。

 

このようなトレンドと逆向きのエントリーで継続的に利益が出せるのは、
それなりの熟練者だけだと思われ、かなり高度なテクニックが要求されるでしょう。

 

個人的には、大きな時間足の方向だけにエントリーするというシンプルな思考の方が
迷いもなくなり、分かりやすいと思うんですが、
らいく氏は "エントリーを絞り込む"、"エントリーを減らす"という発想が好きではないようです。

 

 

このマルチタイムフレームについての考え方は、
順張り、逆張り、共に取れる「らいく」氏ならではであり、
FX初心者がこの考え方の全てを信じて真似しようとすると、おそらく混乱すると思います。

 

 

考え方としては、マルチタイムフレーム分析というよりは、
大きな時間足と小さな時間足の両方のサインでエントリーしましょう
という感じですね。

 

そして、その為には単一時間軸でのトレードの精度を上げていきましょう、
その上で、複数時間軸を併用してトレードしていけば、トレード回数が増えて利益も増えます
という主旨となっています。

 

 

再度確認ですが、マルチタイムフレーム分析の考え方ついては、
らいく氏の主観がかなり入っていて、異質なものとなっています。

 

これを信用して、自分のトレードに取り入れるかどうかはあなた次第ですが、
個人的には、最初からこのレベルを目指すべきではないと思っています。

 

ここに書かれている事が普通に出来ていれば、
月間2000〜3000PIPSも余裕で取れてしまいますが、
そんなトップトレーダーを最初から目指すべきではないです。

 

私はトレードにはマルチタイムフレーム分析は必須だと思っていますが、
このチャプター9の考え方のうち、
大きな時間足のサインが出たら、その間は小さな時間足でその方向のサインのみに従う
という王道的な思考でトレードしていった方が分かりやすくてお勧めです。

 

 

そして最後に、"チャートを囲う" というテクニックは面白いですね。

 

詳しい内容は話せませんが、
これは視覚的に訴えかけてくるので、間違った判断をしなくなるでしょう。

 

私も自身のトレードに取り入れてみたいテクニックのひとつです。

 

 

チャプター10「ポジションサイジング編」

 

ポイント

自分に合ったポジション量を探す

自分の得意分野の手法のロット数を増やし、苦手分野の手法のロット数を減らす

ロットを上げる最適なタイミング

適切なポジション量というのはトレーダーによって多少考え方が違ってきますが、
私がこれまでたくさんの商材を見てきた感じでは、
"1回のトレードにおける損失額は、総資金に対して1〜2%以内に収める"
というのが、一般的な考え方といって良いでしょう。

 

その上で、総資金(円)、リスク許容度(%)、損切りまでの距離(PIPS)から
適切なポジション量を決めるようにするわけです。

 

例えば、総資金が100万円、リスク許容度が1%、損切りまでの距離が20PIPSとなっていたら、
1000000×1÷20=50000
となり、5万通貨単位というロット数でトレードする事が適切だとされています。

 

こうやってロット数を計算すれば、
毎回トレードの損失額は常に総資金の1%になっているので、
大幅な資金減少を受けずに、いつでも挽回可能な状態でトレードできますね。

 

しかしこれは一般論であって、全てのトレーダーに当てはまるわけでもないです。

 

人によっては1%のリスクでは少なすぎて面白味がないと感じるでしょうし、
人によっては1%のリスクでも多過ぎてドキドキが止まらないと感じるでしょう。

 

なので自分のメンタルに適した量のロット数でトレードする事も考える必要はありますが、
多過ぎるロット数だけは避けた方が良いです。

 

らいく氏のポジションサイズに対する考え方は、
リスク許容度は最大2〜3%は取っても支障はないとしており、
一般論よりは攻撃的なサイズでも構わないとしていますね。

 

もちろんこれは、自分のトレードルールがしっかり決まって、
ブレないマインドも持っている事が前提となります。

 

 

その他にも、自分の得意なトレード手法の時はロット数を増やして、
苦手なトレード手法の時にはロット数を減らすなどのちょっとしたテクニックもありますね。

 

ポジション量というのは自分で決める事ですが、
逆に言うと、自分で簡単に破る事もできてしまいます。

 

特に、負けを取り戻そうと熱くなり、
あまりにも大きなロット数で一発勝負で負けてしまって市場から退場
などはよくある話です。

 

感情的なポジョションを持つ事の戒めも、ここではしつこいくらいに書かれていますので、
しっかり胸に刻んでおきたいですね。

グランドセオリーFXの不満な点、マイナスポイントは?

グランドセオリーFXの総合評価は後述しますが、
その前に、不満点というか、気になる点、マイナスポイントを先に述べておきます。

PDFファイルに誤字が多く、体裁的な面で分かりにくい

 

グランドセオリーFXでは、チャプター1からチャプター10まで
全てPDFファイルが提供されているのですが、
誤字が多く、また色の配色やチャート図とトレード解説の関連性が分かりにくいです。

 

よくあるのは、+1σと−1σの間違い、陰線と陽線の間違いですね。

 

まぁ、前後の文脈の流れで分かるから良いんですが、
ちょっとストレスが溜まって集中力が途切れる部分ですね。

 

そして、チャート図を掲載してトレードの解説をしているんですが、
1つのチャートで複数回エントリーしていて、
それらのトレード解説の文章がチャート図の周りを囲うように配置されている為に、
どの文章がどのトレードの解説をしているのかが分かりにくいです。

 

チャートの形状は様々なので、その空いている隙間に解説を挟むという形式は
仕方ない面もありますが、文字も小さめで、ごちゃごちゃしていて見にくいです。

 

更には、チャート図の次のページ以降にもトレード解説がしてあるのですが、
これに関しても、どのトレードの解説をしているのかが分かりにくいです。

 

 

トレード毎に番号を振っていれば関連性がハッキリすると思うんですが、
そのような事をしていないので、一つ一つ文章とチャート図を見比べながら
どのトレードの解説をしているのかを自分で探さなければいけないのは面倒ですね。

 

らいく氏の言葉づかい

 

グランドセオリーFXでは動画と音声で「らいく」氏本人が
トレード解説、及びマインド解説をしているのですが、
その時の言葉づかいがちょっと気になりますね。

 

動画と音声では彼の熱弁ぶりが非常によく伝わってくるのですが、
何と言えばよいんでしょうか、言葉の選択に品が無い部分が多いという印象です。

 

具体的には、「クソロジック」「サルみたいに」「ルールバカ」というような言葉を
平気で使っているので、人によっては、
口が悪いと感じたり、生意気に感じたり、見下されたと感じる場合もあるでしょう。

 

話し方から推測するに、我が強い印象を受けますので、
もしかしたらそれを不快に感じる人もいるかもしれませんね。

 

この辺はどうなんでしょうか?私が気にし過ぎているだけで、
10代や20代の若者なら気にならないんでしょうか?

 

個人的には、せっかくの優良商材の品位を下げている感じがして勿体ない気がします。

 

トレードの王道とは違う「らいく」氏独自の主観を受け入れるかどうか

 

私も裁量トレーダーですが、
私はどちらかというと裁量トレードの王道を行っていると思っています。

 

しかし、らいく氏はテーマによっては独自の主観で語っている部分もあります。

 

特にマルチタイムフレーム分析に関するらいく氏の見解は、賛否分かれるでしょう。
(詳しい内容は先のチャプター9のレビューを見てください)

 

順張り指向の私にとってマルチタイムフレーム分析は必須項目ですが、
らいく氏はそれほど重要視していない印象です。

 

これは決して軽視しているという意味ではなく、
グランドセオリーFX的にはメインテーマにはなっていないという意味です。

 

 

らいく氏は元々逆張り指向である事が影響しているのか、
単一の時間軸の精度を上げる事を重要視して、それができた上で、
マルチタイムフレーム分析を行う事を推奨しています。

 

しかし一般的には、マルチタイムフレーム分析を先に学習して
優位性のあるエントリーポイントを絞り込む事でトレードの精度を上げる事が推奨されています。

 

この2つのうち、私は後者の意見に賛同しますが、
だからといって「らいく」氏の主張を否定するつもりはありません。

 

勝ちトレーダーが100人いれば、100通りの主義主張が存在するからです。

 

しかし、FX初心者の場合、何が王道で何が邪道かも分かっていないケースもありますので、
むやみに信用するのではなく、自分に合っているのか常に考える必要がありますね。

グランドセオリーFXの評価

評価:hyouka-4h

 

5段階評価で4.5点を付けたいと思います。

 

正直驚きです。
裁量トレードとしてのロジック、そしてそれに伴う関連事項を
その微妙なニュアンスの部分も含めて、できるだけ正確に伝えよう
という意思が感じられる商材というのは久しぶりです。

 

もちろん、内容としては申し分ないので、
評価としては5点満点をつけるべき商材なんですが、あえてここでは4.5点としました。

 

では、そのマイナス評価の−0.5点の部分は何かというと、
先に挙げた誤字問題、言葉づかいなどですね。

 

私がこのグランドセオリーFXを検証しているのは、まだ販売前の段階なので、
もしかしたら販売後、購入者の指摘によって徐々に改善されていくのかもしれませんが。

 

 

そして、あらかじめ言っておきますが、
このグランドセオリーFXでは、購入者にハイレベルな作業、そして思考を要求してきます。

 

しかし、裁量トレーダーとして勝てている人なら、
おそらく誰もが似たような作業、思考をしていると思いますので、
それを理解した上でついてきてくださいね。

 

らいく氏は、
片手間に勝つ事なんてできるわけがない
血と汗を流して、いっぱい泥臭い努力をして、たくさん経験していこうぜ
というスタンスを取っています。

 

手法、ロジック全般について

 

グランドセオリーFXの手法は、どの時間軸であっても損小利中のトレードを目指していて、
勝率は6割ほどでしょうか。

 

らいく氏本人は、相場状況によって勝率は5〜7割ほどに変化すると言っていますね。

 

そして、エントリーポイントを厳選するタイプではなく、
チャンスが来たら果敢に攻めるタイプです。

 

例えば、+1σに沿った巡航速度の上昇トレンドが続いている場合、
ロジックに一致している場面ならば、
最大3つくらいまではポジションを積み増していきます。

 

つまり、ひとつのトレンドで複数回エントリーしていきます。

 

また、レンジ相場の時では、上限からの売り、下限からの買いを平等に行っていきます。

 

 

更には、プライスアクション的な要素も含まれているので、
エントリー位置は他の商材と比較すると、わりと早めで、
その分、エントリー回数は多めになっています。

 

よって、どの時間軸で用いても、エントリーが少なくて困るという事はないでしょう。

 

 

そして、先に少し書きましたが、手法の特徴のひとつに、"ポジションの積み増し"があります。

 

つまり、エントリー条件に一致しているのなら、
たとえポジションを持っていても最大3つほどはポジションを上乗せしていきます。

 

いわゆる、ピラミッティングというテクニックですね。

 

例えば、ひとつのトレンドが発生している状況の時に、
トレンドの「初動」でエントリー条件に一致して、1ポジションを持ち、
中間」でエントリー条件に一致して、2ポジション目を持ち、
更にエントリー条件に一致したら、3ポジション目を持つ、
というスタイルになっているのが特徴です。

 

一度のエントリーで損小利大を目指すのではなくて、
複数のエントリーそれぞれで損小利中を目指していきます。

 

思惑と反対方向へ動いてしまった時のナンピンによるポジション積み増しは厳禁ですが、
このような利が乗っている時のポジション積み増しは獲得PIPSを増やす事になるので、
有効なテクニックだと言えるでしょう。

 

個人的には、レンジ相場とトレンド相場の見極めは参考になりますね。

 

私はグランドセオリーFXにおけるトレンド相場の「中間」場面をメインに狙っているので、
それ以外にも、「転換」や「初動」場面も狙えるようになると、
より戦略の幅が広がって利幅も増えそうだと感じています。

 

仮に、この商材の全てをマスターしたなら、
普通に1ヶ月2000〜3000PIPSは取れてしまいますが、
そこまで行けるトレーダーは稀でしょうね。

 

正直、私も全てをマスターする自信はないです。

 

しかし、逆の見方をすれば、全てをマスターする必要もないです。

 

生真面目に全てを覚えようとするのではなく、
自分の性格にあった2,3個のロジックだけでもマスターできれば
それだけでも十分に元が取れます。

 

 

商材のレベルとしては、私が見てきた中ではトップクラスの難しさですが、
裁量トレードとして必要な知識は全て網羅されているといっても過言ではないでしょう。

 

心配なのは、FX初心者がこの商材の良さ、真意を理解できるかどうかですね。

 

ある程度トレードを経験して、FXの難しさ、マインドの重要性を理解していて、
"裁量トレードを極めたい" と思っている人なら最後までついていく事はできるでしょうが、
初心者はしり込みしてしまうかもしれませんね。

 

そこだけが心配です。

 

裁量感覚について

 

おそらく多くの方は、
どのくらいルールが具体的なのか?
裁量の比重はどのくらいなのか?
を気にしていると思います。

 

そこで、私の個人的な主観で言いますと、
全くルールに依存していない完全裁量トレードを0%、
自動売買のような完全にルールに縛られたトレードを100%とした場合、
グランドセオリーFXのルール依存度は30〜40%程度となるでしょう。
(ちなみに私自身のトレードのルール依存度は70%程度だと自己分析しています)

 

よって、他の商材と比較すると、
裁量判断の割合が多い部類に属する商材だと言えます。

 

もちろん、商材内ではロジックがたくさん提供されていますが、
それらに完全に縛られる事を良しとしていません。

 

書かれているロジックをそのまま鵜呑みにして
何も考えずにトレードする事の愚かさも説いています。

 

裁量判断が多いという事を
"曖昧で分かりにくい"と捉えるのか、それとも、"融通が利く"と捉えるのかは
利用者の心構え次第とも言えますが、
少なくとも同じ裁量トレーダーの私としては、
非常に興味深く勉強できましたし、感化される部分も多かったです。

 

私も自分のブログで自分なりの裁量感覚をその都度記事にしていますが、
このような抽象的な感覚を伝えるのは難しい事だと私も認識しています。

 

しかし、らいく氏の裁量感覚の伝え方というか、チャートの雰囲気の伝え方というか、
そのあたりのニュアンスの使え方は非常に上手ですね。

 

先に書いたように、言葉づかいに難はあるかもしれませんが、
言っている事は極めて真っ当であり、自分の経験から導き出された魂の言葉であり、
裁量トレーダーの何たるかを本当に理解している人の伝え方です。

 

動画では数多くのケーススタディーが提供され、解説されていますので、
それらを何度も視聴する事で、どのあたりの裁量感覚を磨けば良いのかが
次第に分かってくるはずです。

 

 

たまに、
裁量判断を多くしているのは、
 勝っても負けても適当な言い逃れができるようにするためだ

という意見を言う人もいますが、
それは裁量トレードで勝てていない人の負け惜しみ、愚痴でしかありません。

 

頭を使わない固定のルールだけで勝ち続けているトレーダーはほとんど存在しません。

 

必ずその時のチャート形状などから自分なりに考え、
ルールを持ちつつも、裁量判断の余地も残しつつ、
柔軟に対応しながらトレードを繰り返しているから勝ち続けているんです。

 

このグランドセオリーFXでそのあたりの裁量感覚も養ってほしいですね。

 

 

なお、グランドセオリーFXのレビューは、このページだけではありません。

 

私のブログでは、ここでの詳細なレビューとは別に、
グランドセオリーFXの既購入者、及びこれから購入を検討している人の為に、
その手法の特性、具体的な利用の仕方などを紹介した検証記事を継続的に書いています。

 

是非、こちらの追加記事も参考にして、この商材の実力を充分に検討してください。

 

 

もし、この「グランドセオリーFX」について、
分からない事、疑問点などありましたら、
いつでも下記のメールアドレス、または、ブログの上部にある「お問い合わせ」から
ご連絡ください。

 

商材の詳しい中身については、ご返答できませんが、
あなたの現在のFXの状況、問題点なども添えてメールしていただければ、
この「グランドセオリーFX」があなたに合っているのか
私なりにアドバイスさせていただきます。

 

メールアドレス
kosugi236★gmail.com
(★を@に変えてください)

特典について

特典に関しましては、ご購入者特典一覧ページをご確認ください。

 

数多くの特典をご用意しており、全て無料でご提供しますので、あなたのFX活動にお役立て下さい。

 

 

更に、これらにプラスして、必ずお渡しするグランドセオリーFX専用の独自特典として、

 

グランドセオリーFX ローソク足パターン通知インジケーター

 

もご提供します。

 

これはどういったインジケーターかというと、
グランドセオリーFXでトレードする際に重要な位置づけとなっている、
上ヒゲ」「下ヒゲ」「N字」「オセロ
と呼ばれるローソク足の形状、及びそれらのパターンが出現した時に

 

MT4のチャート上に矢印によるシグナル表示

MT4の画面上にポップアップによるアラーム表示

指定したメールアドレスに、ローソク足条件の一致を知らせるメール送信

 

これらの機能を実行してくれる、私が開発したオリジナルインジケーターです。(MT4専用)

 

 

 

上記のチャプター3「ローソク足ロジック編」でも解説しましたが、
グランドセオリーFXでは、様々なローソク足の組み合わせを利用する事でトレードの精度を高めてきます。

 

しかし、複数本のローソク足の組み合わせだったり、
ボリンジャーバンドや移動平均線との位置関係の把握などは、
自分の眼だけではどうしも見落としがあるものです。

 

そこで、このインジケーターでは、マニュアルに書かれているローソク足のパターンうち、
代表的な7種類の組み合わせをロジックに落とし込み、
その組み合わせが出現した時に、通知してくれるようになっています。

 

グランドセオリーFXは裁量判断の多いトレード手法ですが、
このインジケーターを利用すれば、代表的なローソク足パターンは通知されるので
あなたの裁量判断の負担は軽減されるでしょう。

 

もちろん、アラーム音が鳴った時だけ、または、お知らせメールが来た時だけ
チャートを確認するというスタイルにすれば、
トレードする際の精神的負担、肉体的負担も軽くなるでしょう。

 

このインジケーターを使って無駄な監視時間を減らし、効率よくトレードしてくださいね。

 

 

この「グランドセオリーFX ローソク足パターン通知インジケーター」に関する個別記事もありますので、
もしよろしければ、こちらの記事もご覧ください。

 

既に他のサイトでこの商材を購入済みで、
上記に提示した私の独自特典のみを購入希望の方は、

 

独自特典のみの購入方法

 

こちらのページをご参照ください。

 

そして、これらの特典にプラスして、
私こすぎから、無制限のメールサポートもお付けします。

 

「グランドセオリーFX」では個別のメールサポートはありません。
メンバーサイトには、お問い合わせフォームは置いてありますが、
回答は全てメルマガ上、及び会員サイト上で返答するという形式になっています。

 

なので、この「グランドセオリーFX」の内容に関して、
個別に質問したい事がありましたら、何でも私に聞いてください。

 

もしかしたら購入者さんの中には、
「こんな初歩的なこと、販売者さんに聞くのは恥ずかしい」
「販売者さんでなく、実際の購入者の中立的な意見が聞きたい」
「マニュアルのこの部分ってこういう解釈で合っているの?」
などなど、いろいろな質問、疑問が出てくるかもしれません。

 

そのような場合、どうぞ私に質問してください。
あなたが諦めない限り、私も無制限にサポートします。

特典ダウンロード方法

インフォトップの決済画面に、下記画像の赤枠の中のように特典の表記があるかご確認ください。

 

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上記のように【こすぎからの特典】の表記があれば、
ご購入後、インフォトップの購入者ページから、特典がダウンロードできます。

 

 

万が一、確認しても見当たらない場合は、クッキー(Cookie)が有効になっていないことが考えられます。
ブラウザのクッキー設定をやり直して、再度お試しください。

最後に。。。

こんなにボリュームの多いレビュー記事を最後まで読み進める事ができた人は
本気で裁量トレーダーを目指したいと思っている人でしょう。

 

しかし、本商材のボリュームはこんなものではないですよ。

 

本当に勝っている裁量トレーダーが、どのような理論を使い、
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