FXビクトリーメソッドでトレードする際には、
まずチャートの背景的状況を分析する事から始めます。

具体的な分析方法はここに掲載する事はできませんが、
要するに、
今がトレードできる状況なのか、それともトレードできない状況なのか、
そして、トレードできる状況なら、順張り方針なのか、それとも逆張り方針なのか、
更には、ブレイクを狙うのか、それとも、押目買い・戻り売りを狙うのか、

を細かく分析していきます。

これを通常、30分足チャート、4時間足チャート、日足チャートで
マルチタイムフレーム的に分析する事で、現状を正確に把握できるようになります。

そして、複数通貨ペアで背景的状況を分析する事で
その日、方向性が明確な通貨ペアが見えてきますので、
その通貨ペアをトレード対象とする事が基本となります。

できれば、30分足、4時間足、日足の3つの時間軸の方向性が一緒で、
しかも、分かりやすいチャート形状をしていれば、
その通貨ペアをトレード対象にできるのですが、
毎日分かりやすいチャート形状をしているとは限りません。

特に日足チャートに関しては、1日でローソク足1本しか生成されませんので、
日足チャートの背景的状況を分析した結果、
トレードに不向きな状況だとした判断された通貨ペアに関しては、
数日、もしくは数週間経過してもトレードには不向きなままで、
なかなか状況が変わらない事もあります。

そのような時には、日足チャートがトレードに不向きな事を認識しつつ、
30分足チャートと4時間足チャートだけを分析してトレードする事になりますが、
やはり、日足チャートが不向きな状態だと、
勝率が多少下がったり、利大が望めない事も多いですね。

現在の相場は、低ボラティリティが日足チャートまで波及していて、
なかなか方向感の出てない通貨ペアが多いですが、
その中でも直近の日足を見てみると、
EURJPYとEURUSDは、弱持合の状態から下向きの圧力が強そうなチャート状態、
GBPUSDは、上昇トレンド中の持合状態で上向きの圧力が強そうなチャート状態
をしています。

そこで今週の水曜日、監視直後の30分足チャートを見てみると、
スクイーズ状態となっている通貨ペアが多かったので、
日足チャートのボリンジャーバンド±1σを意識しつつ、
トレンド方向へのエクスパンションが発生するようならエントリーしてみよう、
とシナリオを立てて臨んでみました。

以下はその時のトレード結果です。
まずは、EURJPYの30分足チャートです。
EURJPY140718
最初の赤色矢印がショートエントリー、次の赤色矢印が手仕舞いです。

黄色のラインも引いてありますが、
これは4時間足レベルでの三角持合のラインを表していて、
このライン割れも注目ポイントと見ていました。

つまり、
30分足チャートでは、スクイーズからの下方向へのエクスパンションへの発展、
4時間足チャートでは、三角持合の下値支持線ブレイク、
日足チャートでは、-1σ割れと安値更新、
と材料が揃った事を確認してのショートエントリーです。

決済に関しても、FXビクトリーメソッドのルール通りですが、
ちょっとタイミングが遅かったですね。

できればもう少し利大を追求すべきでしたが、
中途半端な含み益状態で反転してしまったので
最近の低ボラ相場を鑑み、小幅利確で終わらせました。

次に、USDCHFの30分足チャートです。
USDCHF140718
最初の青色矢印がロングエントリー、次の青色矢印が手仕舞いです。

USDCHFに関しては、この日の前日にも上方へのエクスパンションが起きていて、
それによって黄色いラインで引いた4時間足、日足レベルでの上値抵抗線を
ブレイクしており、この日の監視前には、高値圏での持合スクーズとなっていて、
再度のエクスパンションが起きるのかを注目していました。

そして、上記の30分足チャートを見て分かるとおり、
狭いスクイーズから徐々にボリンジャーバンドが拡大して、
一旦軽くプルバックした後の再上昇、
且つ、前日の高値を超えた辺りでロングエントリーです。

エントリー後は、+1σを割ることなく上昇が続きましたが、
23時に控えていたイエレン氏の議会証言を前に、
リスク回避の為に利確して終了としました。

最後に、EURUSDの30分足チャートです。
EURUSD140718
最初の赤色矢印がショートエントリー、次の赤色矢印が手仕舞いです。

4時間足チャートでは下向きのエクスパンション状態、
日足チャートでは短めのスクーズから-1σ割れに至って、
やはり、エクスパンションの初期状態となっており、
あとは30分足チャートが下向きに動き出すのを待つだけでした。

そして、こちらもロンドン時間にスクーズ状態から徐々に下向きに動き出し、
一旦軽くプルバックした後の再下降をショートエントリーです。

利確に関しては、-3σとタグを形成したところで手仕舞っており、
これもFXビクトリーメソッドのルール通りであり、
佐野さんの動画解説でも時折見せているエグジットパターンですね。

結果的には3回トレードして約+45PIPSほどになりました。
result140718

自分主体ではなくチャート主体で考える

この日水曜日のトレードに関してはうまくいきましたが、
実は今週の月曜日と火曜日もFXビクトリーメソッドで相場を監視していました。

月曜日は、背景的状況を分析した結果、
USDJPYとEURJPYは下方向が有利、GBPUSDは上方向が有利でしたので、
その動きを30分足で捉えようと注視していましたが、
結局、USDJPYとEURJPYは下向きに動く事は無く、
GBPUSDはスクーズから上向きのエクスパンションの動きをロングしましたが、
すぐに反転下降して損切終了でした。

そして、火曜日はEURJPYとEURUSDが下方向有利と分析できたので、
その動きを30分足で捉えようと注視していましたが、
指標発表を間近に控えてトレードできませんでした。

その日、背景的状況を分析しても、
監視中に自分の都合に合わせて、分析通りに動いてくれるとは限りません。

仮に、上方向が有利と分析できても、
30分足レベルでは、その日ずっと下降トレンドという事も起こり得ます。

その場合は基本的には見送るのが無難でしょう。

大きな時間軸で上方向が有利と分析したにも関わらず、
下降トレンドの動きをそのまま見送るのを勿体ないと思って
その場の雰囲気でエントリーしてしまっては、
何のための背景的状況の分析か分かりませんよね。

また、指標発表を直前に控えてのトレードも見送った方が無難です。

指標発表を起点として大きな時間軸の方向へ走り出す事も多いですが、
運の要素が多分に含まれ、テクニカル的な要因は低くなります。

常にチャート主体で考え、「エントリーしたい」「儲けたい」という
個人的な意思は全て排除して臨むようにしたいですね。

私を専業トレーダーへと導いてくれた商材です。
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