ドラゴンストラテジーFXでトレードする際の損切り位置は
おおよそ決まっています。

“おおよそ”という表現が正しいかどうか分かりませんが、
定量的に決まっているのではなく、
定性的に決まっているという意味です。

要するに、
損切りの位置は固定で何PIPSと決まっているのではなく、
また、計算式で何PIPSと求められるものでもないです。

チャート形状に即して、
ロングの場合なら直近安値の位置から判断して、
ショートの場合なら直近高値の位置から判断して
損切り位置を決めています。

なので、
ドラゴンストラテジーFXのルールをきちんと理解できていれば、
全く同じ位置にはならないにしても、
誰でも似たような位置に損切り(ストップ)を設定するはずです。

しかし、チャート形状は毎回異なっていますので、
時には、ストップの位置が
かなり遠くになってしまうケースもあるので注意が必要です。

例えば、急落後にV字回復した場合、
エントリーのサインが遅れてしまい、
結果的にストップの位置が遠くなってしまうことも多いです。

よって、ストップの位置が遠くなってしまう場合は、
ロット数をいつもよりも少なくしたり、
もしくは、エントリー自体を見送る、
などの裁量判断が必要になります。

個人的な感覚では、
ドラゴンストラテジーFXはスキャルピング~デイトレに属する手法なので、
ストップまでの距離は、遠くても30PIPSまでには抑えておきたいですね。

なので、もしもストップまでの距離が
30PIPS以上になってしまうチャート形状の場合は、
先に書いたように、ロット数を減らす、
もしくは、エントリー自体を見送るようにしましょう。

しかし、、、だからと言って、
ストップまでの距離が近過ぎるのも問題です。

基本、ストップまでの距離は近い方が好ましいんですが、
逆に、あまりにも近過ぎると、
相場のちょっとしたブレ、揺らぎに捕まってしまい、
余計な損切りトレードが増えてしまう危険性もあります。

近過ぎず、遠過ぎず、
チャート形状に即した適切な損切り位置は
どのFX商材であっても重要課題です。

ストップの位置に注目

先日の23日、東京時間の11時頃から、
ドラゴンストラテジーFXでトレードしてみました。

私がドラゴンストラテジーFXでトレードする際は、
全部で15個ほどの通貨ペアを監視しています。

「15個って多過ぎない?」と思われるかもしれませんが、
全然大丈夫です。

なぜなら、ドラゴンストラテジーFXでサインが出る時には、
アラーム音で知らせてくれるので、
チャートを一つ一つ見る必要がないからです。

この日も、ほとんどチャートは見ていませんでした。

アラーム音が鳴った時だけ、
その通貨ペアのチャートをアクティブ状態にして
サインの位置を確認し、
エントリーするかどうかを決める、
という、いつものルーチンワークです。

以下、トレード結果です。

EURAUDでのトレーディング

EURAUDの5分足チャート
drast20072501
斜めの青色ラインがありますが、
これがロングのエントリーと決済を表しています。

そして、エントリーした上向き緑色矢印の下には
オレンジラインを引きましたが、
ここがストップの位置です。

エントリーの位置から25PIPS程度の距離なので、
ちょっと広めですね。

もしも、このストップまでの距離が30PIPSを超えていたら、
ロット数を通常よりも少なめにすべきでしょう。

エントリー後はドラゴンバンド外で価格が推移し、
順調に含み益が拡大している様子も分かります。

そして、ルール通りに利確して終了です。

AUDUSDでのトレーディング

AUDUSDの5分足チャート
drast20072502
斜めの赤色ラインがありますが、
これがショートのエントリーと決済を表しています。

そして、エントリーした下向き赤色矢印の上には
オレンジラインを引きましたが、
ここがストップの位置です。

エントリーの位置から15PIPS程度の距離なので、
標準的でしょうか。

見た目にも、この位置まで上げてしまうようなら
失敗トレードとして諦めがつきませんか?

ストップの位置は自分で納得できるか、
そうした心理的な要因も重要です。

こちらもエントリー後は順調に下落が進んで含み益拡大、
ルール通りの位置で利確できました。

USDCHFでのトレーディング

USDCHFの5分足チャート
drast20072503
斜めの赤色ラインがありますが、
これがショートのエントリーと決済を表しています。

つまり、このトレードは損切りで終わっています。

この5分足チャートだけでは分かりにくいですが、
俯瞰的には綺麗な下降トレンドだったので、
ショートしてみたんですが、
持合中のサインに捕まってしまった形です。

ワンテンポ遅らせて、
次の下向き赤色矢印でショートしていたら
利確できていましたね。


result20072504
この日は東京時間の4時間だけの監視でしたが、
全部で3回トレードを行って2勝1敗、
合計で+56.8PIPSの獲得となりました。

ストップの位置は遠すぎると損失額が大きくなりますし、
近過ぎると相場のブレに捕まりやすくなります。

チャート形状に即した適切な位置に
ストップを設定するようにしましょう。

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