あなたはトレードする際の通貨ペアを
どのような基準で選んでいるでしょうか。
トレーダーによっては、
「一番慣れ親しんだUSDJPYだけでトレードしている」
「最も流通量の多いEURUSDだけでトレードしている」
「ボラティリティが大きいGBPJPYだけでトレードしている」
というように1つの通貨ペアだけでトレードしている人もいるでしょう。
もちろんそれでも構わないんですが、
“トレンドに乗る“という観点においては、
1つの通貨ペアだけでは機会損失となり、
なかなかエントリーチャンスに巡り合えないので
私はお勧めしません。
逆に、10個以上の通貨ペアを同時監視して
できるだけトレードチャンスを逃さないようにしている
トレーダーもいるでしょう。
こちらに関しても、もちろんそれでも構わないんですが、
通貨ペアを多くし過ぎると、
トレード分析にかける時間が多くなってしまいますし、
分析量が多いためにその作業自体が面倒で
大雑把になってしまう危険性もあります。
参考までに、私の場合は、監視対象通貨ペアとして
USDJPY、EURJPY、EURUSDの3つを中心に見ており、
これらに明確な方向性が見えない時には
サブでGBPJPY、GBPUSDも監視するようにしています。
つまり、3通貨ペア(+2通貨ペア)という監視体勢にしています。
一般的には、自分の目が届く許容範囲内での複数通貨ペアを監視して、
その中でトレンドになっている通貨ペアを見つけたら
それにエントリーする方針で臨んでいくべきでしょう。
マエストロFXの実践に際しては、
特に推奨する通貨ペアというものは無く、
通貨ペアの選択に関しては、
「通貨マトリックス分析法」を採用しています。
通貨マトリックス分析法の概略
通貨マトリックス分析法はマエストロFX特有のノウハウという訳ではなく、
その考え方自体は昔からあるものですが、
通貨ペア選択に際しての有効な考え方の1つと言えます。
詳しい解説はマエストロFXのDVDに収録されており、
そちらで学習してほしいのですが、
ここではその基礎的概略を解説しておきます。
- 主要通貨ペアを3つ選択
- 各通貨ペアのトレンド状況から通貨の強弱を数値化
- 通貨毎の数値を加算して
最強通貨と最弱通貨の組合せの通貨ペアでトレード
となります。
例えば、主要通貨ペアとして
USDJPY、EURJPY、EURUSDの3つを選択し、
そのチャートが以下のようになっていたとします。
(時間軸は各トレーダーの執行時間軸にしてください)
USDJPYの15分足チャート
EURJPYの15分足チャート
EURUSDの15分足チャート
上記はこの記事を書いている時点でのチャートですが、
USDJPYは上昇トレンド
EURJPYは下降トレンド
EURUSDは下降トレンド
になっていますね。
つまり、これを数値化するんですが、
USDJPYの上昇トレンドは、USDが強くJPYが弱い状態ですので、
USD=+1、JPY=-1
EURJPYの下降トレンドは、EURが弱くJPYが強い状態ですので、
EUR=-1、JPY=+1
EURUSDの下降トレンドは、EURが弱くUSDが強い状態ですので、
EUR=-1、USD=+1
というように各通貨の強さを±1で表します。
そして、これらを各通貨毎に合算すると、
USD=+1+1=+2
JPY=-1+1=0
EUR=-1-1=-2
となります。
つまり、この時点で最も強い通貨は+2のUSDで、
最も弱い通貨は-2のEURとなりますので、
最強通貨のUSDと最弱通貨のEURの組合せであるEURUSDで
トレードする事が推奨されます。
もちろん、この時のEURUSDは下降トレンドなので、
ショートのエントリーチャンスを狙う事になります。
このようにして通貨ペアを選択すれば、
現時点で最も明確なトレンドになっている通貨ペアを選べます。
また上記では、3つの通貨ペアでしたが、
これにGBPも加えて4つの通貨、合計6つの通貨ペアで
マトリックス分析法を行えば、さらに詳細な分析ができます。
マエストロFXのDVDでは、4つの通貨で講義しています。
更に、グラフ化した時系列的な通貨の強弱を知りたいなら
上記の通貨マトリックス分析法では
手動で各通貨ペアのチャートを確認して、
目視で各通貨の強弱を判断していきましたが、
これらを全て自動化して効率的に判断したいのなら、
大変恐縮ですが、私の独自特典である
TYPE-H [こすぎオリジナル手法 MTF通貨の力関係インジケーター]
を利用することをお勧めします。
このインジケーターを利用すると、
サブウィンドウに過去から現在までの通貨の強弱が
ひと目で分かるようになっています。
上記でサンプルとして載せたチャートだと、
以下のよう表示されます。
サブウィンドが通貨の強弱の時系列データですが、
赤色ラインがUSD、白色ラインがJPY、
緑色ラインがEUR、青色ラインがGBPを表していて、
上にいくほど強く、下にいくほど弱くなります。
つまり、直近の通貨の強弱は、
USD>GBP>JPY>EUR
となっているので、
その中の最強のUSDと最弱のEURの組合せの
EURUSDでトレードすることが基本方針となります。
詳しい解説は、
このブログ上部の「ご購入者特典一覧」メニュー内を
参照してただければ、
TYPE-H [こすぎオリジナル手法 MTF通貨の力関係インジケーター]
について必要な情報が書いてあります。
通貨の強弱の判断は、
トレードする際のエビデンスのひとつに過ぎず、
それだけでトレードする事は難しいかもしれませんが、
知っているのと知らないとでは
トレードの確度が違ってきますので、
確実に知っておきたいノウハウですね。
勝つ為の正しい知識を、効率良くたくさん身に付けるには、、、
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