現在、マエストロFXでの動画配信は、
「動的感覚を養うためのFXゲーム・トレーニング」
シリーズが配信されています。
生成されるローソク足の動きを見ながら、
持合部分を避けつつ、ただ流れに乗ることだけを心がける
ゲーム感覚のトレーニングですね。
基本的には、5分足チャートと1分足チャートを見ながら
トレードを繰り返すのですが、
このトレーニングは、別の時間軸の組み合わせでもできます。
例えば、30分足チャートと5分足チャート、4時間足チャートと30分足チャートでも
考え方は全く同じですので、同様にトレードを繰り返す事ができます。
最新の動画配信では、30分足チャートと5分足チャートを使ったトレードが
紹介されていましたので、私もこの商材の著者である佐野裕さんを真似てみて、
30分足チャートと5分足チャートの組み合わせでトレードをやってみました。
このあたりは好みの問題もあると思いますが、
私の場合、5分足チャートと1分足チャートという組み合わせ、
特に1分足チャートをメインにしたトレードというのは、
忙し過ぎて疲れてしまうので、あまり好きではないですね。
その点、もうひとつ時間軸を大きくした
30分足チャートと5分足チャートの組み合わせは、
自分にとっては無理なく進められる負担の少ない組み合わせです。
下記は昨日のロンドン時間からのUSDJPY、EURJPY、EURUSDの5分足チャートです。
このトレーニング方法は、30分足チャートも同時に見るので、
それも載せるべきだと思いましたが、あまり多くのチャート画像を載せてしまうと
ブラウザをスクロールしなければならず、逆に見にくくなってしまうので、
今回は、5分足チャートだけを載せることとします。
簡単にこの時のファンダメンタル的な要因を説明すると、
FOMCを受けた翌日のロンドン時間ですから、
量的緩和縮小思惑によって、ドル買い反応が起こり、
それにつられるように円売り反応が起きていました。
チャート的には、USDJPYとEURJPYが上昇トレンド、EURUSDは下降トレンドでした。
ですので、5分足チャートでも基本はUSDJPYとEURJPYはロング目線、
EURUSDはショート目線となります。
USDJPYの5分足チャート
番号が振ってありますが、それらはトレードした順番で、
青色矢印がロングのエントリーと手仕舞い、
オレンジ矢印がショートのエントリーと手仕舞いを表しています。
2番のショートだけは損切りとなりましたが、持合を避けつつ、
ルールどおりのトレードができたといえるでしょう。
基本的にドル買いでしたので、
ファンダメンタルの方向とチャートの方向が一致してやりやすかったですね。
EURJPYの5分足チャート
こちらはクロス円ですので、それほど動きは出ないと思っていましたが、
円安の反応が起きたことで、やはり上昇トレンドになりました。
一方的な上昇が続いて、途中から30分足チャートでも+3σ突っ切りとなり、
その段階で高値圏での乱高下の可能性も考えて、2回のトレードだけで終了です。
EURUSDの5分足チャート
ドル買いの反応によって、下げると思っていましたが、
それほど値幅は大きくなかったです。
持合なのか、それとも下降トレンドなのか、分かりづらい場面も多く、
こちらはやりにくかったですね。
しかし、反転の兆候が見られたら機敏に損切りするトレーニングでもあるので、
このような小幅な損切りは想定内であり、動的感覚を養うには良い練習になりました。
約2時間ほどで計10回トレードを行い、7勝3敗でした。
あくまでもトレーニングが目的であり、これらの損益は二の次に考えるべきですが、
持合を避けつつ、トレンドが発生したらそれに乗る、
そして反転の兆候がでたら、損益に関係なく手仕舞う、
という方針は、順張りトレーダーなら初心者、中級者問わず必要な戦略ですので、
是非このトレーニングでマスターして欲しいですね。