学生時代、教科書を2~3回程度読んだだけでその内容を全て理解し、
テストで好成績を収められた人は、ほどんどいなかったでしょう。

国語なら新しい漢字を何度もノートに書いて覚えたでしょうし、
英語なら新しい単語を何度もノートに書いて覚えたでしょうし、
数学なら新しい公式を何度もノートに書いて覚えたでしょう。

そして、本当にそれらが身に付いたのか、
参考書などを買ってきて、模擬テスト形式で試してみたでしょう。

さらに、そうした学習を通じて自分の弱点が分かり、
それらを補強する為にはどうしたら良いのか自分で考えて、
更なる成績アップを目指した学習方法を考えていったでしょう。

新しい情報を覚え、
身に付いたか確認し、
更なる改良点を見つけていく。

どの分野でも同じだと思いますが、
スキルを習得するには、

インプット⇒アウトプット⇒フィードバック

このサイクルが重要です。

これをFX商材での学習に当てはめてみましょう。

インプットとは、FX商材の中身(PDFファイル、動画、ユーザーサイト)
の内容をノートに書いたり、メモ帳に書いたりして
その内容を覚える事です。

アプトプットとは、覚えた内容で実際にトレードを行う事です。

フィードバックとは、トレードした事で改善点を見つけて、
手法の精度をより向上させていく事です。

この
インプット⇒アウトプット⇒フィードバック
のサイクルを何度も繰り返すことで
トレードスキルが向上していきます。
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しかし、ほとんどの方はFX商材の中身のうち、
手法のところだけをインプットし、
1週間程度だけトレードを行ってアウトプットしたつもりになり、
その後、フィードバックすること無しに終えてしまいます。

まぁ、それで上手く行けば良いんですが、
ほとんどのケースではそれでは安定的な結果を
継続させる事はできないでしょう。

そして、いつしかその手法を諦め、放棄して、
また別のFX商材探し、手法探しの旅に出かけるでしょう。

当たり前のことですが、そんな上っ面の学習だけでは
自分のスキルとして身に付かないことは明白ですね。

インプット、アウトプット、フィードバック
この全てが中途半端で、繰り返すサイクルも少な過ぎます。

インプットに関しては、手法は当然としても、
それ以外にも基本的なチャート分析術、裁量のノウハウ、
さらには、メンタル面や資金管理など、
これらも一緒に覚える必要がありますね。

アウトプットに関してはたくさん繰り返した方が
結果が出やすいのは明白です。

あえて具体的な数字を挙げると、最低でも100回程度は
同じ手法でトレードを繰り返さないと意味が無いです。

同じ手法を100回繰り返していくと、その途中では、
「レジサポの手前ではエントリーしない方が良いかも」
「指標発表後の乱高下ではエントリーしない方が良いかも」
「ロンドン時間の成績が良いかも」
「ストップはもう少し近い方が良いかも」
というような自分だけの発見が見えてくるケースも多いです。

そして、それが次のフィードバックに活かされていくんですね。

つまり、
トレード結果の分析はもちろん重要ですが、それと同時に、
トレード経験を通じての “気づき” が更に重要になってくるわけです。

トレード結果の分析と経験による気付きが
次のフィードバックに反映されて、
次々と、
インプット⇒アプトプット⇒フィードバック
のサイクルが繰り返されていくのが好循環です。

要するに、
インプット⇒アプトプット⇒フィードバックの1サイクルを1階としたら
次のインプット⇒アプトプット⇒フィードバックの1サイクルが2階となり、
フィードバックを反映する毎に
このサイクルが3階、4階と上がっていき、
まさに螺旋階段を上がっていくように、
自分のスキルが上がっていくのが理想です。

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同じFX商材を学習したとしても、人によって成果が違ってくるのは、
上記のような
インプット⇒アプトプット⇒フィードバックの精度や
繰り返しの頻度に差があるからだとも言えます。

それこそ、1つのFX商材で
1の結果、1の経験しか身に付かない人いれば、
100の結果、100の経験を身に付ける人もいます。

さらに言えば、1つの商材で
100の結果、100の経験を身に付けたうえで自分の弱点を把握し、
それを補強する為には次にどのようなFX商材を購入すれば良いのか、
という視点で見る事ができれば、
ノウハウコレクターにならずに済むでしょうし、
トレードにおける自己成長も加速していくでしょう。

あなたも本当の意味での
インプット⇒アプトプット⇒フィードバック
をどんどん繰り返してください。