「努力は裏切らない」とか
「努力はいつかは報われる」とか。
いいえ違います。
努力は裏切りますし、報われない努力もあります。
上記の言葉を信じてがむしゃらに努力を続けても
ただ時間を無駄にしているだけかもしれません。
的外れな努力をしていないか?
人って努力すれば上手くいくと思っている人が多いですが、
的外れの努力をしていたら非常に効率が悪いですし、
努力している割には結果が付いてこない
ということも十分にあり得ます。
例えば、
学校の期末試験で、出題範囲外のところを勉強しても意味がないですね。
筋肉を付けたいからといって、ランニングをしても意味がないですね。
エクセルの使い方を学びたいのにパソコンの基礎本を購入しても意味ないですね。
もちろん、やらないよりはやったほうが良いですが、
明らかに遠回りです。
トレードでも似たようなことをしている人が多いです。
例えば、
移動平均線のゴールデンクロスでエントリーしてデッドクロスで決済する手法で、
2つのMAの期間の数値をいろいろ変えてみて、どれが一番利益が出るのか、
とか、
MACDのシグナルが上向きになったらエントリーして下向きになったら決済する手法で、
MACDのパラメーターの数値をいろいろ変えてみて、どれが一番利益が出るのか、
とか。
このような数値遊びって、誰もが経験すると思いますが、
私から言わせれば的外れの努力です。
他にも、
「億万長者になろう」とか、
「勝率9割の手法」とか、
「これぞ本物の聖杯」とか、
このような、興味を引かせることを前面に押し出した
トレード本での勉強も非効率です。
もちろん、書籍で勉強することを否定しているのではありませんし、
こうした本でも勉強しないよりはしたほうが良いです。
しかし、トレード本は玉石混交なので、
良書で勉強しないと、
結果遠回りする羽目になるので注意が必要だと言いたいんです。
あくまでも個人的な見解ですが、
日本人が書いた上記のような
キャッチーなタイトルのトレード本はあまりお勧めしません。
それよりも、パンローリング社が出している
外国人トレーダーが書いた硬派なトレード本であれば、
それなりにお勧めできるものが多いという印象です。
努力できるというのは、一種の才能ですから、
それを無駄遣いせずに、的外れにならないように、
効率よく使っていくべきです。
適切な方法を学ぶ
望んでいる結果というのは、
適切な方法を一定時間継続して行わないと出ないものです。
間違った方法をどれだけ継続して行っても結果は出ないですし、
それどころか、間違った知識が身に付いてしまった影響で
結果までの距離が遠くなってしまうケースもあります。
そして、自分で編み出した自己流の方法というものは
一般的には間違った方法である可能性が高いです。
それもそのはずで、
まだその分野のエキスパートになっていない本人に
適切な方法というものが分かるはずがないですから。
よって、エキスパートが書いたトレード本での勉強が適切ですし、
それと同じくらいにFX商材による勉強も効率的なわけです。
なぜなら、FX商材といのは、
長年一人のトレーダーが研究に研究を重ねたトレード手法の
集大成であり実践集でもあるからです。
特定の手法を身に付けるための最短の近道であると同時に
勝ち組トレーダーの思考も学ぶことができる最適な投資先だと言えるでしょう。
しかし、こういう話をすると、
「自分のブログから商材を買ってほしいから
そんなことを言っているんだろう」
と穿った見方をする人もいますが。。。
当然ながら、私のブログから買う必要はありません。
今となっては私は他のFX系のブログを渡り歩くことはしないですが、
おそらく今でも有益なFX商材を紹介しているブログは
存在していると思います。
なので、もしも気になったFX商材があったら、
ご自身でいろんなFX系ブログを渡り歩き、レビュー等を読んでみて、
信頼できそうなブログから購入してみてください。
それが自分のためです。
しかし、こういう話をすると、
「有益でない商材を買ってしまったらどうするんだ。
ダマされたどうするんだ。」
と反論する人もいますが。。。
まず、ダマされる前に自分でちゃんと調べましょう。
そして、できるだけ情報の真偽を見極められるような目を養いましょう。
商材を購入することは自分への投資です。
投資に100%正解、100%確実なんてありません。
なので、時には失敗することもあるでしょう。
私も何度も失敗を重ねて商材に対する目を養ってきました。
それに、、、
自己投資で失敗するのが嫌というは、
そもそも確率に賭ける意味では
トレーダー向きの性格ではないのかもしれませんね。
インプットとアウトプットのバランス
もう一つ重要なのは、
インプットとアウトプットのバランスです。
頑張っているのに結果が出ない人の中には、
インプットばかりやっていてアウトプット不足の人もいます。
例えば、学校の試験でも、教科書ばかり読んで
その中身を暗記しただけでは高い点数は望めませんね。
問題集という実践を行うことで知識が身に付き、
良い成績が期待できます。
それと同じで、
トレードの勉強もインプットばかりだと良い成績は期待できません。
トレード本を読んだり、FX商材を勉強して、
代表的なテクニカル指標を覚えたり、
エントリーシグナルを覚えるのも重要ですが、
そのような知識を詰め込んでも、
アウトプットしないと意味がないです。
アウトプットとは、実際にデモトレードを繰り返し、
反省の材料としてその結果を記録に残し、
実際に知識が身に付いたか、フィードバックしていく行為です。
多くのトレーダーが、書籍や商材で学んだことを
すぐにリアルトレードで試したがり、
2~3回やって上手くいかなかったら、それで諦め、
記録も取らずに、別の手法探しに出かけます。
つまり、多くのトレーダーのインプットとアウトプットの割合は、
9:1くらいになっているのが現実でしょう。
よって、少なくともその割合を、5:5に変えるべきです。
そして、最終的には2:8くらいになるのが理想でしょうか。
私の場合、今となっては
トレードに関する書籍を見返すことはほとんど無くなりました。
なぜなら、
書籍よりも自分が付けたトレード記録の方が
はるかに重要で勉強になることが分かっているからです。
アウトプットを見返し、反省し、改善策を考えることの方が
書籍を読むより成績向上に直結すると分かっているからです。
トレードに関するトータルの勉強時間を増やさなくても、
同じ勉強時間内で、インプットの時間を減らし、アウトプットの時間を増やせば、
良い結果が期待できるでしょう。
以上、努力に関する個人的な見解でした。
「自分には才能がないから」とか
「私は頭が悪いから」とか、
そんな生まれつきの素質のせいにしている人もいますが、
実際には、やり方が悪いだけ、努力の方向性が間違っているだけ
というケースが多いです。
努力ができるというのは一種の才能です。
その才能があれば、その才能が正しい方向を向けば、
案外あっさりと勝てるようになるかもしれませんよ。