以前、友人が私の家に遊びに来た時に、
「俺もFXでトレードやってみたいんだけど」
と言ってきました。
彼は投資に関してはまだ初心者のようで、
基本的なルールや用語については、FXの参考書を読んで知ってはいましたが
まだ、デモトレードをやったり、
リアルトレードでチョコチョコ試しているような段階でした。
私が手とり足とりトレードを教える事はできないので、
まずは勝てるルールを身に付けてもらう為に情報商材を購入してもらおうと思い、
ひととおり彼の生活スタイルやトレードの要望などを聞いたうえで
彼に合いそうな情報商材を選択して、その販売ページを見せてあげました。
すると、その販売ページを見た彼はこう言いました。
「何これ?ちょっと怪しくない?」
「ここに書いてある事って信用できるの?」
「どこからどう見ても嘘っぽいんだけど。。。」
私が見せてあげた販売ページは、
もちろん私のこのブログで紹介している情報商材の販売ページですが、
情報商材というものを知らない一般人にとっては、
これが正常の反応なんですよね。
友人の反応を見て、私もFX初心者だった頃の自分を思い出しました。
昔、とある投資系のブログから情報商材という存在を知り、
そこで推薦されていた商材の販売ページを最初に見た時の私の反応と全く一緒です。
のちに私は、インターネットビジネスというジャンルを知り、
このような販売ページには
キャッチコピー、コピーライティング、心理学などの
様々なテクニックが使われている事を知るようになりましたが、
最初に見た時の違和感は今でも覚えています。
ひたすらスクロールしなければ最後まで読む事ができない異常に長い文章。
常識では考えららない派手な宣伝文句や誇大表現のオンパレード。
どん底の人生が、あるきっかけを元に巨万の富を手に入れるサクセスストーリー。
FX系に限らず、こうした情報商材の販売ページというのは、
決まった型、テンプレートがあって、それに当てはめて文章を書いているんですが、
このような、常識では考えられないようなセールスレターの方が
訴求力があって反応が良いとされていますね。
まぁ、最初から否定的に見ている人には、全く受け付けるものではないですが、
その分野について、多少なりとも興味をもっている人にとっては、
派手で過剰な方が印象に残って良いんでしょうか。
FX系情報商材の販売ページで確認すべき事項と必要のない事項
FX初心者で販売ページに慣れていない人は、
やたらと長いセールスレターを上から下まで
じっくり読んでから購入するかどうか決めると思います。
しかし私の場合、このようなセールスレターは、
ある程度パターン化されていると分かっていますので、全部読む事はありません。
私にとっては販売ページに書かれている事の80%以上は必要のない内容です。
そこで今回は販売ページを見るにあたり、
確認すべき事項と必要のない事項をハッキリさせておきましょう。
まずは、必要のない事項を列挙しておきます。
簡単に儲かる事をアピールする文章は無視
「1年で資金が10倍になります!」
「放ったらかしで資金が増える!」
というような簡単に儲かる事をアピールしている文章は無視です。
どこの販売ページでも書いている事ですし、
過去の実績がそのまま未来とイコールにはなりません。
もちろんそのまま信用する必要もありません。
楽しい未来を想像させる文章は読む価値なし
文章の合間に、
札束が積まれた写真を載せていたり、
高級車を乗りまわしている写真を載せていたり、
海外リゾート地で楽しく過ごしている写真を載せたりして、
「私はこんな生活をしていますよ~」
「あなたも私のようになりませんか?」
というような、楽しい未来をイメージさせる文章を書いている場合もありますが、
これらも時間の無駄であり、読む価値はありません。
トレードで何をやるのか分かっていない段階で、
その先の未来を夢見ても何の意味もありません。
それは単なる妄想、現実逃避以外の何物でもありません。
著者のプロフィール、苦労話も関係ない
著者が男であろうが女であろうが、何歳であろうが、
高卒だろうが、一流大学出身だろうが、一流企業でどんな重役を経験しただろうが、
そうした事と提供される手法とは何の関係もありません。
世界で何番目のトレーダーだろうが、弟子が何人いようが、
「天才的な~」とか「伝説的な~」とか、、、書いたらきりがないですが、
著者のステータスを高めるような文章は、適当に流し読みするくらいで十分です。
その販売ページ内では、いかにもカリスマ的に映ってしまうかもしれませんが、
冷静になり、一歩外に出てリアル世界に目を向けたら、
その「天才的な」「伝説的な」著者の事を知っている人はほとんどいませんね。
著者がこれまでの人生でどれだけ苦労したのか、そのどん底の人生が、
FXと出会ってから一発逆転、何ものにも囚われない自由な生活を手に入れた、
というサクセスストーリーは、読み物としては面白いかもしれませんが、
やはりそれも、提供される手法とは何の因果関係もありません。
トレーダーの性格と手法は密接に関係していきますが、
プロフィールに表現される外見的な経歴では、その人の性格までは分かりません。
余計な権威情報を当てにせず、あくまでも参考程度にとどめておきましょう。
購入者の意見は通読するくらいで十分
販売ページの中には、「これでもか!」というくらいに購入者の意見を
何十人分も載せているものがありますね。
当然良い事しか書いてないので、読む価値はほとんどないのですが、
たまに手法に関するヒントが乗っている事もあるので、
軽く目を通しても良いかもしれません。
以上、必要のない事項を列挙していきましたが、結構多いですね。
では、こうしたことを踏まえて、
販売ページでは何を確認すれば良いのでしょうか?
それは、先に少し書きましたが、
その商材で提供される手法のロジック、そしてその商材のセールスポイント
これだけです。
もちろん、ロジックの全てを販売ページで知る事はできませんが、
その概要については書かれているはずです。
そして、
その商材が他の商材とどこが違うのか、何がセールスポイントなのか、
という部分を確認します。
ロジックとセールスポイント、
それが自分にとって魅力的に映っているかどうか、
自分の性格や生活スタイルに合っているかどうか、
これを確認するだけで十分といえます。
トレードで必要とされる要素は、
マインド(心)、メソッド(手法)、マネー(資金管理)ですが、
マインド(心)とマネー(資金管理)については、
販売ページで触れられているケースは少ないですし、
商材ごとにその考え方が、180度違ってくるわけでもないので、
商材選びのポイントにはなりにくいですね。
重要度からいえば、マインド(心)とマネー(資金管理)が上位なんですが、
商材選びとしては、メソッド(手法)中心にならざるを得ないでしょう。
販売ページには読み手の心理を突くような仕掛けがたくさん施されています。
私の場合はすっかり慣れてしまって、
派手な宣伝文句に何の反応も示さなくなっていますが、
真剣にFX商材の購入を検討している方は、
真剣な分だけ余計な情報もそのまま真に受けてしまう危険性があります。
この記事を参考にして、
手法以外の余計な情報に心踊らされる事のないように気をつけましょう。