最近はキプロス支援問題が市場の話題になっており、
その影響でユーロが上にも下にも大きく動くので、
なかなか鉄板マスタートレンド向きの相場になりませんね。
鉄板マスタートレンドの理想的な展開というと、
例えばショートの場合、
『1時間足レベルで、ある程度の期間、弱持合が継続して、
15分足チャートの左上の安全装置の数値が
規定の範囲内に収まった段階で下方向へ放れる』
というのが一番良い状態なのですが、
今のユーロでは、なかなか1時間足レベルで持合状態になってくれませんね。
持ち合いになる前に、何かしらのニュースが出たり、要人発言があったりで、
急騰急落してしまい、なかなか条件が一致してくれません。
過去の記事にも書いてありますが、
以前は鉄板マスタートレンド向きの相場が毎日のように現われて、
しかも勝率も高く、大幅利益が獲得できていたので、そうした頃と比べると
今はエントリーチャンスが少ない時期とも言えますね。
相場というのは、その時の材料、思惑によって常に変化していますので、
自分の手法にとって都合の良い相場展開ばかりになるわけではありません。
当然、自分の手法に合わない相場展開の時期もあります。
そうした自分の手法に合わない相場の時期に、
相場に合わせて、手法の条件を緩くするのはあまりお勧めしません。
あくまでも相場の流れが手法に合った時だけ、エントリーするようにしましょう。
自分の手法を持ったら、その手法の間合いを見極めて、
その内側に入った時だけエントリーの検討をしなければいけません。
鉄板マスタートレンドは、1時間足、30分足、15分足チャートの
3つの時間軸のマルチタイムフレームを利用していますが、
他の情報商材で使われているマルチタイムフレーム分析と比較すると、
「条件が固定されている」「フィルターがきつめに設定されている」
という印象がありますので、その条件にキッチリ従おうとすると、
今のユーロの乱高下の相場ではなかなかエントリーできないですね。
しかし、鉄板マスタートレンド自体は、いつの時代でも通用する手法です。
エントリー回数が多いか少ないかの違いだけで、
その勝率や平均獲得PIPS数などは、今でも何ら違いはありません。
相場環境は常に変わっています。
近いうちに鉄板マスタートレンド向きの相場つきに変わって、
以前のように毎日エントリーできるという状況に変わることも有り得ます。
既購入者は今のうちに、過去のチャートの検証、
未購入者は今のうちに、購入の検討をしたほうが良いと思います。
先日27日の相場では、EURUSDが1時間足チャートで
理想的な弱持合の状態になってくれました。
30分足チャートではラインの上にレートが乗っていて、
それほど弱気というわけではなく、まだ不安定な状態でしたが、
下向きの動きが続けば、規定の条件に達するというチャート形状でした。
以下が、27日のEURUSDの15分足チャートです。
この日の東京時間では、1時間足ではショートの条件が揃っていましたが、
30分足ではショートの条件が揃っていなかったので、
東京時間でのエントリーは控えた方が無難でしょう。
そして、ロンドン時間になってから、長い陰線が出現し、
その陰線形成中に30分足でもショートの条件が揃ってきました。
ですので、この長い陰線の途中の段階でエントリーする事も出来ます。
しかし、ローソク足の確定を待ってから、エントリーしたいという場合は、
この長い陰線出現後では躊躇してしまうかもしれませんね。
その場合は、チャートにあるように一旦の戻りを待ってからの再下降を
エントリーした方が確実ですし、やりやすいでしょう。
もし戻りがなかったら、エントリーできなくなる、もしくはエントリーが遅れる、
という懸念もありますが、そうなってしまったら、
「全てのトレンドに乗れるわけではない」と
割り切って考えたほうが良いです。
当たり前の事ですが、全てのトレンドに乗れるような手法を
提供している情報商材は存在しません。
自分の方針にあっていないなら、見送るのも立派な戦略です。
先にも書きましたが、
今の相場ではユーロに関する通貨ペアは乱高下になりやすく、
持合やジリ高ジリ安基調には、なかなかなってくれません。
ですので、あえてユーロ関連通貨ペアを外して、
トレンドは小さいかもしれませんが、
鉄板マスタートレンド向きのチャート形状になっている他の通貨ペアを取引する、
というのもひとつの方法です。
USDCHF、AUDUSD、GBPUSD、GBPJPYなど、
鉄板マスタートレンドは通貨ペアを問いませんので、
なるべく多くの通貨ペアを監視することで、
エントリーチャンスを増やすというやり方もできます。
もしくは、私の過去の記事で紹介している、
押目買いや戻り売りを狙う手法も有効です。
ちなみにこの日は、EURJPYだけでなく、
USDCHFやAUDUSDでもエントリーできるチャート形状でした。
USDCHFの15分足チャート
AUDUSDの15分足チャート
監視通貨ペアを増やす事、押目買いや戻り売りも狙う事で
手法の条件を緩和せずに、エントリーチャンスを増やしていく事もできます。