2週間ほど前に書いた記事、
トレード監視中、無駄な動きが多くありませんか?
の続きです。

 

もしよろしければ、前回の記事から読んでみて下さい。

 

私が真剣にチャートと向き合うのは、
自分の手法のルールどおりの展開にチャートが動き出してきた時です。
そのような展開になった時に、ようやくチャート中心の生活になります。

 

そしてその中でも、一番集中しているのは、エントリーの前後、手仕舞いの前です。

 

その時だけは最も注意深くチャートを見ますし、
ローソク足の成長具合だとか、他通貨ペアとの同期だとか、
そういった総合的な判断をする為に、脳をフル回転させます。

 

チャートの形状にもよりますが、時間的にはエントリー前の30分、
エントリー後の10分程度はチャートの流れの把握に努めます。

 

そして、実際にエントリーした後は、
ストップの設定やリミットの目標などを確認して、再び放置です。

 

エントリーした後には、何もする事はないはずですので、
先に確認したストップ付近、リミット付近にアラームを設定し直して再び放置とし、
時々、チャートの動きを確認する程度に戻ります。

 

もしも、順調に含み益が増えてきたら、ストップを切り上げる作業をします。
作業時間としては、1分もかからないですね。

 

そして、トレンドが転換しはじめ、含み益が減ってきて、
チャートに設定したアラームが鳴ったら、
今度は手仕舞いの為にチャートを注視することになります。

 

もちろん利大を目指したいですが、チャートが逆方向へ動いているなら
手仕舞いしなければいけませんので、現状の動きを把握して、
所定の位置に到達したら手仕舞いの注文を入れます。
この手仕舞い時にチャートを見ている時間は、約10~20分程度でしょうか。

 

つまり、真剣にチャートを見ているのはエントリーの前後、クローズの前だけで、
時間にしたら合計でも1時間程度でしょう。

 

ですので、全体として8時間のトレード時間があったとしても、
約5時間は、チャートをチラチラ眺める程度、
約2時間は、軽くチャートの流れを確認している程度、
残りの1時間が、実作業の為に真剣にチャートを注視、という感じでしょうか。

 

しかも、実際に必要とされる手を動かす作業は、
エントリーと手仕舞いの数クリック、ストップ設定の数クリックだけで、
時間にしたら、ほんの数分間程度の作業だけです。

 

このように考えると、FXのトレードって結構暇な作業だと思いませんか?

 

あなたはトレード中、いつもせわしなく動いていませんか?
エントリー前後に意味もなくニュースをチェックしたりしていませんか?
やたらといろんな時間軸のチャートを見たり、ストップの位置を変更してませんか?
チャートを見ていないと落ち着かないので、無意味にチャートを凝視していませんか?

 

FXの初心者ほど、チャート監視中、もしくはポジション保有中に
無駄な動きをしている傾向があります。

 

あなたがどんなに動いても、チャートはあなたの都合に合わせて動いてくれませんよ。

 

これらは、自分の手法に自信がない、
または、自分のマインドが鍛えられていない証拠です。

 

上記のような無駄な動きに心当たりがある方は、今一度自分の手法を見直したり、
トレードしている最中の心の状態を自問自答してみることをお勧めします。