FXビクトリーメソッドで利用する時間軸は、
基本的には30分足、4時間足、そして日足です。
(場合によっては5分足、30分足、4時間足という組み合わせでも良いでしょう)
この3つの時間軸のチャートについて、
それぞれチャートの背景的状況を分析する事になります。
チャートの背景的状況という言葉は、
このFXビクトリーメソッドの著者である佐野さんによって作られた言葉ですので、
FXをやっているトレーダーでも知らない人の方が多いでしょう。
チャートの背景的状況という言葉を簡単に説明すると、
ボラティリティの状態とレートの存在確率範囲のことを表現しており、
レートが動く為のボラティリティは、拡大傾向にあるのか縮小傾向にあるのか、
今のレートはその中でどの位置に存在しているのか、
などをテクニカル的に分析する事を言っています。
この情報商材では、背景的状況を分析する事が最も重要な骨子の部分となります。
インジケータを利用した具体的なエントリー条件に進む前に、
まずは、チャートの背景的状況を分析して、
今トレードできる状況なのか、それとも見送るべき状況なのかを
判断する事が最優先事項になっています。
そして、このようなチャートの背景的状況を分析することが
「エントリーの第1条件」となっています。
この「エントリーの第1条件」を満たした場合に、
次の「第2条件」及び「第3条件」に進むことができます。
「エントリーの第2条件」とは、あるインジケータを利用します。
あるインジケータを利用する事で、今がトレンド状態なのか、それとも
ノントレンド状態なのかを判断する事になります。
そして、「エントリーの第3条件」では、
先の「第2条件」でトレンド状態とノントレンド状態に分けましたが、
それぞれの状態について、別インジケータを用いて
エントリーのタイミングを計るようにしています。
FXビクトリーメソッドでは、具体的なエントリーのタイミングを計るまでに
上記のような「第1条件」~「第3条件」までの3段階を踏む事になります。
正直言って、慣れるまでは結構大変です。
まず、FXビクトリーメソッドでは、
チャートの形状は5パターンに分けることができる、とされており、
「第1条件」では、現在のチャートの形状が、
その5パターンのうちのどれに分類されるのかを判別しなければいけません。
それを30分足、4時間足、日足で行うのですから、
5×5×5=125パターンのチャート形状の組み合わせが存在することになります。
そして、その中で現在がエントリー条件に見合っているのかを
判断しなければいけません。
もちろん、チャートの形状によっては明確に区分できない事も当然起こりえます。
5パターンのうちの中間的なチャート形状、複合的なチャート形状、
微妙に分かりづらいチャート形状など、
リアルの相場ではきちんと分類できないチャートを
形成している事も頻繁に起こります。
そうした状況でも、適切に分析できるようになるには、
かなりの時間がかかる可能性もありますので、
FX初心者の方はかなり本腰を入れて取り組んだ方が良いと思います。
しかし、中級者以上の人でテクニカル分析が苦にならない、
私のように分析大好きという人には、やり応え十分な知的好奇心を満たしてくれる
商材といえるでしょう。