今回はMT4裁量トレード練習君プレミアムのテスト環境で
私が提供している特典群が正常に機能するのか、
もしくは、正常に練習トレードができる環境にあるのか
ひととおり、まとめておきたいと思います。

ですが、その前に、
visualモードofflineモードについて簡単に説明しておきます。

MT4裁量トレード練習君プレミアムでは、
visualモードofflineモードという2種類のチャートを使用して
トレードのテスト環境を実現させています。

これらのモードのMT4上での仕様的な違いの説明は割愛しますが、
MT4裁量トレード練習君プレミアムでトレード練習する場合には、

  • visualモードは、執行時間軸の役割
  • offlineモードは、マルチタイムフレームによる大きな時間軸の役割

を果たしています。

例えば、5分足チャートを執行時間軸にして、
マルチタイムフレーム分析でのトレンドの確認のために
15分足、1時間足、4時間足を利用してトレード練習したい場合には、
5分足にはvisualモードのチャートが、
15分足と1時間足と4時間足にはofflineモードのチャート
起動するようになっています。
mt4renshuu16101101

どちらもヒストリカルデータを利用して
過去チャートをリアルタイムに再現しているのは同じなのですが、
いろいろテストしてみたところ、どうやら
visualモードのチャートでは、
アラーム関数、メール通知関数は使えないですが、
offlineモードのチャートでは、
アラーム関数、メール通知関数は正常に使えるようです。

前回の記事で、
MT4裁量トレード練習君プレミアムのテスト環境上で
独自インジケーターを利用する際の制限事項について少し触れましたが、
現在分かっている範囲でまとめておくと、、、

visualモード(執行時間軸)では、
・他の時間軸を参照する処理は機能せず
・他の通貨ペアを参照する処理は機能せず
・アラーム関数は使用不可
・メール通知関数は使用不可

offlineモード(大きな時間軸)では、
・他の時間軸を参照する処理は機能せず
・他の通貨ペアを参照する処理は機能せず
・アラーム関数は使用可能
・メール通知関数は使用可能

となっているようです。

そして、これを踏まえた上で、
以下の特典別の動作確認状況を参照してください。

GROUP1の特典群について

GROUP1では主に手法を提供していますが、
その手法をMT4裁量トレード練習君プレミアムのテスト環境上で
再現できるかどうかについて整理しておきます。

TYPE-D [こすぎオリジナル手法 MTF短期トレーディング]

手法のテスト可能(但し、制限あり)

TYPE-Dの手法を再現させる事は可能ですが、幾つか制限があります。

この手法では、5分足チャートのサブウィンドウに
15分足チャートのMACDを表示させるのですが、
そこに利用している独自インジケーターには
他の時間軸を参照する処理が組み込まれています。

先に説明しましたが、
MT4裁量トレード練習君プレミアムのvisualモード、及びofflineモードでは
他の時間軸を参照する処理がプログラム内に組み込まれていると
正常に動きませんので、この独自インジケーターは正常に機能しません。

しかし、この独自インジケーターの代わりに、
15分足チャート上にMT4標準装備のMACDを設定すれば
同じ役割を持たせる事ができますので、
TYPE-Dの手法をMT4裁量トレード練習君プレミアムの環境で試す事は可能です。

そしてもうひとつ、
このマニュアル内には「通貨の力関係を利用する」章がありますが、
MT4裁量トレード練習君プレミアムでは
同じ時間軸の別の通貨ペアのチャートを同時に稼働させる事はできませんので、
この章のノウハウをテストする事はできません。

つまり、
・5分足に設定するMACDインジケーターは稼働しないが、
 15分足にMT4標準装備のMACDを設定する事で同じ役割を持たせる事が可能
・通貨の力関係をテストする事はできない

上記、2つ制限はありますが、それ以外については、
TYPE-Dの手法をMT4裁量トレード練習君プレミアムの環境で試す事は可能です。

TYPE-E [こすぎオリジナル手法 スイングブレイク]

手法のテスト可能

この手法は4時間足を執行時間軸にしていて
それ以外の時間軸は参照していません。

そして、使用しているテクニカル指標もMT4に標準装備されているものだけです。

よって、MT4裁量トレード練習君プレミアムの環境で試す事は可能です。

TYPE-F [こすぎオリジナル手法 BreakFakeインジケーター版]

手法のテスト可能

この手法で用いている独自インジケーターは
執行時間軸の15分足チャートだけを参照しているので、
MT4裁量トレード練習君プレミアムの環境で試す事は可能です。

但し、
visualモードのチャート上に設定した場合は、アラーム機能は使用不可で
offlineモードのチャート上に設定した場合は、アラーム機能は使用可です。

TYPE-G [こすぎオリジナル手法 TrendJudger-4Pack]

手法のテスト不可

3つのサブウィンドウには、
それぞれ1時間足、4時間足、日足を参照する処理が含まれているので、
MT4裁量トレード練習君プレミアムの環境で動作させる事はできません。

一応、メインチャートは正常に描画されますが、
トレンド判定は正しくありませんので、動かさない方が無難です。

TYPE-H [こすぎオリジナル手法 MTF通貨の力関係インジケーター]

手法のテスト不可

サブウィンドウには、8つのラインがありますが、
その中の太い線に関しては、他の時間軸を参照する処理、
及び、他の通貨ペアを参照する処理が含まれているので正常に機能しません。

よって、MT4裁量トレード練習君プレミアムの環境で試す事はできません。

TYPE-N [こすぎオリジナル手法 T-MTF相関係数トレーディング]

手法のテスト不可

通貨ペア間の相関関係を利用しており、
もちろん複数の通貨ペアを同時に参照していますので、
独自インジケーターは正常に機能しません

また、TYPE-Nの手法自体、
同じ時間軸の4つのチャート画面を同時に開いて
トレードを行う形式をとっているので、
visualモードのチャートが1つしか表示できない
MT4裁量トレード練習君プレミアムのテスト環境下では
手法の流れを再現する事はできないです。

よって、MT4裁量トレード練習君プレミアムの環境で試す事はできません。

GROUP2の特典群について

GROUP2では主にツール(独自開発インジケーター)を提供していますが、
そのツールがMT4裁量トレード練習君プレミアムのテスト環境で
正常に機能するかどうかについて整理しておきます。

TYPE-I [こすぎオリジナルツール TrendSearcher]

正常に機能せず

このインジケーターでは、ロジック内に複数の通貨ペア、及び、
複数の時間軸のトレンド状況をチェックする処理が
含まれているので正常に機能しません。

よって、MT4裁量トレード練習君プレミアムの環境での稼働は不可です。

TYPE-J [こすぎオリジナルツール PerfectOrder-Signal]

正常に機能

このインジケーターは他の時間軸を参照しておらず、
また、他の通貨ペアも参照していないので、
MT4裁量トレード練習君プレミアムの環境での稼働は可能です。

但し、
visualモードのチャート上に設定した場合は、
アラーム機能とメール通知機能は使用不可で、
offlineモードのチャート上に設定した場合は、
アラーム機能とメール通知機能は使用可です。

TYPE-K [こすぎオリジナルツール RangeBreak-Signal]

正常に機能(但し、制限あり)

このインジケーターでは、レンジの定義として

  • 手動レンジタイプ
  • ATRレンジタイプ
  • 時間指定レンジタイプ

の3種類用意していますが、
このうち、ATRレンジタイプについては日足の時間軸を参照しているので、
正常なレンジ判定はなされません。

しかし、手動レンジタイプ時間指定レンジタイプについては
他の時間軸、他の通貨ペアの参照処理は含まれていませんので正常に機能します。

よって、一部制限はあるものの、
MT4裁量トレード練習君プレミアムの環境での稼働は可能です。

但し、
visualモードのチャート上に設定した場合は、
アラーム機能とメール通知機能は使用不可で、
offlineモードのチャート上に設定した場合は、
アラーム機能とメール通知機能は使用可です。

TYPE-L [こすぎオリジナルツール MultiCandle-Signal]

正常に機能

このインジケーターでは大きな時間足のローソク足をチャート上に表示するので、
てっきり他の時間軸を参照する処理が含まれていると思っていたんですが、
改めてプログラム内を確認してみたところ、
執行時間軸のボリンジャーバンドを大きくする処理で代用していました。

つまり、他の時間軸を参照していないので、
MT4裁量トレード練習君プレミアムの環境での稼働は可能です。

但し、
visualモードのチャート上に設定した場合は、
アラーム機能とメール通知機能は使用不可で、
offlineモードのチャート上に設定した場合は、
アラーム機能とメール通知機能は使用可です。

TYPE-M [こすぎオリジナルツール 通貨ペア相関係数一覧表]

正常に機能せず

このインジケーターでは、ロジック内に複数の通貨ペア、及び、
複数の時間軸の相関関係をチェックする処理が
含まれているので正常に機能しません。

よって、MT4裁量トレード練習君プレミアムの環境での稼働は不可です。

TYPE-P [こすぎオリジナルツール HighLow-Checker]

一部だけ正常機能

このインジケーターでは、執行時間軸の高値と安値の計算については
他の時間軸を参照していませんので、
それぞれ正しく高値と安値のラインが表示されます。

しかし、大きな時間軸については
他の時間軸を参照する処理が含まれているので正常に表示されません。

また、今のところ原因は分かりませんが、
offlineモードのチャートにこのインジケーターを設定すると、
処理がかなり重たくなって、
チャートがスムーズに動かなくなる可能性があります。

なので、offlineモードのチャートには
このインジケーターを設定しない方が無難でしょう。

つまり、visualモードの執行時間軸のラインだけしか正常に表示されませんので、
個人的には、TYPE-Pは
MT4裁量トレード練習君プレミアムの環境での稼働はお勧めしません。


以上、かなり長くなってしまいましたが、
現時点で提供している私の特典群の、
MT4裁量トレード練習君プレミアムのテスト環境での動作確認のまとめでした。

今回久しぶりに私の特典群を、そのプログラミングも含めて、
まとめて基本設計、詳細設計等を確認し直しましたが、
結構複雑な処理をしていたんですね。

全てを確認するのに相当な時間を取られてしまいました(笑)

しかし、自分で言うのもなんですが、
よくぞこれだけのものを開発、提供できたものだと改めて感心しました。

そして予想通り、
MT4裁量トレード練習君プレミアムのテスト環境で
正常に機能しないインジケーターが多数ありましたね。

もしも、私の特典をMT4裁量トレード練習君プレミアムのテスト環境で
動かしたいと思っていた方は今回の記事を参考にしてください。

このツールを使わないとトレード経験に圧倒的な差をつけられてしまいます。
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