「ロジックが明確な完全無裁量のトレード手法です」
「シグナルに従うだけの無裁量システムトレードです」

このように”無裁量“をセールスポイントとして挙げているFX商材を見かけます。

まだ経験の浅い初心者トレーダーにとっては、
自分で環境認識をする必要もなく、エントリーのタイミングを計る必要もないので、
とても魅力的に映る商材でしょう。

“無裁量”自体は何も問題はありません。

そのロジックに、そのシステムに優位性があるのならば、
経験不足の未熟な初心者トレーダーが自分で余計な判断を下すより、
商材に従い、無裁量でエントリーを繰り返すことの方が
よっぽど利益につながりやすいでしょう。

私が問題にしているのは…
無裁量と謳っていながら実際は無裁量ではない商材がほとんど
だということです。

FXトレードにおける「無裁量」の定義とは

まず、FXトレードにおける「無裁量」の定義をハッキリさせておきましょう。

「無裁量」とは、
トレーダー個人の主観や判断を排除して、
明確なルール/ロジックに基づいて機械的にトレードを行うことです。

トレーダーの直感だとか、相場の雰囲気だとか、そういった不明瞭な要素に頼らず、
同じ条件であれば、誰が実行しても同じ操作になり、同じ結果になるトレードのことを指します。

例えば、
・移動平均線がゴールデンクロスしたら買い、デッドクロスしたら売る
・RSIが30以下になったら買い、70以上になったら売る
など。

これらのルールは誰が見ても明らかです。
チャート上にその状態が明確に表現されるので裁量の入る余地は一切ありません。
その文言の通り実行するだけです。

対して「裁量」とは、
トレーダー個人の経験や主観を活用したり、
相場の雰囲気や状況などを察知して、柔軟にその場で判断を下していくトレードです。

先の例で言えば、
・移動平均線がゴールデンクロスしたら買い、デッドクロスしたら売る
これにそのまま従うのではなくて、
ゴールデンクロスしたとしても、その時の価格があまりにも上げ過ぎていたら
一旦様子見にして押目を狙っていく…

・RSIが30以下になったら買い、70以上になったら売る
これにそのまま従うのではなくて、
相場の雰囲気が悪く、価格がそのまま下がり続けそうと感じたならば、
RSIが30以下になっても買わず、もう少し様子見にして反転上昇の気配を見せたら
改めて買いを検討する…

このようにして、ルールはあるがそのまま従うのではなくて、
自分の経験に基づいて柔軟に対応するのが裁量トレードです。

そして、市販の”無裁量”FX商材のほとんどは、
無裁量と言いながら実際には裁量判断が必要になるものばかり
です。

そのFX商材の著者自身が無裁量という言葉の意味を理解しているのかどうか…
もしくは、多少裁量の要素が含まれていることは分かってはいるが、
無裁量と打ち出した方が売れそうだからなのか…

この手の商材は枚挙にいとまがないですが、私が見かけたのは、
複数のインジケーターのサインを総合的に判断してエントリーを決める無裁量商材。

総合的に判断“という時点で無裁量ではないです…
2つのインジケーターでサインが出たらエントリー?
それとも、3つのインジケーターでサインが出たらエントリー?

他にも、
チャートの形状が安値切り上げ高値切り上げになっていたらロングするという無裁量商材。

安値切り上げ高値切り上げ“の定義は??
ローソク足の並びがどうなったら安値と呼ぶのか?高値と呼ぶのか?
そこをハッキリさせず不明瞭なままにしている時点で無裁量ではないです…
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なぜEA化して無裁量を証明しないのか?

先にも書きましたが、無裁量に善悪はありません。

但し、無裁量を謳うのであれば、本当に真の意味で無裁量にしないと。
そして、無裁量であることをできるだけ証明しないと。

商品ページ内で、
「ルール通りにトレードしたところ、
 2024年は1500PIPS獲得しました。2025年は現在まで1000PIPS以上獲得しています。」
なんて言葉で書いても、無裁量の証明にはなりません。

「過去チャートを使って手動で検証したところ、
 過去5年間一度もマイナスになっていません。」
なんて言葉で書いても、無裁量の証明にはなりません。

ではどうすれば無裁量の証明になるのか…

無裁量ならば、全く裁量判断が要らないならば、
そのルールをEA(自動売買)化してみれば良いんです。

無裁量ならばそのロジックはプログラミングレベルで明確になっているはずです。
というか、プログラミングできるルールが無裁量と言いかえる事もできます。

そのプログラミングしたバックテストを商品ページに掲載すれば良いんです。
そして、バックテストの結果が期待値>1であることを示せば良いんです。

なぜそれをやらないんでしょうか?

もう一度問います。

なぜEA化しないのでしょうか?
なぜEA化して、そのルールが期待値>1であることを証明しないんでしょうか?

考えられる理由は2つあります。

1.そもそものルールが無裁量ではないから

ロジックに曖昧な部分が残っているからEA化できない。
つまり、”裁量ありきのルール”であって最初から無裁量ではなかった。

2.EA化したら期待値<1であることがバレてしまうから

実際にEA化したがその結果、期待値が1を下回ってしまった。
つまり、長期的には勝てないことが発覚しては困るから、
あえてEA化に関しては触れないようにしている。

このどちらかです。

これらがクリアーしていれば、商品ページにそのルールのバックテストを掲載できるはずです。
バックテストを掲載しないのは………そういうことです。
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「ポラリスα」は本当の意味での無裁量

長々と無裁量について解説してきましたが…

私が開発した商品「ポラリスα」は無裁量のルールがベースになっています。
だから、商品ページにバックテストを掲載しています。

ロジックはプログラミングレベルで明確だから、
それをそのままEA化したものを商品ページに掲載しています。

過去17年間、延べ数万回という膨大な検証データから
期待値>1であることが証明されたルールです。

そのルールを誰でも分かりやすく使えるように
「シグナル売買」という形に落とし込んで提供しています。

つまり、「ポラリスα」は他の無裁量FX商材でありがちな
「どこかに裁量判断が必要になるのではないか?」
「使う人によって再現性が異なるのではないか?」
「そのロジックの有効性は証明されているのか?」
といった不安要素を極力排除しています。

更に、それだけではありません。

無裁量のルールをベースとして、そこから利用者のレベルに応じて、
少しずつ裁量を加えていくことができるようになっています。

本当の意味での無裁量+裁量を加えてレベルアップ=「ポラリスα」です。

長期検証による優位性の証明と、EAレベルで明確化されたルール。
もしあなたが”本当の意味での無裁量トレード”を希望しているなら、
ポラリスαが役に立つかもしれませんよ。
最小限の裁量で!EA型スイング戦略シグナル「ポラリスα」過去17年間で20000回以上検証した結果、期待値>1であることが証明されたシグナル売買 | GogoJungle
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参考までに、先週のシグナルは…
EURUSD
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GBPJPY
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USDJPYとEURJPYではシグナルが出ず、EURUSDとGBPJPYの2つで8勝0敗でした。