付き合う友人は真剣に選んだ方が良いです。

社会人であるならば、上司、同僚、部下など、
強制的な人間関係からは逃れられないことも多いでしょう。
仕事上の付き合いはある程度は避けられないものです。

その場合は仕事やコミュニケーションに支障が出ない程度の最低限の関係を維持すれば十分です。

しかし、普段から一緒に過ごす友人や遊び相手は自分で選べます。
そして、この自分で選べる人間関係こそが人生に大きな影響を与えてきます。

類は友を呼ぶ」ということわざがあります。

似たような価値観を持つ人同士は自然と集まりやすく、
また、一緒に過ごすことで互いが似てくる側面があります。

他人の悪口ばかり言う人たちと一緒にいると、
最初は違和感があったとしても、次第に悪口を言うことへの抵抗感が薄れていきます。

借金癖のある人と付き合っていると、お金に対する感覚が少しずつ麻痺し、
自分も借金への心理的ハードルが下がっていくことがあります。

また、有名な言葉に、
あなたは、最も長い時間を共に過ごす5人の平均になる
という格言もあります。

これは、アメリカの起業家である Jim Rohn(ジム・ローン)という方が残した言葉で、
要するに、
自分の考え方や行動、価値観は、日常的に接する人たちから強く影響を受ける
ということを意味しています。

人間は周りの環境に影響されやすい生き物です。
近くにいる人の言葉遣い、考え方、価値観、趣味、習慣などに、
良くも悪くも無意識のうちに染まっていきます。

もちろん良い方向へ作用することもあります。

意図的に、自分より優れた人、尊敬している人、理想とする生き方をしている人との
接する時間を増やすことで、自分自身の考え方や行動も少しずつ変わっていきます。

言葉遣いが変わり、物事の捉え方が変わり、
結果として人生そのものが良い方向へ進むこともあります。

一方で、悪い方向へ作用することもあります。

先に書いたように、
愚痴や悪口ばかり言う人と長く一緒にいれば、自分も否定的な考え方が当たり前になっていきます。
浪費癖のある人たちに囲まれていれば、お金に対する感覚も徐々に緩くなっていくでしょう。

さらに厄介なのは、人はそうした環境に慣れていきます。

悪口を言う人って、なぜか悪口を言う人と一緒にいる方が居心地が良いと感じるんですよね。
借金をする人って、なぜか借金をしてる人と一緒にいる方が居心地が良いと感じるんですよね。

良くも悪くも、そこが自分にとっての「コンフォートゾーン(心理的な安全領域)」なわけです。

だからこそ、
今いる環境は、自分を良い方向へ進ませているのか、それとも悪い方向へ引っ張っているのか
を、冷静に考えてみる必要があります。

人は環境に影響されます。

自分の人生を良くしたいのなら、付き合う人を選ぶことは、
決して冷たいことではなく、差別的なことでもなく、当然の判断だといえるでしょう。
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長く関わらない方がいい相手とは

人それぞれ価値観は違いますし、誰に対しても完璧を求める必要はありません。
もちろん私だって他人から見ると性格難なところが多分にあるでしょう。

ただ、少なくとも私は長期的に深く付き合う相手として、
次のような特徴を持つ人とは一定の距離を置くようにしています。

  • 問題が起きた時に他人や環境のせいにする
  • 陰口・噂話が大好き
  • 自分の思い通りにならないと感情的になる

端的に言うと、利己主義、自己中心的な人でしょうか。
他人への配慮が乏しく、視野が狭い人とは距離を置いて必要以上に関わらない方が良いです。

このような人と長く一緒にいると、先に書いたように考え方や価値観が少しずつ似てきてしまいます。
最初は「自分は違う」と思っていても、環境の力は想像以上に強いものです。

もし、自分自身まで同じような性格になってしまったら…それは嫌ですよね。

そして、この話は単なる人間関係の話では終わりません。
実は、こうした考え方や性格は、トレードにも大きな悪影響を与えます。

なぜなら、トレードという世界は、
性格や思考、習慣がそのまま成績に反映されやすい世界
だからです。

問題が起きた時に他人や環境のせいにする

トレードは、徹底した自己責任の世界です。
利益が出ても自分の責任。損失が出ても自分の責任です。

損切りになったときに、
「この手法が悪い」
「買った商材が悪い」
「相場が理不尽だった」
「有名トレーダーの言う通りにしたのに」
「シグナル配信が間違っていた」
「トランプ大統領が余計な発言をしなければ」
このように、外部へ責任を求め始めた時点で、成長は止まります。

もちろん、手法に改善点がある場合もあるでしょう。
配信サービス側のミスが起きることもあるかもしれません。
相場には予測不能なニュースも存在します。

しかし、それでも最終的に
その場でどう判断し、どう行動するかを決めたのは自分自身
です。

他人の意見を参考にするのは自由です。しかし…
最終的にエントリーボタンを押したのは自分です。
最終的に決済ボタンを押したのは自分です。

トレード力向上を求めるなら、他責思考の性格にはならないようにしましょう。

陰口・噂話が大好き

SNSでは、無名のトレーダーが「爆益報告」を投稿していたり、
「今月+300万円」「勝率90%」などの成績を公開していたりします。

しかし、それが本当なのか、嘘なのかは誰にも分かりません。

また、世界情勢や経済指標、その解釈について、個人が好き勝手に発信していることもあります。

これらを真に受けてしまうと、「自分だけ負けているのでは」と不安になったり、
「あの人がこう言っていたから」と根拠の薄い売買をしてしまう危険性もあります。

結果として、不安感が強くなり、自己評価が低くなり、ネット上の情報に過敏になり振り回されます。

トレードで重要なのは、他人の噂や雰囲気ではなく、自分のルールと検証結果を信じることです。

トレード力向上を求めるなら、雑音に流されないようにしましょう。

自分の思い通りにならないと感情的になる

トレードの世界では”相場が常に正しい“です。

相場が上昇トレンドならロングを考えるべきですし、
下降トレンドならショートを考えるべきです。

自分がどれだけ理屈を並べて
「ここから上がるはずだ」
と考えていても、実際に相場が下げているなら、その現実を受け入れなければいけません。

「日銀が利上げするからドル円は下がるはずだ」
「CPIが良かったからドル買いだ」
「戦争が終わりそうだからリスクオンだ」

自分の相場観を持つことは悪くは無いです。
しかし、自分の相場観に固執しすぎると、相場が逆に動いた時に意地になり、
「自分が正しい」
と感情でポジションを持ち続けることになります。

未来は誰にも分かりません。
常に正しくあり続けることは不可能ですし、そもそもその必要もありません。

相場は思い通りにならないのが普通です。

だからこそ、感情的になるのではなく、
「相場がそう言っているなら従う」
という柔軟さが必要です。

感情が前に出るほど、ルールは後ろへ下がっていきます。
そして、感情がルールを支配した時、人は大きく負けるんです。

トレード力向上を求めるなら、感情に流されないようにしましょう。

以上、付き合いを避けるべき人の特徴を3つ挙げてみました。

初心者の中には「トレードに性格なんて関係ない」と思う人もいるでしょうが…
否。大ありです。

というか逆に、
トレードとは、性格や思考、習慣がそのまま結果に表れやすい世界です

手法や知識も大切ですが、それ以前に
「どんな人たちと関わっているか、どんな考え方を持っているか」
が、長期的な成績を大きく左右する要因といえます。