相場の格言には、いろいろなものがありますが、
私の好きな格言の1つに、
【勝ちトレーダーは未来を予想するのがうまいのではない。
今を適切に対処しているだけ】
というものがあります。
勝っているトレーダーというのは、高勝率の手法を幾つも持っており、
相場の状況にあわせて変幻自在に自分のポジションを操り、
常に相場の先の先まで予想し、どんな状況であろうとも利益を獲得できる人の事だと
思っていました。
でも実際は違うようです。
勝っているトレーダーの手法というのは、負けている人たちの手法と
そんなに変わらないようです。
また、勝っているトレーダーというのは、
全ての相場に手を出している訳ではないようです。
自分の得意とする相場状況になるまでは、一切手を出さないです。
そして、勝っているトレーダーというのは、
相場の未来を予想するのがうまい訳でもないようです。
まぁ、当然といえば当然ですが、未来のことなんて誰にも分かりません。
では、勝っているトレーダーと負けているトレーダーの一番の違いはというと、
「今を適切に対処しているか」
ということです。
「今を適切に対処する」とは、どういうことかというと、
今、損切りラインにかかったら、きちんと損切りする。
今、利益が出始めたら、ちゃんとキープする。
今、手仕舞いルールにかかったら、ちゃんとクローズする。
今、エントリーできない状況なら、ちゃんと見送る。
未来を予想して行動しているんではなくて、今だけを見ているんですね。
そして、今を適切に対処するためには、やはりマインドが必要になってきます。
行き当たりばったりの、ふらふらしたマインドでは
上記のことを正しく行うことはできませんからね。
正しい手法を持っていても、
それを正しく実行するマインドがなければ意味がありません。
どうしても勝てない場合、その理由は手法なのか、それともマインドなのか、
今一度考えてみませんか?