収益曲線からナンピン、マーチンゲール型EAを見分ける

Myfxbookというサイトをご存知でしょうか?

このサイトに登録して、EA(自動売買)ソフトの設定を行うと、
そのEAの成績の推移、及び、損益状況を
視覚的に分かりやすく管理する事ができるようになります。

私もこのMyfxbookに登録しており、
そこに自作EA、及び、購入したEAを設定していて、
週末にはEA毎の成績を分析するようにしています。

そして、このサイトでは、
EA毎に公開 or 非公開を選択する事ができるようになっていて、
もし、公開しているEAならば、自分以外の他人のEAの成績を確認できますし、
逆に、公開している自分のEAの成績を他人に見せる事もできます。
fxgrapf16070101

実は数か月前に、ナンピン、マーチンゲール型EAの紹介、
及び、購入を勧めるメルマガが来ていました。

ナンピン、マーチンゲール型EAの危険性を理解している私としては、
当然スルーでやり過ごすつもりだったんですが、
そのメルマガの中にURLでリンクが張ってあって、
Myfxbook上でそのEAの成績が公開されていたので、
興味本位でクリックして覗いてみました。

すると、、、思った通り、”見た目には
右肩上がりに利益が増えていく綺麗な収益曲線を描いていました。

しかし、その時は特に何の反応もすることなく、
それだけでページを閉じたんですが、
先々週、メールソフト内を整理していたところ、
再びそのメールに気づき、再度Myfxbook上の成績を確認したところ、
面白い事になりそうだったので、その時の画像を保存しておきました。

それが以下です。

EAの開発者様、そしてEAの紹介者様の名誉のためにも
どのEAなのか特定できないように余計な情報は省いて
まずは収支曲線の推移だけをお見せします(クリックで拡大)
eagrapf16070102
上記には赤色グラフで表示されている[Growth]と、
黄色グラフで表示されている[Equity Growth]がありますね。

それぞれどんな意味なのかというと、

[Growth]は、決済まで終わった全トレードの収益曲線
[Equity Growth]は、現在保有中のポジションも含めた収益曲線

です。

上記では、赤色グラフの[Growth]は、約10%のプラスとなっており、
黄色グラフの[Equity Growth]は、約-5%のマイナスとなっていますね。

つまり、上記グラフを解釈すると、

決済まで終わったトレードの収益を合計すると、
これまでは、元本から+10%の増加となっているが、
現在保有しているポジションの収益も合算すると、
これまでは、元本から-5%の減少となっている

という事を意味しています。

つまり、トレーディングの行為としては、

収益がプラスになったトレードは早々に手仕舞いし、
収益がマイナスになっているトレードは手仕舞いせずに
ただひたすら決済を引き延ばしている

という事を意味しています。

この2つのグラフのうち、どちらが重要なのかというと
もちろん黄色グラフの[Equity Growth]の方で、
現在保有中のポジションも含めた収益曲線の方を見るべきです。

単一ロットで動かすEAの場合、つまり、
単純にエントリーと決済を順番に繰り返すEAの場合は、
この2つのグラフは、ほとんど重なるはずなので、
その違いを気にする必要はないんですが、
ナンピン、マーチンゲール型EAの場合、自分に不利な状況になると、
どんどんポジションを追加して、どんどんロット数を増やしてくので、
上記のように2つのグラフに大きな差が出てきてしまうんですね。

先に「”見た目には” 右肩上がりに利益が増えていく」と書きましたが、
これは上記の赤色グラフの事を指しています。

数か月前、最初にこのグラフを見た時に
赤色グラフ黄色グラフの乖離、
そして、赤色グラフの異常なほどの安定した推移を見た時に、
これは典型的なナンピン、マーチンゲール型EAだと分かったので、
私は興味を持つ事なくスルーしたわけです。
investiment16070103

上記のグラフの最新日は、先々週の6月17日(金)となっていますが、
その1週間後、つまり先週の6月24日(金)には
歴史に刻まれる1日になった英のEU離脱の是非を問う国民投票がありました。

結果については、もう皆さん知っての通り、
事前予想とは反対のEU離脱派の勝利となった事で、各金融市場は大混乱、
相場は一方的なリスク回避の動きとなり、
EURJPYは直近の高値から1200PIPSほども下げ、
GBPJPYに至っては直近の高値から2700PIPSほども下げる
超高ボラティリティ相場となりました。

英国民投票のようなイレギュラーな超重要イベント時には
EAなどの自動売買は、全て止めておくのがセオリーです。

しかし、上記のEAは溜め込んだロット数を手動で決済しなかったようで、
含み損のポジションを抱えたまま、英国民投票の日を迎えました。

私が翌日の6月25日(土)に再び上記EAの収益曲線を確認しに行くと、、、

次回に続きます。

To Be Continued…

One Response to “収益曲線からナンピン、マーチンゲール型EAを見分ける”

  1. […] 前回の記事 「収益曲線からナンピン、マーチンゲール型EAを見分ける」 の続きです。 […]

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