TURBO FXは、EAなどの自動売買ソフトとは違って、
そのシグナル発生時のエントリー条件、手仕舞い条件に関しては、
ブラックボックスではなく、ユーザーサイトの中で全て明らかにされています。
既購入者の方はお分かりと思いますが、
用いているインジケーターとそのパラメータ設定に関しては、
結構複雑に関連しあっており、絶妙なチューニング具合といえるでしょう。
私はFX商材の購入者に対しては、無制限に質問を受け付けているんですが、
TURBO FXの購入者の方からは、
「パラメーターの数値は、相場に合わせて変更する必要があるんでしょうか?」
という趣旨の質問を受ける事があります。
これに関しては、トレーダー毎に意見が分かれると思いますが、
私個人の意見としては、
「パラメーターの数値は、製作者のアナウンスがない限り変更する必要はない」
と思っています。
TURBO FXでは、その購入者のFXの知識、経験などのレベルに合わせて、
基本編、中級編、上級編というようにコンテンツが分かれているんですが、
そのうち上級編では、
「TURBO FXで用いているインジケーターのパラメーターを変更する事で
オリジナルのシグナルツールとして利用し、更に精度の高いシグナルを
発生させるようにしましょう。」
としています。
確かに、その時その時の相場状況にあわせて、
最適なパラメータ値を設定する事ができれば、
精度の高いトレードができるといえますが、
その域に到達するには、相当な時間を要するでしょう。
最終的に目指すレベルではありますが、
そこまでいかなくても、FXで利益を上げる、という目的を達成するためには、
中級編に書かれている事までを理解していれば十分だと思います。
中級編では、
TURBO FXで使われている各種インジケーターの役割を理解し、
その上で、それらを組み合わせたロジックの意味を理解し、
MTF(マルチタイムフレーム)などを取り入れた分析方法を採用し、
検証を重ねて、状況に応じたトレードをする事が目的としています。
このレベルまでを理解しておけば、利益が出るようになります。
パラメーターに関しては、
TURBO FXの製作者からのアナウンスがない限り独自に変更する必要はない
というのが私の考えです。
パラメータは、変更しようと思えば、いくらでも変更する事ができますし、
また、変更しても、それによって明快な回答が得られるわけでもないですし、
そうした事に時間をかけるのは勿体なく思ってしまいます。
パラメータという数字とにらめっこするよりも、
数字は固定にして、実際に出ているシグナルに従うのか、従わないのか、
チャートを確認しながら検証作業を繰り返していった方が
よっぽど自分の力となり、チャート分析力が身に付くと思います。
TURBO FXは5分足チャート、1分足チャート専用のツールであり、
デイトレ、スキャルピングに特化した短時間用のツールです。
日足チャートや4時間足チャートなどの大きな時間足でのトレードなら、
ファンダメンタルやトレンドの発生具合などの今の相場状況を加味して、
パラメーターを変更する事も考えた方が良いかもしれませんが、
5分足や1分足での短期トレードでの相場状況なんて、
その日その日でコロコロ変わっていきますし、
数時間後には全く異なった相場展開になっている事も頻繁に起きています。
そうした短期的な変化に対して、
その都度パラメーターの数値を変更して対応する事は不可能ですし、
そもそもパラメーターを変える事が正しい対処方法であるかも分かりません。
ならば、パラメーターの数値を変える作業は、
TURBO FXを理解し、利益が出るようになってからでも遅くはなく、
それよりもまずは、既存のパラメーター設定のままで、
そのシグナルの取捨選択に検証作業の重点を置くようにした方が良いです。
TURBO FXの製作者である石塚勝博氏が、
現状のパラメーター設定値が長期的に見て最も利益が出やすい、
とした上で提供しているんですから、
それを石塚氏よりもTURBO FXに関わっていない購入者が
無理に変更する必要はありません。
例えば、TURBO FXのパラメーターの一つに、
MaxProfitPips
というものがあります。
これはその名の通り、利益を確定するときの最大値幅です。
USDJPY1分足チャートの場合、既定値ではこの値は10PIPSに設定されています。
しかしこの値は、ある日は5PIPSが最も利益が出る設定値の可能性もありますし、
別の日では、15PIPSに設定する事が最も利益が出る日、という事も有り得ます。
どの値が適切であったかは、その日が終わってみなければわかりません。
また、ある日一日をとっても、トレンドの波動毎に最適な数値は変わってきます。
つまり、最も利益が出る最適な数値を考えだしたらきりがありません。
既定値の10PIPSとは、長期的にみて最も利益が残りやすい、
最大公約数的な考え方で設定されています。
それに、パラメーターというものは、単一で考える事はできなくて、
それぞれが複雑に関連しあっています。
MaxProfitPipsを変更したら、次にMinProfitPipsも変更する必要が
あるかどうかも考えなくてはいけないでしょう。
そうして、いろいろと変更してしまい、
製作者の意図とは全く違ったパラメーター設定をしてしまっては、
TURBO FXの良さがなくなってしまいますね。
以上のような理由から、パラメーターに関しては、
製作者からアナウンスがない限りは、変更する事は考えないようにしましょう。
数字をイジクル事では、チャート分析力は身に付きません。
できるだけチャートを見るような勉強方法をしたいですね。
シグナル表示と裁量判断のいいとこ取りの商材
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