トレーダー毎に監視している通貨ペアは違っていますし、
各自で好みの通貨ペアというのもあるでしょうが、
順張りトレーダーなら、常にトレンド状態の通貨ペアだけを相手にする
という戦略もあります。
しかし、数多くの通貨ペアの複数の時間足チャートを
その都度開いて確認するのは時間がかかりますし、とても面倒ですね。
そこで、そのような負担を軽減する為に利用したいのが、
私が特典として提供している
TYPE-I [こすぎオリジナルツール TrendSearcher]
です。
これなら20通貨ペア分の各時間足のトレンド状態をひと目で確認できます。
普段EURUSDやUSDJPYなどの特定のメジャー通貨ペアばかりを相手にしていると、
トレンドでない時でも無理にエントリーを考えたりしてしまいますが、
この[TrendSearcher]ツールを利用すれば
常にトレンド相場だけを相手にできますので、
各自の順張りルールに則ったエントリーだけを行う事もできるでしょう。
個人的には特に日足のトレンドを考慮してほしいですね。
通常のデイトレだと1時間足レベルのトレンドしか見ていない人も多いですが、
日足のトレンドまで味方にすれば、より確度の高いトレードができると
私自身も実感しています。
日足のトレンドに従ったトレード
先週金曜日ロンドン時間16時頃のTrendSearcherの表示内容
16時過ぎにTrendSearcherの表示内容をキャプチャーしてみましたが、
上記のような状態となっていました。
これを見ると、日足レベルでトレンドとなっているのは、
EURUSDが上昇トレンド、
USDJPYが下降トレンド、
AUDUSDが上昇トレンド、
USDCHFが下降トレンド、
USDCADが下降トレンド、
である事が分かりますね。
ちなみに、ファンダメンタル的な見方では、
FOMC以降は利上げペースの鈍化という思惑で、継続的なドル売りとなっており、
その影響もあって上記の5つの通貨ペアは全てドルストレートなっていて、
これらがドル売りによるトレンド発生である事が推測できます。
これらのうち、EURUSDとUSDJPYはメジャー中のメジャー通貨ペアなので、
今回は置いといて、メジャー通貨ペアの中ではわりとマイナー?な方の
AUDUSD、USDCHF、USDCADの日足チャートを確認し、
更に、その後の動きを5分足チャートで追っていきたいと思います。
16時頃のAUDUSDの日足チャート
TrendSearcherで表示した通り、上昇トレンドとなっていて、
このようなチャート形状ならば、ロングだけを狙っていくようにします。
順調に+1σ上で推移していますが、現状はちょっと+2σに近いので、
できれば一旦調整で下げてもらって、
その後の反転上昇を押目買いならやりやすいでしょうか。
とそんな事を考えつつ、この日の16時以降のAUDUSDの5分足チャートです。
5分足レベルではロンドン時間以降は下落トレンドからレンジ相場へと移行し、
レンジ相場時の上下幅は約20PIPSほどしかないので、
動きがない動意薄相場と見る事もできます。
日足チャートでは上昇トレンドなので、
5分足レベルで上昇に転じればロングしたいですが、
この5分足チャートの形状だとちょっとエントリーしづらいでしょうか。
この記事では具体的な手法、ロジックまでは触れておらず、
あくまでもトレード戦略の1つとしての考え方の提供なので、
何をもってして上昇トレンドへの転換とするかまでは言及しませんが、
レンジ相場時の下限からの逆張り的なロングなら多少利幅が取れているくらいで
この日は日足のトレンド方向へは動いてくれなかったですね。
もちろん、日足のトレンドに従うと決めてもこんな事もあります。
16時頃のUSDCHFの日足チャート
TrendSearcherで表示した通り、下降トレンドとなっていて、
このようなチャート形状ならば、ショートだけを狙っていくようにします。
しかし、2月に付けた安値と丁度横並びの位置まで下げてきていますので、
このあたりでサポートされる可能性もありますね。
なのでショートするなら、2月の安値を明確に割ってからか、
もしくは、2月の安値が気にならない位置まで一旦上昇してからの再下降なら
戻り売りしやすいでしょうか。
とそんな事を考えつつ、この日の16時以降のUSDCHFの5分足チャートです。
5分足レベルではロンドン時間以降は一旦上昇トレンドとなり、
50PIPSほど戻す展開となりました。
これを5分足チャートだけで判断すると、綺麗な上昇トレンドとなりますが、
日足まで見ていると、単なる一時的な買い戻しなのかもしれないと判断できます。
そして、何をもってして下降トレンドへの転換と判断するのかは各自に任せますが、
19時以降に日足の向きと同じく、明らかに下降トレンドへ転換していますので、
この形状を確認してショートする事ができますね。
目標利確値は先に示した2月の安値付近で良いでしょう。
16時頃のUSDCADの日足チャート
TrendSearcherで表示した通り、下降トレンドとなっていて、
このようなチャート形状ならば、ショートだけを狙っていくようにします。
順調に-1σ下で推移していますが、現状はちょっと-2σに近いので、
できれば一旦調整で上げてもらって、
その後の反転下降を戻り売りならやりやすいでしょうか。
とそんな事を考えつつ、この日の16時以降のUSDCADの5分足チャートです。
5分足レベルではロンドン時間以降は一旦上昇トレンドとなり、
こちらも50PIPSほど戻す展開となりました。
FOMC以降はドル主体で動くケースが多く、
この日のロンドン時間はドルの買い戻しとなりましたが、
その流れに乗るのは日足の向きとは違っていて本道ではないので、
やはり、見送した方が無難といえるでしょう。
そして、何をもってして下降トレンドへの転換と判断するのかは各自に任せますが、
18時以降に日足の向きと同じく、明らかに下降トレンドへ転換していますので、
この形状を確認してショートする事ができますね。
利大を目指す事ができれば、それなりの利幅が獲得できています。
このようにTrendSearcherを利用して、
その日、その時点でのリアルタイムの日足のトレンドが分かれば、
そのトレンドの向きに仕掛けるようにするだけで
優位性のあるトレーディングが実現できます。
少しでもデイトレの期待値を上げたいのなら、
1時間足チャートのトレンドだけでなく、
日足チャートのトレンドも見ておくと良いでしょう。
そして、通貨ペアの選り好みをせずに、
常にトレンド状態の通貨ペアだけを相手にしましょう。
TrendSearcherにはそれを実現させるだけの数多くの通貨ペアを用意しています。