3月下旬に開催されたG20(財務相・中央銀行総裁会議)では
仮想通貨も議題として取り上げられ、
どのような位置づけとして扱われるのか気になっていましたが、
結果的には、事前の予想通りというか、
国際的な監視の必要性と規制強化を訴える共同声明となりました。

一部では、
「もしかして”全面禁止”なんて事になるのかも」
という噂もありましたが、
結局は、投資家の保護と資金洗浄対策を考慮しつつ、
仮想通貨市場を健全に発展させる方向性を目指したものとなったので、
これで一安心といったところでしょうか。

当面の懸念材料だったG20を無事に通過したので、
これでビットコインをはじめとする仮想通貨市場も
再度盛り上がってくるのかと思ったら、、、そうでもないですね。

後にチャートを掲載しますが、
仮想通貨市場の冷え込みは収まっていないようです。

コインチェックが事業再開

金融庁から業務改善命令を受けているコインチェック社ですが、
ようやく事業を再開しつつあります。

現状、全てのサービスを再開したわけではないですが、
ビットコインやイーサリアムなど、主要な仮想通貨に関しては
送金もできるようになったので、
コインチェックに資産を凍結されていた人達も
これで解放されたわけですね。

結果的には、ハッキング事件が起きてから
2ヶ月弱での事業再開となるので、
早期解決と言って良いでしょう。

しかし、この間にも、
自己責任の意味を分かっていない投資家たちや
他人の不幸が好きな野次馬たちは
以下のような誹謗中傷をネットに残していました。
comment18033101
上記はハッキング事件が起きたあとの
コインチェック社の記者会見の記事に付いたコメントです。

これも”炎上“なんでしょうか、
どうして自分勝手な憶測でここまで書けるんでしょうか?

もちろん、何を書いても自由ですが、
他人や他社の不幸に便乗してコメントを残した自分を
何とも思わないんでしょうか?

『到底無理だと思う』
⇒返金されましたが。。。

『今ある客の金使って自転車操業する方針』
⇒顧客の資産と会社の資産は別に分けていますが。。。

『単なる時間稼ぎ』
⇒安全性を確認する為に時間がかかるのは当然ですが。。。

『27歳の社長からして怪しさ満載』
⇒年齢だけで人を判断するなんて。。。

『自己破産で終了でしょ』
⇒事業再開しましたが。。。

しかも、
こうしたコメントに賛同している人達が9割もいるなんて。。。

日本の投資意識レベルの低さにビックリです。

(逆に言うと、だからこそ、
 手法とマインドと資金管理のスキルを身に付けた
 一部のトレーダーだけが成功できるんですが
)

以前にも書いたとおり、
私もコインチェック社に仮想通貨を預けていた被害者の1人ですが、
当然の事ながら、この件で悪態をついた事はありません

もちろん、ショックでしたし、残念な気持ちにもなりましたが、
投資、投機である以上、全ては自己責任だと受け入れています。

中には、
「ハッキングなんて想定外だ!」
と言う人もいますが、、、
それも含めて全て自己責任です。

中には、
弁護団を結成して裁判に訴える人もいますが、、、
残念ながら自己責任です。

仮想通貨市場の冷え込みを数字で確認

去年の年末から今年の年初にかけて
ビットコインに関するニュースを見ない日はなかったですが、
コインチェック社のハッキング事件が落ち着き始めた最近は、
ニュースで取り上げられる頻度も少なくなってきました。

そして、それに比例するかのように
仮想通貨市場のボリュームも徐々に落ち込んできています。

以下は、仮想通貨市場全体のボリュームを表したグラフです。
graph18033102
去年6月頃から直近までの推移を表していますが、
上の折れ線グラフは時価総額を表し、
下の棒グラフは出来高を表しています。

これを見ると、去年の12月をピークにして直近では
時価総額と出来高は共に1/4程度までに減少しています。

このグラフを見ただけでも
“バブルが弾けた”
と分かりますね。

バブルが弾けて、関心すら持たなくなった状態でしょうか。

別の見方をすると、そもそも投資に関心を持つ人は
全人口の数%程度のはずなので、
“正常に戻った”と言い換えることもできるでしょう。

ここからは急激な上げではなく、緩やかな上げ
つまり、緩やかに浸透していくことを期待したいですね。

何がきっかけでトレンド転換するのか?

最後にビットコインのチャートを確認しておきます。

以下はBTCJPYの週足チャートです。
btcjpy1w18033103
去年12月までの反り上がったチャートが嘘のように
今年に入ってからは明確な下降トレンドになっています。

高値切り下げ、安値切り下げであり
ダウ理論で判断しても下降トレンドです。

ニュースに影響されて出遅れた投資初心者のほとんどは
損失となって仮想通貨市場から去ったか、もしくは、
損失を確定できず塩漬けのままで
悶々とした日々を送っているでしょう。

去年の12月にはテレビの報道番組で
「寝ているだけでお金が増えている♪」
と喜んでいた人がいましたが、
今頃どうしているでしょうか。。。

G20を無事に通過してトレンド転換を期待した向きもあったんですが
それが裏切られた格好となってしまい、
現状、何がきっかけで上昇トレンドへ転換するのか分からない状況です。

本来なら、こういう時こそ、
仮想通貨の魅力、ブロックチェーンの可能性について
ブログやSNS等で語るべきだと思うんですが、
最近の仮想通貨関連のブログは、
更新すらされないものも多くなってきました。

やはり、
金にならないジャンル、人が寄ってこないジャンルには
興味が無くなるんですね。

しかし、これで
“にわかクリプトブロガー”
もハッキリしてきましたが。

いろいろとネガティブな事を書いてしまいましたが、
個人的には仮想通貨の将来性に期待していますので、
これからも自己資産の分散先として
仮想通貨と関わっていく方針に変わりはないです。

よって、ビットコインについても
価格が下がってくれた方がたくさん買えるので
個人的には嬉しんですが。

バブルが弾け、規制強化された今、
仮想通貨に真摯に向き合っている人が
本当の投資家であり、インフルエンサーです。

「人の行く 裏に道あり 花の山」
「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、
 楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく
」

はたしてこの相場格言は今の仮想通貨市場にも有効でしょうか?
そして、その答えは数年後でしょうか?