ドラゴンストラテジーFXの購入者様から
「ドラゴンアローがなかなか出現しなくて、
エントリータイミングが遅れるケースがある」
という指摘を頂きました。
ドラゴンアローとは、エントリーのタイミングを知らせてくれる
シグナル(矢印)の事ですが、確かにチャート形状によっては
ドラゴンアローの出現が遅くなってしまうケースもあるようです。
チャート上に表示されているドラゴンバンドは
当面の利確の目安になるラインですが、
例えば、
ロングのシグナル(矢印)がドラゴンバンドの上限付近で出たり、
ショートのシグナル(矢印)がドラゴンバンドの下限付近で出たりすると、
利確までの距離が近過ぎて、結果的にエントリーが遅れる、
つまり、エントリーの旨味が少なくなってしまいますね。
その場合の対処方法ですが、
ドラゴンバンド付近からの反転を確認し、且つ、
ダウ理論的な優位性もあるならば、
シグナル(矢印)が出る前のエントリーも検討しても良いでしょう。
具体的なやり方は以下のトレード例を参考にしてください。
ドラゴンアローが出現する前に早期エントリー
この日はNY時間に米雇用統計が控えていたので、
東京時間中に完結するであろう短時間トレードができる
ドラゴンストラテジーFXでチャートを監視してみました。
AUDJPYの5分足チャート(左クリックで拡大)
横向き青色矢印が2つありますが、
最初がロングエントリーの位置で、次が決済位置を表しています。
まず、本来のロングエントリーのシグナルである
上向き緑色矢印を黄色丸で囲ってみましたが、
確かに、出現位置がちょっと遅いですね。
どれもドラゴンバンドの上限に近い位置で出現しており、
必然的に利確までの距離も近くなってしまうので、
エントリーして良いものなのか、ためらってしまいます。
しかし、チャート形状によっては
この上向き緑色矢印が出現する前にエントリーを検討できます。
実際、上記チャートでの私のエントリー場面には
上向き緑色矢印が出現していませんね。
にも関わらず、なぜエントリーしたのか?
先に、
「ドラゴンバンド付近からの反転を確認し、且つ、
ダウ理論的な優位性もあるならば、
シグナル(矢印)が出る前のエントリーも検討」
と書きましたが、
ここがまさにその場面です。
エントリーの直前にドラゴンバンドの下限に一時的に潜り、
その後に再び抜けてきていますね。
更に、オレンジラインが下値抵抗線として機能していて、
高値切り上げ、安値切り上げも見られます。
このような場面であれば、
上向き緑色矢印が出る前の早期エントリーを検討しても良いでしょう。
私がエントリーしたのは11時台ですが、
実際のシグナルである上向き緑色矢印は13時台に出現していて、
更に、価格的にも少し上での出現だったので、
早期エントリーが得をした格好です。
利確に関しては、できれば粘りたかったんですが、
この日の昼過ぎに所用で外出しなければいけなくなったので、
仕方なく、直前高値付近にリミットを置くことにしました。
で、外出から帰ってきたら無事利確できていました。
EURJPYの5分足チャート
横向き青色矢印が2つありますが、
最初がロングエントリーの位置で、次が決済位置を表しています。
この通貨ペアも私がエントリーした場面では
上向き緑色矢印が出現していません。
しかし、先と同じく、
ドラゴンバンド下限からの反発、且つ、
サポートライン確認、安値切り上げ確認でエントリーしています。
利確に関しては、ボックス相場の上限付近で
リミットを設定して無事ヒットしました。
ちなみに、東京時間にも関わらず急騰していますが、
これは、トランプ大統領が米中貿易合意に関する草案を作成、
という報道によるものです。
この報道により、私が保持しているポジション方向へ
価格が動いてくれたのは運が良かったですが、
利確位置が近過ぎたのは運が悪かったですね。
AUSUSDの5分足チャート
横向き青色矢印が2つありますが、
最初がロングエントリーの位置で、次が決済位置を表しています。
同じく、私がエントリーした場面では
上向き緑色矢印が出現していませんね。
しかし、ドラゴンバンド下限からの反発は確認できましたが、
東京時間は微妙に安値を切り下げていたので、
このエントリーはあまり自信はなかったです。
但し、MTF的には上昇トレンドだったので、
上方向へ動いてくれる確率は高いとは思っていました。
USDCHFの5分足チャート
横向き赤色矢印が2つありますが、
最初がショートエントリーの位置で、次が決済位置を表しています。
こちらの通貨ペアは、ドラゴンストラテジーFXの
通常ルールに則ってのエントリーです。
つまり、下向き赤色矢印出現でのエントリーです。
ついでに言えば、
オレンジラインが上値抵抗線として機能していて、
それを背にしているというエビデンスもあります。
結局この日は4回トレードを行って4勝0敗、
合計で+60.5PIPSの獲得となりました。
このように、シグナル(矢印)が出ていなくても、
その他の確度を高めるエビデンスがあれば、
エントリーを検討しても良いと思います。
また、この日に関しては、たまたまポジション保有中に、
有利な材料が出てくれて全て利確できましたが、
もちろん、時にはポジションとは逆向きの材料が出て
損切りという結果にになってしまう事もあるでしょう。
しかし、リミットとストップを損小利大に設定して、
数多くのトレードを繰り返していけば、
トータルではプラスになる可能性が高いはずです。
シンプルだが奥が深いデイトレ手法
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