たまに、
「商材●●と商材▲▲は相性が良いですか?」
とか
「商材■■とこすぎさんの独自特典◆◆は相性が良いですか?」
という質問を受けるのですが、
私の基本的な考えとしては、
手法を混ぜて使うことはお勧めしません。
皆さんよく”相性“という言葉を用いるんですが、
おそらくはフィルター的な意味合いで、
“手法をより高勝率にできるか”
ということを私に聞きたいんだと推測しています。
しかし、全く別の意図で開発された商材Aと商材Bを
混ぜて使う、合わせて使う、組み合わせることは、
高勝率どころか手法自体を難しくしているだけの可能性が高いです。
他にも、商材単体だけで考えても、
商材Aの気に入った一部のロジックだけを採用したり、
商材Aの気に入らない一部のロジックを変更したり、
こうした行為も手法を高勝率には導かないでしょう。
なぜなら、
今まで勝てていないトレーダーが自身の負け組思考のままで
あれこれと策し、企てても、
その結果は有効に機能しない可能性が高いからです。
商材を購入しようと検討している方の多くは
負け組トレーダーでしょう。
負け組トレーダーとは期待値<1なので、
その思考も期待値<1になっているはずです。
その期待値<1の思考のままで、あれこれと手法を弄っても、
結果は期待値<1に収まってしまいます。
私自身、負け組トレーダーだった頃も、
とにかく勝ちたくて、いろいろと手法を弄ったりしましたが、
上手くいったことは無かったです。
例えば、手法Xが条件A、条件B、条件Cで構成されていたとします。
そのうち、条件Cが今まで使ったことがなくて、
何となく良さそうという理由で
自分の手法Yに組み込んだとしても上手く機能しない可能性が高いです。
なぜなら、
その条件Cは、条件Aや条件Bと有機的に連携されていたから
有効に機能していたんです。
条件Cだけを取り出し、負け組トレーダーの思考で
何の関連もない手法Yに組み込んだとしても、
他の条件と有機的に連携してくれるとは限らないからです。
同じく、
手法Zが条件D、条件E、条件Fで構成されていたとします。
そのうち、条件Fは個人的に気に入らないという理由で
条件Jに変更したとしても上手く機能しない可能性が高いです。
なぜなら、
その条件Fは、条件Dや条件Eと有機的に連携されていたから
有効に機能していたんです。
にも関わらず、負け組トレーダーの思考で
勝手に条件Jに切り替えたとしても、
他の条件と有機的に連携してくれるとは限らないからです。
小手先で誤魔化さず、経験を積み重ねる
では、負け組トレーダーは何をやっても無意味なのか、
負け組トレーダーは何を画策しても無駄なのか。。。
その答えの一例として、まずは、
“変に小手先のテクニックで何とかしようと思わないこと”
です。
小手先のテクニックでは
負け組トレーダーから勝ち組トレーダーへ移行できませんし
負け組思考から勝ち組思考へ上書きできません。
ではどうすれば良いのかというと、、、
“愚直に学習を続けること”
です。
一つの商材を購入したら、
それをそのまま何も足さず、何も引かずに
数週間、数ヶ月間、検証し、デモトレードを行い、記録を取り、
そして、経験を積み重ねることです。
商材の手法が条件A、条件B、条件Cで構成されていたら、
まずはそれをそのまま信じることです。
負け組トレーダーの自分よりも
勝ち組トレーダーの著者を信じることです。
今まで自分流にやってきて上手く行かなかったのなら、
自分ではない外部の思考に活路を見出すんです。
商材そのままに検証し続け、経験が積み重なっていくと、
徐々に、
「この条件を加えたほうが勝率が高くなるかも」
「ストップは別の条件をベースにした方が良いかも」
という自分なりの改良点が見つかってくるものです。
小手先によるアイデアではなく、
経験から湧き出たアイデアは試してみる価値があります。
負け組トレーダーから勝ち組トレーダーへ移行するには
たくさんの経験が必要になります。
経験といっても、商材をとっかえひっかえし、
表面的なロジックをなぞることは経験とは言いませんよ。
一つの商材をどれだけ深堀りできるか、
そして、どれだけデモトレードを繰り返したか、
そして、どれだけ記録を取り続け、そこから何を学んだかが重要です。
時には無駄な時間、無駄な努力だったと思うこともあるでしょうが、
それも含めて全てが経験で、それらがあるからこそ、
勝ち組トレーダーが見えてくるんです。
でも、どうしても無駄な時間、無駄な努力を少なくしたいなら、
このブログの数多の個別記事を参考に勉強してくださいね。
そして、不思議なことに、
勝ち組トレーダーに変わると、
先に、やってはいけないと紹介した
商材Aと商材Bを混ぜて使う
商材Aの一部のロジックを採用する
商材Aの一部のロジックを変更する
こうした行為も上手く行くようになってくるんですね。
なぜかというと、
“トレーダーとしての土台が出来上がっているから”
です。
それまで培ってきた経験から、
ロジックの変更、追加、修正 and 条件の変更、追加、修正が
その手法にどの程度の影響を与えるのか or
有機的に連携してくれるのか、
が感覚的に分かってくるんです。
私自身、既に自分の手法が確立されているので、
新しい商材を勉強したとしても
それで自分の手法の全ロジックを総取っかえすることは無いです。
しかし、ロジックの一部、条件の一部を
自分の手法に採用するケースは稀にあります。
それはなぜか、、、自分でいうのも何ですが、
私はトレーダーとしての土台が出来上がっているからです。
経験を積み重ね、一度勝ち方を覚えてしまうと、
結構スルスルと、今までの苦労は何だったんだと思うほど
勝ち続けるトレーダーもいらっしゃいますので、
今上手く行かなくても諦めないでくださいね。