例えば、USDJPYが上昇トレンドになっているとします。
これを”通貨の強弱“の観点から分析すると、
- USDが買われている
- JPYが売られている
- USDが買われていてJPYは売られている
- JPYが買われているがそれ以上にUSDが買われている
- USDが売られているがそれ以上にJPYが売られている
これらのどれかの状況が起きていることになります。
もちろん、通貨の強弱は時間が経過する毎に
グラデーションを付けて徐々に変化していくので、
ハッキリとこれら5つの状況に分類できるとは限りませんが、
概ねこれらの状況のどれかになっているでしょう。
つまり、
(USDの強さ-JPYの強さ)の差がプラスになっていれば上向きが優勢であり、
その状態が継続すれば上昇トレンドになります。
逆を言うと、
(USDの強さ-JPYの強さ)の差がマイナスになっていれば下向きが優勢であり、
その状態が継続すれば下降トレンドになります。
上記1番の例
USDの強さが5で、JPYの強さが0なら、(+5)-(±0)=+5の上向きの力が働く
上記2番の例
USDの強さが0で、JPYの強さが-7なら、(±0)-(-7)=+7の上向きの力が働く
上記3番の例
USDの強さが3で、JPYの強さが-5なら、(+3)-(-5)=+8の上向きの力が働く
上記4番の例
USDの強さが8で、JPYの強さが2なら、(+8)-(+2)=+6の上向きの力が働く
上記5番の例
USDの強さが-4で、JPYの強さが-6なら、(-4)-(-6)=+2の上向きの力が働く
通貨の強弱は相対的な力関係ですが、
その差が大きくなるほど、そして、継続するほど、分かりやすいトレンドになります。
よって、1つの通貨だけが動意づいている時よりも、
2つの通貨が”逆向きに“動意づいている方が利幅は狙いやすくなるでしょう。
つまり、上記で言うところの3番の状態ですね。
この状態になっている時が狙い目です。
1番や2番の時はトレンドの力強さに欠けます。
まぁ、途中からもう一方の通貨が逆向きに動意づいてくれることもありますが、
それに期待するのは運の要素が強くなります。
4番や5番の時は、通貨同士が押し合い、引き合いで、
安定性に欠ける印象です。
でも、、、こうした理屈が分かったとしても、
実際の通貨の強弱をドル円のチャートを見ただけで判断するのは難しいでしょう。
一般的には複数の通貨ペアのチャートを同時に監視して、
それらの同期具合から通貨の強弱を判断することになりますが、
それだとちょっと面倒ですし、それこそ裁量的な感覚も必要になってきます。
そこで、通貨の強弱を時系列的に数値とラインで表すインジケーターを開発してみました。
8つの通貨の強弱の時系列的変化が一目で分かる
通貨の強弱の時系列的な変化は、
トレードする通貨ペアを選択する時にも and
エントリーポイントを見極める時にも、
重要なエビデンスになり得ます。
以下のチャートでは題材としてUSDJPYの15分足を取り上げましたが、
サブウィンドウが私が開発した自作インジケーターです。
サブウィンドウに赤色ラインと白色ラインがあり、
ここでの赤色ラインがUSDの強弱、白色ラインがJPYの強弱です。
このインジケーターの代表的な考え方は以下になります。
- 基軸通貨のラインが上向きだと買い優勢、下向きだと売り優勢
- 決済通貨のラインが上向きだと売り優勢、下向きだと買い優勢
- 2つのラインの拡大中が狙い目
- +1を超える or -1を割ると、その通貨はトレンド状態と判断
これら事項を解説する前に
通貨ペアの表記に関する基本事項を確認しておきます。
通貨ペアを表記する場合、”USDJPY”のように2つの通貨を並べて表示しますが、
この時の左側の通貨を基軸通貨と呼び、
右側の通貨を決済通貨と呼びます。
USDJPYならば、USDが基軸通貨、JPYが決済通貨です。
同じく、GBPUSDならば、GBPが基軸通貨、USDが決済通貨になります。
これを理解していただいたうえで、、、
基軸通貨のラインが上向きだと買い優勢、下向きだと売り優勢
USDJPYの場合、基軸通貨であるUSDが買われていると赤色ラインが上向きになり、
その状況の時にロングすることが推奨されます。
逆に、USDが売られていると赤色ラインは下向きになり、
その状況の時にショートすることが推奨されます。
決済通貨のラインが上向きだと売り優勢、下向きだと買い優勢
USDJPYの場合、決済通貨であるJPYが売られていると白色ラインが下向きになり、
その状況の時にロングすることが推奨されます。
逆に、JPYが買われていると白色ラインは上向きになり、
その状況の時にショートすることが推奨されます。
2つのラインの拡大中が狙い目
赤色ラインが上向きで、白色ラインが下向きとなり、
それぞれのラインの距離が扇状に広がっている状況がトレードに最も適しています。
要するに、USDが買われてJPYが売られているわけですから、
2つの通貨の強弱の差に支えられた明確な上昇トレンドです。
反対の場合も同様です。
赤色ラインが下向きで、白色ラインが上向きとなり、
それぞれのラインの距離が扇状に広がっている状況もトレードに最も適しています。
要するに、USDが売られていてJPYが買われているわけですから、
2つの通貨の強弱の差に支えられた明確な下降トレンドです。
+1を超える or -1を割ると、その通貨はトレンド状態と判断
サブウィンドウには閾値として+1と-1に破線を引いていますが、
+1のラインを超えたらその通貨は買いトレンド、
-1のラインを割ったらその通貨は売りトレンドと認識します。
逆に、±1内で上下動しているケースも多いですが、
その場合はその通貨に関しては動意づいていないと判断することもできます。
以上、これらが代表的な考え方です。
ちなみに、このインジケーターは、
設定した通貨ペア毎にラインの色が自動で変わるようになっています。
USDは赤色ライン
JPYは白色ライン
EURは緑色ライン
GBPは青色ライン
CADは黄色ライン
AUDは紫色ライン
CHFは橙色ライン
NZDは桃色ライン
これら8つの通貨に対応し、
これら8つの通貨に関連する通貨ペアに対応しています。
例えば、
GBPAUDならば、基軸通貨のGBPは青色ラインで表示され、
決済通貨のAUDは紫色ラインで表示されますし、
EURCHFならば、基軸通貨のEURは緑色ラインで表示され、
決済通貨のCHFは橙色ラインで表示されます。
サンプルチャート掲載
1つのチャートだけだと分かりにくいので、
他のチャートも見てみましょう。
GBPJPY15分足チャート
先に説明したように青色ラインはGBPで、白色ラインはJPYです。
全般、青色ラインが上向きで、白色ラインが下向きなので、
上昇トレンドになっています。
どこでエントリーするか、については
2つのラインが拡大中を狙いたいですが、
あまりにも早過ぎると動意づいていない可能性もあるので、
どちらかが±1を超えたことも確認してからの方が安心か。
よって、上記チャートでの赤色縦破線を引いた2ヶ所がエントリー候補。
しかし、前者では白色ラインが下向きなのは明白だが、
青色ラインは横ばい傾向にも見えるのでちょっと微妙?
AUDUSD15分足チャート
先に説明したように紫色ラインがAUDで、赤色ラインがUSDです。
全般、赤色ラインが0以上で、紫色ラインは0以下になっているので、
通貨の強弱はUSD>AUDという関係性になり、売り優勢のチャートをしています。
しかし、上記チャートの前半部分は、
赤色ラインは強いものの下向き傾向であり、
紫色ラインは弱いものの上向き傾向であり、
2つのラインは縮小傾向になっていますね。
こういう時は、確かに下降トレンドであるもの値幅は出ないです。
その後、一旦2つのラインがクロスして、
再び拡大傾向になっている赤色縦破線あたりが
ショートエントリーのタイミングでしょう。
以上、サンプルチャートでの説明でした。
このインジケーターを購入者様にプレゼントします
現在、私はリアルトレードにおける手法を再構築しており、
このインジケーターも実際に使っています。
そして、自分の頭の中の整理もかねて本記事を書いたのですが、
もし希望する方がいましたら、
本インジケーターをプレゼントしたいと思います。
インジケーター名は、
「8通貨の強弱インジケーター」
とします。
但し、無条件にお渡しできないので
以下の条件を付けておきます。
“3月末までに私のブログ経由でFX商材を購入した方、
もしくは、独自特典を購入した方”
とします。
その他、本インジケーターに関する以下の条件も加味します。
- 簡単なパラメーター説明のメモ帳と実行ファイル(拡張子ex4)を提供します
- 仮に今後、バージョンアップしたとしてもそれは提供しません
- 実行に際し、MT4の「気配値表示」で
8つの通貨に関する通貨ペアは全て表示しておく必要があります - ちょっと重たいです
- 3月末が期限でそれを超えたら提供終了です
- 実際に稼働して問題が無いのを確認していますが、
何かしら予期せぬ不具合による損失が発生しても私は責任を負いません
これらの条件に納得していただけましたら、
FX商材購入の場合は、
特典請求フォームの「ご質問、ご希望など何でもどうぞ」欄に
「8通貨の強弱インジケーター希望」とご記入ください。
独自特典購入の場合は、
「購入希望の独自特典の名前」欄に
「8通貨の強弱インジケーター希望」という文言も追記してください。
以上、プレゼントに関する告知でした。