私のリアルトレードにおける手法は
複数のFX商材のロジックによって構成されています。

具体的には、
環境認識には「FXビクトリーメソッド」を使い、
押目買い、戻り売りには「マーフィーのFX投資術」を使い、
ブレイク系には「FXB-MANUAL」を使い、
逆張り系には「グランドセオリーFX」を使っています。

監視対象の通貨ペアは、
USDJPY,EURJPY,EURUSD,GBPJPY,GBPUSDの5つで、
これらのチャート形状に合わせて
エントリーロジックを適宜選択していく戦略です。

こうした戦略を少しずつ改良しながら
何年も使い続けてきたんですが、
最近自分の手法にマンネリ化を感じてきており、
大きな変化が欲しくなったので、
久しぶりにオリジナルの新手法の開発に取り組んでいます。

その新手法とは、、、
通貨の強弱“を前面に押し出した手法です。

環境認識に「FXビクトリーメソッド」を使うのは
今までの手法と一緒ですが、
エントリーポイントとして押目買いや戻り売り、
ブレイクや逆張りという概念の優先度は低く、
代わりに
通貨の強弱が拡大する場面にだけに絞ってエントリーする
ことを最優先にしています。

例えば、USDJPYの場合
USDが強含んでいて、JPYが弱含んでいる場面だけでロングします。
また、
USDが弱含んでいて、JPYが強含んでいる場面だけでショートします。

こうすることで、
単に上昇トレンドだからロングするのではなくて、
USDが買われていて、JPYが売られている場面に絞ってロングします。
同じく、
単に下降トレンドだからショートするのではなくて、
USDが売られていて、JPYが買われている場面に絞ってショートします。

つまり、通貨ペアの構成要素である2つの通貨が
どちらもトレンド形成に味方してくれている場面だけにエントリーするわけです。
pear23031201
例えば、上昇トレンドといっても、
通貨の強弱の観点では複数のパターンが考えられます。

以下のように、

  1. USDが買われていて、JPYが売られている
  2. JPYが買われているが、それ以上にUSDが買われている
  3. USDが売られているが、それ以上にJPYが売られている

これらのパターンがあるわけですが、
2番ではJPYが味方になっていないですし、
3番ではUSDが味方になっていないです。

私のこれまでの検証では、
2番や3番のような相反する状況での上昇トレンドは安定性に欠けます。

やはり、1番のようにUSDもJPYも味方になってくれた方が
息の長い安定したトレンドになってくれる印象があります。

しかし、逆にデメリットもあって、
上昇トレンドを更に絞り込むことになるので、
エントリー頻度が少なくなってしまうんですね。

そこで、これまでの手法では監視対象の通貨ペアの数は
上記に書いたように5つだけしたが、
新手法での監視対象の通貨ペアは20個程度にまで増やしました。

こうすることでエントリー頻度は
以前とそれほど変わらなくなります。

新手法に用いる通貨強弱インジケーター

今回の新手法では通貨強弱に関するインジケーターを開発しました。

下記に参考チャートを載せましたが、
このサブウィンドウに表示しているラインが
8つの通貨の強弱を表しています

このインジケーターを使って
通貨の相対的な力関係を把握しつつ
エントリータイミングを計っていきます。

EURCAD15分足チャート
eurcad23031201
通貨とラインの色はそれぞれ、
USDは赤色ライン
JPYは白色ライン
EURは緑色ライン
GBPは青色ライン
CADは黄色ライン
AUDは紫色ライン
CHFは橙色ライン
NZDは桃色ライン
に対応しています。

50が中央値で、
55を超える位置にラインが存在したらその通貨は買われている、
45を割る位置にラインが存在したらその通貨は売られている、
と解釈します。

トレード対象としての理想的な通貨ペアは
関連する2つの通貨のうち、
一方が上向きのラインを描いていて、
もう一方が下向きのラインを描いている状況の通貨ペアです。

更に言うと、
エントリータイミングの最も理想的な状況としては、
55を超えようとして上げている通貨と
45を割ろうとして下げている通貨の組合せの通貨ペアです。

要するに、先に書いたように、
トレンド形成に2つの通貨が共に味方になってくれている状況ですね。

先のチャートでは、
赤色縦点線ラインを引いた時間帯を見てください。

EUR(緑色ライン)が55を超えて上向きになっており、
CAD(黄色ライン)が45を割って下向きになっています。

つまり、EURが買われていて、CADが売られているのですから、
このタイミングがEURCADのロングの狙い目と判断できます。

もちろん、エントリーした後もEUR買いとCAD売りが
継続するかどうかは分かりませんが、
少なくともどちらの通貨も反転、
つまりEUR売り、CAD買いに転じてしまう可能性は低いのではないでしょうか。

どちらの通貨も反転しないならば、
それなりのトレンド継続は期待できますね。

しかし、このようなベストなタイミングは
そうそう出現してくれませんので、
環境認識をしつつ、多少裁量を加えて判断することになります。

他にも例を挙げると、、、
GBPCAD15分足チャート
gbpcad23031203
赤色縦点線ラインを引いた時間帯を見てください。

GBP(青色ライン)が55を超えて上向きになっており、
CAD(黄色ライン)が45を割って下向きになっています。

つまり、GBPが買われていて、CADが売られているのですから、
このタイミングがGBPCADのロングの狙い目と判断できます。

AUDUSD1時間足チャート
gbpusd23031204
このインジケーターは時間軸を問いません。
上記では赤色縦点線ラインが2つ引いてありますが、
どちらも
USD(赤色ライン)が55を超えて上向きになっており、
AUD(紫色ライン)が45を割って下向きになっています。

つまり、USDが買われていて、AUDが売られているのですから、
このタイミングがAUDUSDのショートの狙い目と判断できます。

以上、
8つの通貨の強弱を利用した新手法の基本的な解説でした。

これに加えて、MTF的なトレンド把握も行い、
レジスタンスライン、サポートラインの位置も把握すれば、
より確度の高いトレーディングができるでしょう。

現状、ほぼ完成形に近いですが、
だからといって、以前から使っているデイトレ手法を
捨て去るようなことはしませんよ。

その時の相場状況に応じて、
手法を使い分けしていこうと考えています。

その方が楽しいですし、飽きないですからね。

PS.
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