皆さんは、自分の取引したトレードについて、
そのデータを全て保存していますか?

自分の取引したデータを集計し、
それらをいろいろな角度から分析して、
自分のトレードの特徴、特に弱点を把握することは、
今後のトレード成績の向上の為には、必要なことであり、
必ずやっておきたいことです。

特に、
勝率、PF(プロフィットファクター)、リスクリワードレシオ
この3つは最低限把握しておきましょう。

そしてこの3つが分かれば、自分のトレードスタイルが
おおよそ把握できます。

勝率

勝率が悪いということは、つまり、用いている「手法」が悪い、ということになります。

エントリーポイントを修正するなり、
損切り位置を修正するなり、
または、根本的に手法自体を変えなければいけないのか、
改善ポイントはいくらでもあり、
自分の保存した取引データから修正作業を行っていきましょう。

しかし、勝率に関しては、それが全てではありません。
以下に示すPFが1以上なら良いのであって、
勝率にこだわりすぎるのはよくありません。
他のデータとの折り合いを考えましょう。

PF(プロフィットファクター)

1以上なら利益が出ている状態(手数料除く)ですので、それを目指します。

もし現状1よりかなり低い場合は、一旦実エントリーは控え、
デモトレードへ変更してトレードの修正作業を行います。

1以上の目処がたった段階で、再度実トレードへ望みます。

リスクリワードレシオ

リスクリワードが低い場合というのは、「マインド」ができていない、ということになります。

勝ちトレードの平均利益額÷負けトレード平均利益額
という計算式から分かるように、
勝ちトレードの平均利幅より
負けトレードの平均利幅の方が大きいという事は
損小利大が出来ていないということです。

勝つ時は、利益を伸ばすことができなくて、焦って利確。
負ける時は、損失を抑えることができなくて、ついつい遅れがちで損切り。

そういう心理状態でトレードを行っていることになります。
少なくとも1以上を目指しましょう。

以上ポイントを整理すると、

  • PFは、1以上なら実トレードへ、1以下ならデモトレードへ
  • 勝率は、悪ければ「手法」改善へ
  • リスクリワードレシオは、悪ければ「マインド」改善へ

となります。