今回は鶴式FXスキャルピング・プラスにおける移動平均線の見方と
その役割について解説します。
鶴式FXスキャルピング・プラス専用のインジケーターを
チャート画面に設定すると、数多くの移動平均線が表示されますね。
これらは単純移動平均線だったり、指数平滑移動平均線だったり、
マルチタイム移動平均線だったりします。
どうしてさまざまな種類の移動平均線が
一つのチャート画面に表示されているのかというと、
これにはちゃんとした理由があります。
鶴式FXスキャルピング・プラスにおける移動平均線には、
・現在のトレンドに一致している移動平均線を見つけること
・支持線、もしくは抵抗線になっている移動平均線を見るけること
こうした役割があります。
相場がトレンド状態になった時には、
毎回同じ傾きのトレンドになるわけではありません。
ゆっくり上げる場合もあれば、急激に上げる場合もあり、
そのトレンドの傾きは毎回違っているものです。
複数の移動平均線があるのは、
その中から、今の相場の流れに最もフィットしている移動平均線を
見つけることを目的としています。
最もフィットしている移動平均線が分かれば、
その移動平均線に沿ってトレンドが続いていることになるわけですから、
押目買いや戻り売りのタイミングも取りやすくなりますからね。
また、別の見方をすると、
移動平均線は支持線や抵抗線として機能する場合もあります。
特に、多くのトレーダーに利用されている移動平均線付近では、
押目買いや戻り売りのタイミングとして意識されている可能性もありますね。
そのような場合は、移動平均線付近で反転したり、
反落したりするケースも多いです。
予めさまざまな種類の移動平均線を表示させておけば、
現在のトレンドに沿った移動平均線を簡単に見つける事ができますし、
支持線や抵抗線となっている移動平均線も見つける事ができます。
見つける事ができれば、あとはその移動平均線を特に注目するようにして、
その移動平均線に則ったトレード手法を採用すればよいわけです。
以下は、昨日のEURJPYの15分足チャートです。
先週後半には急騰しましたが、頂点を迎えてからは下落トレンドが続きました。
この下落トレンドによって、鶴式FXスキャルピング・プラスで用いている
オシレーター系のインジケーターも売り優勢を示唆しており、
鶴式FXでの基本ルールに則っていけば、
この後は、5分足チャート、1分足チャートに目線を切り替え、
売りのタイミングを計る段階に移行しても良い状況と言えたでしょう。
しかし、今週に入ってからは、上記チャート図でも書いたように
ピンクの移動平均線とオレンジの移動平均線が重なった部分で、
何度か下落が止められている形跡が見られますね。
つまり、この2つの移動平均線が支持線として機能している可能性もあり、
この移動平均線の直上で売りを仕掛けるのは、あまり得策とはいえないでしょう。
ですので、売りを仕掛けるのは、支持線として機能しているこの2つのラインを
割ってからになるのが一般的な考え方になります。
そして、そのピンクとオレンジの移動平均線をブレイクした後のチャートを
5分足で見てみると以下のようになります。
ブレイクの直前からそうでしたが、
この下落トレンドは、緑の移動平均線に沿って続いている事が分かりますね。
この緑の移動平均線の期間と種類は、秘密にしておきますが、
このように、相場の流れに沿った移動平均線が分かれば、
売りのタイミングも仕掛けやすいですね。
チャート図には、赤色矢印が4つ追記してありますが、
これは私が実際にエントリーした位置と手仕舞いした位置を示しています。
2回エントリーしており、共に最初がショートエントリー、次が手仕舞いです。
実は、鶴式FXスキャルピング・プラスで最も利益を上げやすいパターンは、
このような、5分足チャートにおける緑の移動平均線に沿った
トレンド状態の時だったりします。
上記は昨日の昼間のトレードですが、
トレンドが発生しやすい夕方以降ならば、
5分足レベルでの緑の移動平均線に沿ったトレンドは、
頻繁に見られる現象です。
そうした状況を見極めて、その場面だけトレードするようにすれば、
確率の高いトレードができるはずです。
この日は4回ほどトレードして合計+32PIPS程度となりました。
スキャルピングですので、たくさんトレードしたい気持ちも分かりますが、
わざわざ難しい場面を選ばなくても、ちゃんと待っていれば、
分かりやすい場面は、5分足レベルでは頻繁に現れます。
それまで待つようにしたいですね。
勝ちやすいパターンを狙ってコツコツとトレード
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