FXB-Manualでトレードする際の利益幅について触れておきたいと思います。

この商材では基本のリミット(利益幅)は60PIPSになっています。

つまり、エントリーしたら利益幅が60PIPSになるように事前にリミットを設定して、
あとは、そこに到達するのを待つだけです。

相場状況によっては60PIPSに届かずに50PIPS程度までしか含み益にならず、
そこから反転して戻ってしまう場合もありますが、
その時には、30PIPSまで戻ったら利確して終了、もしくは、
エントリー値まで戻らなければひたすら静観する、など、
チャートの健康状態に応じて臨機応変に対応しても構いません。

これがFXB-Manualにおける利確の概要ですが、
今の相場状況を鑑み、利益幅を再検討してみましょう。

しかしその前に、先週行ったFXB-Manualでのトレードを紹介します。

この商材ではチャート形状の把握を健康状態という名称で呼んでおり、
日足チャートから15分足チャートまで順番に健康状態を確認します。

全ての時間軸の健康状態を解説するのは、今回の記事の趣旨と外れてしまうので、
とりあえず、1時間足チャートと15分足チャートだけを見てみます。

まずは1時間足チャートです。
fxb-manual14052601
見てのとおり弱含みの展開ですね。
(赤色矢印が2つありますが、これはエントリーと決済を表わしており、
この後掲載する15分足チャートと同じ位置です)

3本の移動平均線が接近し、絡まった状態から下方向へブレイク、
その後、戻りを2回試していますが、
移動平均線に頭を抑えられ再度下落しています。

と同時に、パーフェクトオーダーが明確になってきました。

つまり、下方向への健康状態が “良” といえます。

次に、15分足チャートです。
fxb-manual14052602
先の1時間足の形状から売りのタイミングを計っており、
具体的なエントリーポイントとしては、
3つの移動平均線が絡まり収束し、
それを下抜けしたのを確認してのショートです。

赤色矢印がエントリー位置です。

エントリーした後は、ストップとリミットの設定です。

ストップは移動平均線の束を再び上抜けたあたりで-10PIPS程度、
もしくは、もう少し幅を取って、直近高値を上抜けた辺りでも良いでしょう。

そしてリミットについては、FXB-Manualの仕様では、
60PIPSの利益を確保できる位置に固定で設定するのですが、
この日に関しては、チャートの左端に、
長い下ヒゲ陰線が出現しているのが見えていますが、
その安値付近の約33PIPS程度の利益幅に設定しました。

(なぜリミットを60PIPSではなく、
最初から33PIPSと小さめに設定しようと思ったのか、
その理由は後で解説します)

エントリー後は順調に下げてくれましたが、
そのスピードは遅かったですね。

上記チャートの縦点線の位置が深夜24時を表わしているんですが、
この時間になった段階でも、含み益は20PIPS程度となっており、
ここで利確しても良かったのですが、リスクリワード比を考慮すると、
やはり、もう少し含み益は伸ばした方が良いと思い、
そのままオーバーナイトしてポジションを持ち越す事にしました。

で、結局利確できたのは、次の15分足チャートで示したような、
翌日ロンドン時間の17時になってからでした。
fxb-manual14052603
赤色矢印が利確位置です。

エントリー時に設定した33PIPSのリミットまでずっと待つ事を選択しましたが、
結局エントリーから利確まで、約21時間もかかってしまいました。
chart14052605

相場状況にあわせて利益幅を変更した方が良いのでは?

このブログの最近の記事でも、過去に何度か指摘していますが、
今の為替市場は動きが鈍く、ボラティリティの低い状態が続いています。

通常のボラティリティの時なら、1日で100PIPS動く事はごく当たり前なんですが、
最近では50~60PIPSはおろか、
通貨ペアによっては20PIPS程度しか動かない日もありますね。

こういった相場状況の時に、FXB-Manualの基本利益幅である60PIPSを
デイトレで狙うのは非常に難しくなってしまいます。

当たり前ですよね。

1日の高低差が60PIPSしかないのに、60PIPSの利益幅を狙うのは
上から下まで、その日の値動きをまるまる取ろうとする行為となり、
現実的には不可能といってよいでしょう。

その場合の対処方法としては、
先の私のエントリー例のように、ポジションを持ったままオーバーナイトして、
ひたすら利確位置に到達してくれるのを待つのも一つの方法です。

しかし中には、オーバーナイトしたくないという人もいるでしょうし、
ポジションの保有時間が長くなるという事は、
チャートの健康状態によっては、反転のリスクが高まる事にもつながりますので、
含み益が減少してしまう場合も有り得ます。

そこで、FXB-Manualには書いていませんが、
できるだけポジションを翌日に持ち越すことなく、デイトレで終わらせるために、
相場状況にあわせた適切なリミット幅の設定方法をご提示したいと思います。

では、その具体的なリミット幅の設定の仕方ですが、、、

その解説は次回にオーバーナイトします。

To Be Continued…

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