新しく追加したTYPE-Nの特典「T-MTF相関係数トレーディング」ですが、
これには私が開発したオリジナルのインジケーターを4つ提供しています。
そして、それらのうち、
3つは「情報表示用」のチャート画面に設定して、
残りの1つは「トレード専用」のチャート画面に設定していきます。
今回は「情報表示用」のチャート画面に設定する3つのインジケーターについて
どのような役割があるのか、その概要を説明していきます。
まず、「情報表示用」のチャート画面の構成としては以下のようになっています。
上記は、この記事を書いている時点でのインジケーターの状態ですが、
メインのチャート面には
トライアングル相関係数トップ5インジケーター
を設定します。
そして、サブウィンドウ1には
時系列相関係数ラインインジケーター
を設定します。
更に、サブウィンドウ2には
シグマ移動平均線インジケーター
を設定します。
トライアングル相関係数トップ5インジケーターとは?
トライアングル相関係数トップ5インジケーターでは、
パラメーターに設定している各通貨ペア群の中から
3つの通貨ペアの組合せの各相関係数の合計値が高い順に
上位5つがリアルタイムに表示されるようになっています。
例えば上記の場合だと、一番上に
GBPJPY-AUDJPY-CADJPY:0.90:0.95:0.96 U
と表示されていますね。
これは、1時間足レベルで
GBPJPYとAUDJPYの相関係数が0.90
GBPJPYとCADJPYの相関係数が0.95
AUDJPYとCADJPYの相関係数が0.96
である事を意味しています。
一般的に、相関係数というのは、
+0.75以上だとほとんど同じ動きであると解釈されます。
つまり、上記のGBPJPYとAUDJPYとCADJPYという3つの組み合わせは
どれも+0.90以上の相関係数となっているので、
かなり似たようなチャート形状といえるわけです。
「T-MTF相関係数トレーディング」ではこのようにして
相関係数の高い3つの通貨ペアを見つけ出し、
それらの通貨ペアがトレード対象の候補となります。
時系列相関係数ラインインジケーターとは?
時系列相関係数ラインインジケーターでは、
パラメーターで指定した3つの通貨ペアの
トライアングル関係にある相関係数を時系列的にラインで表示します。
構成としては、色と太さの異なる7つのラインを表示しており、
太いラインは、大きな時間軸における相関係数の時系列推移で、
細いラインは、執行時間軸における相関係数の時系列推移で、
中間の太さの白色ラインは、細い3つのラインの平均で、平均相関係数と呼びます。
先の、トライアングル相関係数トップ5インジケーターによって
相関係数の高い3つの通貨ペアを選択しますので、
ここでのラインは相対的に+0.75以上で推移しているケースが多くなると思います。
例えば上記の場合だと、
太い赤色ラインは、1時間足レベルでのGBPJPYとAUDPYの相関係数の推移で、
太い青色ラインは、1時間足レベルでのGBPJPYとCADPYの相関係数の推移で、
太い緑色ラインは、1時間足レベルでのAUDJPYとCADPYの相関係数の推移ですが、
直近5,6時間は、ずっと相関係数が高いままで推移している事が分かりますね。
つまり、この3つの通貨ペアは、
直近の5,6時間は、ほとんど同じようなチャートの動きをしていたわけです。
このように
大きな時間足と執行時間軸の相関係数を同時に確認する事で
マルチにチャートの同期性を計りつつ、トレードができるようになっています。
ちなみに、このような相関係数の時系列的な変化を表すインジケーターは
どういうわけか、ネットでは全く見かけませんね。
このインジケーターを開発する際に、いろいろと調べてみたんですが、
相関係数一覧表のような数値だけを表示するインジケーターはたくさんありましたが、
時系列的な推移を示すインジケーターは見つけられませんでした。
もしかしたら、私が最初の開発者でしょうか?
そんなわけはないと思うのですが、
誰も相関係数の時系列的な変化に注目していないんでしょうか?
シグマ移動平均線インジケーターとは?
シグマ移動平均線インジケーターとは、
ボリンジャーバンドと価格との位置関係、
つまり、σ値を元にして計算した移動平均線です。
通常の移動平均線だと、それぞれの通貨ペアの価格帯が違うので
一緒のチャート画面に同時に表示させる事はできないです。
しかし、このシグマ移動平均線の場合は、σ値を元にラインを計算していますので、
同一のサブウィンドウ上に3つの通貨ペアを同時に扱う事ができます。
先の2つのインジケーターによって、過去から現在に至るまでの
相関係数の高い3つの通貨ペアを見つけ出す事ができましたが、
具体的な各通貨ペアのトレンドの確認やエントリー、及び、決済のタイミングなどは
このシグマ移動平均線インジケーターによって行っていきます。
このインジケーターでは、太さの違う5つのラインがありますが、
最も重要なのは、白色ラインで、
細い白色ラインは、短期総合シグマ移動平均線、
太い白色ラインは、長期総合シグマ移動平均線、
と命名しています。
利用の仕方は、通常の移動平均線と同じで、
上を向いていたら上昇トレンド、下を向いていたら下降トレンドです。
また、この2つのラインがゴールデンクロスしていたら買い目線で、
デッドクロスしていたら売り目線で見ていきます。
この白色ラインは、3つの通貨ペアを平均化したものなので、
この2つの白色ラインを利用する事で、
各通貨ペアの一時的なブレによる上げ下げに振り回されないトレードが
できるようになります。
以上、「情報表示用」のチャート画面に設定する3つのインジケーターについて
どのような役割があるのか、その概要の説明でした。
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現在は、TYPE-Nの特典となっていますので、
このオリジナル手法に興味がある方は、
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