確率の中で臨んでいくトレードという行為においては、
損切りが続いてしまうケースは頻繁に起こります。
勝率6割の手法なら、
3連敗や4連敗は日常茶飯事なので、
それを受け入れる覚悟が必要です。
そして連敗した後には、それを挽回しようと思ってはいけません。
リベンジトレードなんて愚の骨頂です。
“リベンジ“なんていう発想が頭の中にあると、
いつかは手法本来のロジックから逸脱して
ルール違反を犯してしまうでしょう。
よく見かける悪いパターンが、
- ルールに則ってトレードしたが損切りが続いてしまった
- その損失を早く取り返したいと思う
- ルールから逸脱したトレードを行う
- またしても損切りになる
- ムキになってルール無視のリベンジトレードを行う
- またしても損切りになる
- 資金管理を無視した大量ロットでトレードを行う
- 損切りになって大損、破産、市場から退場させられる
です。
4番、6番、8番では損切りとしていますが、
仮に、これらが利確だったとしても問題です。
なぜなら、
“ルール違反トレード、リベンジトレードが常習化するから”
です。
「連敗して損失が膨らんでも、いざとなれば
ルール無視のリベンジトレードをすれば損を取り戻せる」
という間違った思考が根付いてしまうからです。
「前回のリベンジトレードは上手く行ったから
今回も上手く行くはずだ」
もしもそこで損切りになったとしても、
「今回のリベンジトレードは上手く行かなかったが
次回は上手く行くはずだ」
という思考展開になります。
ルール違反がルール違反を呼び、
リベンジトレードがリベンジトレードを生み、
負のループから抜け出せなくなります。
では、負のループにハマらないためには、どうしたら良いのか、、、
それは、最初に戻って、
上記の1番⇒2番へ移行しなければよいわけです。
つまり、損切りトレードが続いても、
早く取り戻したいと思わなければよいわけです。
しかし、これが難しいんですよね。
人間は感情を持っていますから、
負けが続いて資金が減ってしまった現実を見せられれば、
誰だって苛立ち、頭に血が上ってしまうものです。
となると、ほとんどの人が2番の心理状態になってしまいます。
ルール違反トレードを繰り返さないために
1番⇒2番へ移行しないようにする解決方法の一つとして、
“その場から離れる事”
を提案します。
具体的には、
- 軽い運動
- 仮眠
です。
どちらも単純で原始的な方法と思われるかもしれませんが、
頭を冷やすためには非常に良い方法です。
軽い運動
損切りが続いて頭に血が上ったら、
パソコンの前から離れましょう。
そして、腕立て伏せ、腹筋、スクワット、など
何でも良いので体を動かすようにしましょう。
もしも、外出できる状態にあるならば、
散歩、ウォーキング、ジョギングなどで
軽く汗を流すのも良いでしょう。
体を動かすと頭が冷静になります。
これにはちゃんとした理由があって、
運動するとストレスホルモンが減少してくれるんですね。
ストレスホルモンが減少すれば、
精神的負荷も減少し、頭も冷静になってくれます。
そうすれば、「損を取り戻そう」なんていう
頭に血が上った負け組の発想から遠ざかります。
仮眠
損切りが続いて頭に血が上ったら、
パソコンの前から離れましょう。
そして、布団やベッドの中に潜り、
数十分程度で良いので軽く仮眠を取りましょう。
睡眠をとると頭が冷静になります。
これにもちゃんとした理由があって、
睡眠を取るとストレスホルモンが減少してくれるんですね。
ストレスホルモンが減少すれば、
精神的負荷も減少し、頭も冷静になってくれます。
そうすれば、「損を取り戻そう」なんていう
頭に血が上った負け組の発想から遠ざかります。
心と体は繋がっているので、
軽い運動をしたり、仮眠を取るという
体からのアプローチによって心を落ち着かせる事ができます。
「そんなの関係あるの?」
と思うかもしれませんが、まずは試してみて下さい。
実際に、とあるFX商材を販売しているトレーダーは、
損切りが続いて心が乱れた時には腕立て伏せを行っているそうです。
私の場合も、損切りが続いた時には
相場観があっていないのかもしれないと思い、
仮眠を取って頭をリセットします。
万人に効くかどうかは分かりませんが、
やってみる価値はあると思いますよ。
PS.
プレゼント企画1月分の合言葉は、、、
“手法への確信は検証量に比例する”
です。