損小利大というのは、人間の心理に反する行為なので、
とてもやりにくいですね。

 

デモトレードでは、損小利大は実現できているのに、
リアルトレードになった途端、損大利小に変わってしまうという人も多いです。

 

また、FX初心者の人では、
デモトレードでさえも、損小利大が実現できていないという人が大半のようです。

 

FXの情報商材などで手法の勉強は一生懸命にしますが、
それを正確に執行する為には、正しいマインドが必要と
認識している人は少ないみたいですね。

 

損小利大というマインドは、なかなか手に入れることはできないですが、
今回は私が以前やっていた、損小利大を潜在意識レベルで実現する訓練
というのを紹介したいと思います。

 

この訓練はデモトレードで行います。
用いる手法はシンプルなものなら何でもいいです。

 

できれば1つの通貨ペア辺り1日で1~3回くらい
サインがでるような手法がいいでしょう。

 

例えば、
東京時間の高値を抜けたらロング、
東京時間の安値を割れたらショート、
でもいいです。

 

長期移動平均線を上に抜けたらロング、
長期移動平均線を下に割れたらショート、
でもいいです。

 

こうした単純な手法で、エントリー条件になったら
そのとおりエントリーします。

 

そして、
エントリー直後に、必ずストップの設定をします。
ストップの位置は、ギリギリの位置に置くのではなく、
ちょっと余裕を持たせて置きましょう。

 

そうしたらあとは何もせずレートの動きを観察します。

 

そして、エントリー後、思惑と反対の方向へ動いてしまい、
含み損になったとします。

 

そのままストップにかかり損切りでもいいですが、
できればレートの動きを観察し、見込みがないと判断したら、
ストップにかかる前に手動で損切りしてしまいましょう。

 

どうせデモトレードです。損失は現実のものではありません。
どんどん損切りしましょう。

 

また、エントリー後、思惑通りの方向へ動いてくれて、
含み益となったとしましょう。

 

その場合は、ずっと放っておきます。何もしません。
どんなに含み益が増えようが減ろうが、ぜったにクローズしません。

 

どうせデモトレードです。利益は現実のものではありません。
放っておきましょう。

 

ではいつ利益を確定するかというと、あなたが就寝する前です。
就寝する前にクローズして終了とするか、
もしくは逆指値で、ある程度利益を確保した状態を設定してから就寝します。

 

こうした訓練トレードを最低1ヶ月は行いましょう。

 

私の場合、パソコン画面を4分割して4つの通貨ペアで
毎日、上記の作業を行いました。

 

1ヵ月もこのような作業を繰り返していると、
エントリー後、ストップの設定をしないと不安で仕方なくなってきます。
手動で損切りすることに躊躇わなくなってきます。

 

また、適当な位置で利確することに罪悪感を覚えてしまいます。
大幅利益でクローズできた事より、ルールどおりにクローズできた事の方が
嬉しく感じられます。

 

こうした精神状態になれば、
潜在意識に損小利大が根付いたといえると思います。

 

ちなみに上記の訓練では、トータルで利益が出るとは限りませんよ。
あくまでも損小利大を身につける為の訓練です。

 

しかし、大きな時間足に沿った方向のエントリーさえしていれば、
勝率は悪いですが、大幅に負けるという事はないですよ。
というか、手法によっては、なかなかの好成績が望める可能性も?!