FXでトレードを行う場合、自分なりの戦術戦略を決めておくことが重要です。

 

戦術というのは、FXでいうと具体的な手法の部分に相当し、
どのような条件になったらエントリーし、
どのような条件になったらクローズする、というルールの事です。

 

それに対して、戦略というのは、
トレードに対する基本的な方針、考え方みたいなものです。

 

例えば、順張りで臨む、とか逆張りで臨むとかの方針の事です。

 

また、利幅に関しては、
トレンドが継続している間はトコトン追及する、とか
節目で一旦利食いする、とか、
固定値で指値する、とか、
こうしたことを事前に決めておくのも方針です。

 

その他にも、勝率重視でいくのか、値幅重視でいくのか、
というのもその人の方針になります。

 

それから、指標発表が迫ってきたら、
ポジションを一旦閉じるのか、そのままキープしておくのか、
指標発表直前にサインが出たら、エントリーするのか、それともしないのか、
こうしたことを決めておくのも方針の一つです。

 

ここで注意したいのは、
戦術戦略がチグハグになってしまわない事です。
特にFX初心者の人には、戦術戦略が正反対の方向を向いていて、
全く優位性が感じられないままでトレードを行っている場合も多いです。

 

この戦術戦略というのは、人によって考え方が違うと思いますので
一概には言えないかもしれませんが、私からすると、
トレンドフォローの戦術を用いているのに、
勝率重視の戦略で臨もうとしているのは、おかしく感じてしまいます。

 

同様に、カウンタートレードの戦術を用いているのに、
利大を追求する戦略で臨もうとしているのも、奇妙に感じてしまいます。

 

FXの情報商材には、こうした戦術戦略を、
明確に区別して説明しているものは少ないですし、
トレーダ自身も、普段あまり意識していないかもしれません。

 

ですので、自分のトレード戦略が本当に正しいのか、戦術とマッチしているものなのか、
今一度考え直してみてはいかがでしょうか。