デイトレのつもりでロングポジションを持ったのに、
思惑通りに動いてくず、しかも損切りのタイミングもつかめないまま、
ジリジリと含み損を拡大させてしまう。。。
どうしてよいのか分からず、結局そのまま放置して、寝てしまう。。。
FX初心者だった頃は、よくやっていました。
翌日、起きてみてチャートを確認しても、依然として含み損のまま。
で、悶々としたままその日を過ごしてしまう。。。
更に翌日、チャートを見ても含み損のままで、状況が全く変わっていません。
ほとんど思考停止で、何をしてよいのか分からないままです。
しかし、更に翌日、チャートを見てみると、
何と!運良くエントリー位置まで戻ってくれました。
嬉しい気持ちと、ホッとした気持ちで、
同値撤退でそのトレードを終わらせました。
。。。負け組の行動ですね。。。
最初に含み損を拡大させた事もそうですが、
それに加えて、もうひとつ、負け組の行動をしています。
それが何か分かりますか?
FX初心者の人でなければ、分かると思いますが、
そうですね、同値撤退した事ですね。
この行為は、いわゆる「やれやれ売り」と呼ばれるものです。
株式ではよく用いられますが、FXでも同様です。
2,3日含み損のまま、仕方なくポジションをキープしていたものが、
エントリー値に戻った事で、「やれやれ」という気分でポジションを閉じる行為です。
でも、これは他の一般的な負け組トレーダーも行っている、
人間心理に依存した、トレーダーの都合による自分勝手な行為です。
相場の都合、チャートの都合、チャート主体の行為ではありません。
相場はあなたのエントリー値なんて気にしてません。
あなたを損させない為に戻ってきたのではなく、
相場の都合で戻ってきただけです。
もしチャート主体で考えるならば、
今エントリー値に戻ったという事は、
大きな時間足では下ヒゲをつけている可能性が高いです。
つまり、今後は上昇する可能性が高いチャートの形状をしているはずです。
ですので、エントリー値に戻ったからといって手仕舞うは、
もったいないといえますし、
逆に、ポジションを持っていなかった場合、
ここからエントリーしたい状況かもしれません。
ですので、正しい行為としては、
エントリー値に戻った段階で、チャートの形状を再検証し、
今の上昇トレンドが継続している限りは、ポジションをキープし、
そのトレンドが崩れた位置に、損切りポイントを新たに設定し直す事です。
「やれやれ売り」という状況になってしまう事自体が問題ですが、
もし運良く戻ったとしてもそこで手仕舞わず、上記のようにしましょう。
自分の都合ではなく、相場の都合で判断する癖をつけましょう。