デイトレをするにあたり、日足のトレンドは重要だと私は考えています。
みなさんはトレンドをどのように定義していますか?
例えばある銘柄の日足チャートを見た場合、それが上昇トレンドなのか、
それとも下降トレンドなのかそれとも持合なのか、どのように判断していますか?
人それぞれ見方があって、書籍などでも一般的によく使われるものから
マイナーなものまで数多くのトレンドの見方があります。
幾つか挙げると、
1.短期移動平均線と長期移動平均線がゴールデンクロスしたら上昇トレンド。
2.MA5上に現在の株価があれば上昇トレンド。
3.高値が切り上がり、安値が切り上がっていれば上昇トレンド。
4.右肩上がりの下値支持線が引ければ上昇トレンド。
などいろいろありますが、どの見方をとっても長所と短所があって、
実際の相場にあわせてみると、うまく判定できないケースの方が多いような気がします。
上記1のケースでは、ゴールデンクロスした直後では長期移動平均線は
まだ右肩下がりになっている場合がほとんどでなので、
それでも上昇トレンドと言っていいのか?
2のケースでは、MA5は短期移動平均線に属するものなので、
ある日は上回ったと思ったら、翌日は下回る、ということも頻繁に起きて、
トレンド判定には短すぎる。
3のケースでは、そもそも高値と安値の山や谷を明確にしている銘柄は
そんなに多くないです。チャートの見方は裁量の部分が多く、
ある人によっては「ここで一旦安値をつけた」と見ていても、
他の人からすると、「そんな浅い押しは安値とは言わない」という場合も多々あります。
4のケースでも、下値支持線の引き方は人それぞれです。どこを起点にラインを引くか、
下ヒゲを含めるか含めないかでラインの引き方は変わってきます。
など。
どれも弱点があるので、それらをどのように補いながらトレンド判定していくのかが重要です。
次回の記事では、私のトレンド判定について書きたいと思います。
私のデイトレ用の銘柄の選び方で買い候補、売り候補としている銘柄のチャートを
見ていれば、なんとなく想像できるのではないでしょうか。