グランドセオリーFXでは、その学習項目がチャプター1~チャプター10
というように、10項目に分かれているんですが、
そのうち “5分足のスキャルピング” はチャプター7に位置づけされており、
割と後半に学習するようになっています。
しかし、用いているロジックは、
レンジCBMロジック、トレンドCBMロジック
をそのまま利用しており、
特にスキャルピング用に新しいロジックがあるわけではありません。
では、なぜ後半で学習するようになっているのかというと、
やはり、”難しいから”ですね。
時間軸が短くなると、チャートパターンやローソク足パターンの
ランダム性が増してきますので、
その分、チャプター6までで学んできた事を全て理解して、
それらを随時利用しながらトレードする必要があります。
今回は5分足チャートでのレンジ相場におけるスキャルピングですが、
グランドセオリーFXでは学ばない “通貨の力関係” を利用した、
というか、意識したトレードを紹介します。
以下は、GBPJPYの4時間足チャートですが、直近約2週間分を表示しています。
メインチャートの方は置いといて、サブウィンドウの方を見て下さい。
これは私が特典として提供している「MTF通貨の力関係インジケーター」ですが、
赤色ラインは、USDの強弱、
白色ラインは、JPYの強弱、
緑色ラインは、EURの強弱、
青色ラインは、GBPの強弱、
を表しています。
そして、各色について、太さの違う2本のラインがありますが、
太い方は日足レベルでの強弱、細い方は4時間足レベルの強弱を表しています。
更に、チャート上に黄色枠で囲っている部分がありますが、
これは昨日の15時~翌日深夜3時までの12時間分、ローソク足3本を囲っています。
つまり、私のトレード対象時間を囲っているわけですが、
その黄色枠に至る前の状態が重要です。
なぜなら、その日トレードする前に、
その時の通貨の力関係を把握する必要があるからですね。
上記のチャートでは、概ね白色ラインが上にあり、青色ラインが下にあるので、
昨日の監視前の状態では、JPY買い、GBP売りが優勢であり、
その状態がここ数日間継続している事も分かりますね。
それを踏まえた上で、
グランドセオリーFXでの5分足レンジスキャルに臨んでいきます。
レンジ相場を想定した5分足での逆張りスキャルピングトレード
先の通貨の力関係からは、
できるならば、JPY買いの流れ、もしくはGBP売りの流れに乗った方が
安心感がありそうだと思われますが、監視した時点で、
そのような都合の良いチャート形状になってくれているとは限りませんね。
EURJPYの5分足チャート
この通貨ペアでは2回トレードしていますが、
まず最初に、レンジ下限付近の横向き青色矢印でロングエントリーし、
次のレンジ上限付近の横向き青色矢印で決済です。
そして次に、
レンジ上限付近の横向き赤色矢印でショートエントリーし、
次のレンジ下限付近の横向き赤色矢印で決済です。
トレードとしては、うまい具合にレンジの上下動の1往復で取れていますが、
そもそもレンジの幅が狭いでしょうか。
グランドセオリーFXではレンジの幅によって、その呼び名を変えているんですが、
上記の東京時間までの動きは “ローレンジ相場” に属する部類でしょうか。
なので、本来なら手を出してはいけなかったのかもしれませんが、
チャート形状自体が綺麗だったので、エントリーしてみました。
そして、先に書いたようにJPY買いが継続している状態なので、
このトレードではロングよりもショートの方が精神的には楽でしたね。
この日の私は、レンジのスキャルピングと決めていたので、
ショートエントリーに関しては、レンジの下限で決済しましたが、
チャートを見ると、そのまま下降トレンドへ移行していますね。
つまり、この日もJPY買いとなったわけですが、
JPY買いが続くと判断できるならば、レンジの下限で利確せずに、
そのまま保持して下降トレンドへの移行を期待する戦略も、もちろん有りです。
USDJPYの5分足チャート
最初の横向き赤色矢印でショートエントリーし、次の横向き赤色矢印で決済です。
先のEURJPYとほぼ同じタイミングでのショートですが、
やはり、JPY買いの流れに乗っての下落を期待したトレードです。
利確に関しては、できればボリンジャーバンドの-2σ付近でしたかったんですが、
ギリギリ-2σへの到着前に上げてしまい、下ヒゲが長くなってしまったので、
仕方なく利確しましたが、その後のチャートの動きを見ると、
ちょっと焦ってしまったようですね。
GBPJPYの5分足チャート
この通貨ペアでは全部で3回トレードしていますが、
先と同じく、
横向き青色矢印でロングエントリーと決済、
横向き赤色矢印でショートエントリーと決済を表しています。
この日は、16時付近から監視を始めましたが、
その前にも上向き青色矢印が2ヶ所あり、ロングシグナルを出していますが、
これでロングエントリーするかどうかは微妙ですね。
先に示したように、この日まではJPY買い、GBP売りの流れであり、
その2つの通貨を共に含んでいるGBPJPYは、下向きの圧力が強いはずなので、
ロングは慎重に行きたいところです。
そして、(1番)の最初のロングエントリー箇所ですが、
16時過ぎてから特大の下ヒゲスティックキャンドルが出ましたので、
これならば、ある程度は戻ると判断してのロングエントリーです。
そして、移動平均線付近で欲張らずに利確です。
次に、(2番)のショートエントリーです。
グレーの雲に上昇を阻まれて、且つ、高値の切り下げも見られたので
割と安心してのショートでしたが、なかなか下げなかったですね。
他のクロス円の動きなどからJPY買いの動きが収まったように見えて、
なお且つ、移動平均線付近で止められていたので、
グランドセオリーFXでいうところの “逃げトレード” で決済しましたが、
その後はちゃんと下げています。。。
これは失敗トレードというか、判断ミストレードですね。
最後に、(3番)のロングエントリーです。
正直言って、このトレードは自信は無かったです。
一応、ロンドン時間に付けた特大スティックキャンドルとのサポートライン形成、
且つ、2本連続で長い下ヒゲという理由でのロングエントリーです。
しかし、既にこの時点では、USDJPYとEURJPYでは
JPY買い主体の下降トレンドとなっていたので、
同じクロス円のGBPJPYも、その流れに同調するのではないか、
と思っていたので、それほど優位性のあるトレードではなかったでしょうか。
結果的には、ローソク足3本経過後にストップにかかって損切りとなりましたが、
チャートを見ると、その後に急騰していますね。。。
う~ん、どうもこの日は、GBPJPYとの相性が悪かったようです。
結局この日は6回トレードを行って5勝1敗、合計+50.2PIPSの獲得となりました。
5分足という短期でのレンジ相場は、上限下限がハッキリしない場合もあって
スキャルピング的なトレードは難しいですね。
その場合、今回のような通貨の力関係も把握してトレードすると
有利に働くのではないでしょうか。
ちなみに、チャート上に表示している上向き青色矢印、下向き赤色矢印は、
私が特典として提供している
「グランドセオリーFX ローソク足パターン通知インジケーター」
によるサインなので、グランドセオリーFX自体には付いていません。
今回はレンジ相場用に逆張りのサインだけを表示させて使用しました。
あなた、、、本気なんですね。
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