グランドセオリーFXの手法の特徴のひとつに”ポジションの積み増し“があります。
つまり、ポジションを1つ持って含み益となっている状態で、
更なるトレンドの継続が期待できると判断できるなら、
追加で2つ目のポジョションを取ります。
そして、更にトレンドの継続が期待できると判断できるなら
追加で3つ目のポジションを取ります。
積み増しとは、トレンドが続く限りポジションを追加していくテクニックですが、
これを自身の手法に取り入れているトレーダーはそれほど多くはないはずです。
ナンピンのように含み損となった時に
ポジションを追加するトレーダーは多いですが、
積み増しのように含み益となった時に
ポジションを追加するトレーダーが少ないのは、
やはり、人間の心理によるものなのでしょう。
含み益となっている時は、
「早く逃げたい」「早く利益を確定したい」
と思っているのに、
そんな時に、更にポジションを追加するなんてできるわけがない。
逆に、含み損となっている時は、
「早くプラスに転じたい」「早く利益に変えたい」
と思っているので、いとも簡単にポジションを追加してしまう。。。
心理的にやり易いテクニックには有効性が無く、
心理的にやり難いテクニックには有効性が有ります。
これは”ナンピン“と”ポジションの積み増し“でもそうです。
心理的にやり易い”ナンピン”には有効性が無く、
心理的にやり難い”積み増し”には有効性が有ります。
テクニカル的には、含み損になっているという事は
トレンドに逆らってポジションを持っている場面と解釈できるので、
そこでポジションを追加(ナンピン)するのは、
傷口を広げてしまう危険な行為です。
それに対して、含み益となっているという事は
トレンドに乗ってポジションを持っている場面と解釈できるので、
そこでポジションを追加(積み増し)するのは、
利幅を広げる可能性が高い行為です。
そこで今回は、グランドセオリーFXのノウハウのひとつである
トレンドに乗った場合のポジションの積み増しトレードを行ってみました。
上手くいったケースと上手くいかなかったケースを掲載しますので、
参考にしてください。
トレンド相場とレンジ相場でのポジション積み増し
この日はロンドン時間からグランドセオリーFXでチャートを監視しました。
ポジション積み増しといっても、自分の都合でできるものではなく、
あくまでもその時のチャートの形状に従って行っていきます。
まずは、USDJPYの15分足チャートです。
最初の横向き青色矢印で1つ目のロングエントリーを行い、
次の横向き青色矢印で2つ目のロングエントリーを行い、
3つ目の横向き青色矢印で全て決済です。
チャート形状としては、この日のロンドン時間には、
既に上昇トレンドの後半と思える状況となっていました。
なので、押目買いを狙っていたんですが、青○印の位置で
N字のローソク足のパターンが出現して、最初のロングエントリーです。
エントリー後は順調にトレンドに乗れて、含み益の状況だったので、
積み増しポイントを探っていたんですが、
次の青○印の位置でまたしてもN字のローソク足のパターンが出て
積み増しのロングエントリーとなりました。
そして、この時点でかなりトレンドが進行していたので、
反落の兆しが見えたら、全て決済すると決めていたんですが、
その直後に下向き赤色矢印の位置で、長めの上ヒゲ陽線が出現してしまい、
2つのポジションをまとめて決済する事にしました。
しかし、結果的には決済後も上昇トレンドが継続していますので、
ちょっとポジションを閉じるのが早かったですね。
本当は東京時間の高値、つまり上値抵抗線を抜けたあたりで
2つ目のポジョションを取っても良かったでしょうか。反省です。
次に、EURUSDの15分足チャートです。
最初の横向き青色矢印でロングエントリーを行い、
次の横向き青色矢印で決済です。
こちらの通貨ペアはレンジ相場でしたので、
グランドセオリーFXでいうところの「レンジCBMロジック」によるトレードです。
エントリー時の注目ポイントは直下のオレンジラインで、
これは当日安値から引いたラインです。
このように、チャート形状がレンジ相場で、且つ、
当日安値と並んだあたりまで下げて、且つ、
レンジCBMロジックが適用できるローソク足が出現すると
確率の高い逆張りトレードができます。
エントリー後、レンジの上限まで達していますので、
そこでポジョションを決済しても良かったんですが、
今回は積み増しトレードを念頭にしており、
できればレンジブレイク、一目均衡表の雲をブレイクしたら、
ポジションを積み増ししようと思っていたんですが、
その思惑は外れて、レンジ上限から反落してしまい、
仕方なく、1つのポジョションのみで決済しました。
最後に、EURGBPの15分足チャートです。
最初の横向き青色矢印で1つ目のロングエントリーを行い、
次の横向き青色矢印で2つ目のロングエントリーを行い、
3つ目の横向き青色矢印で全て決済です。
つまり、1つ目のポジションは利確で終わり、
2つ目のポジョションは損切りで終わっています。
エントリー時の注目ポイントは直下のオレンジラインと赤色ラインで、
オレンジラインは前営業日の安値で、赤色ラインは前々営業日の安値です。
このように直近の安値が近くにあり、
そこまで下げてくる展開になると、やはり意識される可能性が高いです。
もちろん毎回意識されるわけではなく、
そのまま何もないかのように下げ続けるケースもありますが、
今回のように、これらのラインまで下がった状態で、
「レンジCBMロジック」が適用できる状況になると、ロングしても良いでしょう。
そして、エントリー後は順調に上げ続け、一目均衡表の雲を抜けたところで
積み増しの2つ目のロングエントリーとなったんですが、
その後反落してしまい、予定のストップの位置まで下げてしまったので、
2つのポジションをまとめて決済する事にしました。
しかしこちらも、、、
決済後には上昇トレンドが継続していますね。。。
う~ん、ちょっとストップの位置が近過ぎたようです。
結局この日は5回トレードを行って4勝1敗、合計+73.7PIPSの獲得となりました。
決済ポイントが下手クソでしたが、それでもこのくらいの利益は取れます。
形の悪い、難しそうなトレンドの通貨ペアを複数見つけ出し、
それぞれに単一ポジションでエントリーするよりも、
形の良い、簡単そうなトレンドの通貨ペア一つに
複数ポジションでエントリーした方が利益が取りやすい場合もあります。
買い増しは心理的に難しいテクニックですが、
使いこなせれば利益幅も格段に増えますので、
グランドセオリーFXの動画を何度も視聴して、
その買い増しポイントは抑えておきたいですね。
ちなみに、チャート上に表示している上向き青色矢印、下向き赤色矢印などは、
私が特典として提供している
「グランドセオリーFX ローソク足パターン通知インジケーター」
によるサインなので、グランドセオリーFX自体には付いていません。
あなた、、、本気なんですね。
→グランドセオリーFXの全てが分かる詳細レビューへ