日常生活にはいろんな誘惑があります。
お酒、タバコ、ギャンブル、甘いもの、、、
どれも自分の心を律していかないと
「つい手が出てしまい、、、」
「ちょっとだけなら、、、」
となり、これらの誘惑に負けてしまいます。
人間の心は弱いものだと痛感させられますね。
相場でも同じです。
例えば、
「上昇トレンドでMA20まで下がったら押目買いロングしよう」
というルールを持っているとしましょう。
(このルールが有効かどうかは別ですよ)
で、実際に上昇トレンドとなったのは良いですが、
価格がMA20まで下がってくるのを、
何もせずにチャートを眺めてじっと待っている行為というのは
心理的にとてもつらいですね。
私も経験していますが、
「もしかしたらMA20まで下がらずに上昇してしまい、
エントリーできずに置いてけぼりにされるのではないか?」
と、ふと考えてしまうものです。
となると、つい誘惑に負けてしまい、
待つ事ができずに、事前に決めた
「MA20まで下がったら」
というルールを無視して、その手前でエントリーしてしまいます。
で、そんなときに限って、MA20まできちんと下がってくるので、
「MA20まで待てばよかった。。。」
とエントリー後に後悔します。
自分でルールを決めたにも関わらず、
チャートを見続ける事で誘惑に負けてしまい、
ルールを無視したエントリーで後悔したことは
誰にでも経験があるのではないでしょうか。
「上昇トレンドでMA20まで下がったら押目買いロングしよう」
というルールを作ったにも関わらず、
そのルールを実行できないマインドでは意味がないですね。
同じく、
「レンジ相場で+2σにタッチしたらショートしよう」
という逆張りのルールを持っているとしましょう。
(このルールが有効かどうかは別ですよ)
で、実際にレンジ相場となったのは良いですが、
価格が+2σまで上がってくるのを、
何もせずにチャートを眺めてじっと待っている行為というのは
心理的にとてもつらいですね。
私も経験していますが、
「もしかしたら+2σまで上がらずに反転下落してしまい、
エントリータイミングを逸してしまうのではないか?」
と、ふと考えてしまうものです。
となると、つい誘惑に負けてしまい、
待つ事ができずに、事前に決めた
「+2σにタッチしたら」
というルールを無視して、その手前でエントリーしてしまいます。
で、そんなときに限って、+2σまできちんと上がってくるので、
「+2σまで待てばよかった。。。」
とエントリー後に後悔します。
これも、
自分でルールを決めたにも関わらず、
チャートを見続ける事で誘惑に負けてしまい、
ルールを無視したエントリーで後悔した結果です。
「レンジ相場で+2σにタッチしたらショートしよう」
というルールを作ったにも関わらず、
そのルールを実行できないマインドでは意味がないですね。
チャートを見続ける事で
その時の相場の雰囲気を感じる事ができるというメリットもありますが、
逆に初心者のうちは、
自分の思い通りに動いてくれないチャートの動きに翻弄されて
余計な事をしてしまう、もしくは、
すべきことをできなくなってしまうデメリットもあります。
その際に有効なのが、いわゆる
“エントリーサインツール“です。
つまり、エントリー条件の一致場面になったら
チャート上に矢印、アラーム、そして、
メール通知で知らせてくれるインジケーターです。
こうしたインジケーターを利用すると、
「最低限、矢印が出た時だけでエントリーしよう」
という心の抑制が生まれてきます。
そして、
エントリーサインを出してくれるインジケーターを利用する事で
チャートを見続ける必要性もなくなり、
チャートからの誘惑も減らす事ができます。
エントリーサインに従っていれば、、、?
人によってトレードスタイルは様々ですが、
チャートを見続けて、相場の誘惑に負けて
ルール外のエントリーを繰り返して
マインドが影響して負けたのか、ルールが悪くて負けたのか
自分でもよく分からない状況が続くケースと
エントリーサインツールを使用することで
チャートをほとんど見ず、相場の誘惑から全く切り離し、
ルールどおりのエントリーを繰り返して、
トレードの検証を行える状況と
どちらが自分にとって良い状況でしょうか?
どちらが自分にとって成長しているでしょうか?
もちろん、何も考えず、エントリーサインツールに従うだけで
勝ち続けられるほど相場は甘くないですが、
エントリーサインツールを利用する事で
相場の誘惑に振り回される事が無くなり、
心のコントロールがしやすくなり、
ルールどおりにエントリーできるようになっていきます。
何はともあれ、
事前に自分が決めたエントリー位置だけで
エントリーできるようになることが重要です。
理想的なのは、
「エントリーサインツールにエントリーポイントを絞ってもらい、
実際に矢印が出現したら、その時点で環境認識を行い、
その矢印に従ってエントリーすることに優位性があるのか、
期待値>1だと言えるのかを、
自分の目で確認してからエントリーする」
ということになるでしょう。