FX初心者の人には、とりあえずトレードがしたくてたまらない、
というポジポジ病に冒されてしまう人が多いです。
これは、
“トレードというゲームにのめりこんでしまい、
とにかくポジションを持ちたくて仕方ない心理状態”
の事です。
そして、そうした心を満たす為に、
何でもかんでもエントリーしてしまいます。
自分が事前に決めたルール以外にも、
レートの動きに翻弄され、何となくの気分でエントリーしていませんか?
例えばノーポジションという状態で、
レートが急騰しているような場面に遭遇してしまった場合、
「せっかく急騰しているんだからエントリーしないのは勿体無い」
と思って、ちょっとしたスケベ心で、
「ちょっとだけロングで取ってやろう」
と思ったりしてませんか?
また、それとは逆に、あまりにも急騰が続き、
「さすがにこれは上げ過ぎだろう」
と自分勝手な相場観を持ってしまい、
ちょっとしたスケベ心で、
「ここからは反転下降するだろうから、ショートでスキャルしてやろう」
と思ったりしてませんか?
また、これらとは別に、
相場が全くといっていいほど動いていないにも関わらず、
無理やり分析して何とかエントリーしてやろうと思う人もいます。
上下幅が20~30PIPS程度しか動いていないレンジ相場にも関わらず、
「MACDがゴールデンクロスしたから」とか
「移動平均線が上を向いたから」とか
無理やり理由をつけてエントリーしたりしても、
肝心のレートの動きがレンジのままではどうにもなりません。
見ているところが違うと思いませんか?
テクニカル指標の数字やラインを見るのではなく、
一番重要なのはレートの動きそのもののはずです。
FX初心者の方で、まだ自分の手法を確立していない方は、
とりあえず何らかの理由をつけて、
とにかくエントリーしたがります。
このように、感情に任せたままで、
エントリーすることが前提で相場を見てしまうとうまくいかないことが多いです。
FX初心者の方でデイトレ中心にやっていこうとする場合は、
1つの通貨ペアあたり、一日に1回か2回までのエントリーに抑えておきましょう。
それ以上はポジポジ病を疑う必要があります。
お使いのFX情報商材によっては、相場展開により、
それ以上のエントリー回数になってしまうこともあるでしょうが、
そうしたルールに則ったエントリーなら構いません。
しかし、そうでない感情に任せたエントリーを繰り返す事は無意味です。
自分のルールに合わない相場展開なら、
1日2日エントリーしなくても平気だという心を身につけましょう。