調整相場とは、トレンドが続いた後の一時的な反転局面のことです。

例えば、
上昇トレンドが継続している途中の一時的な反落局面、
下降トレンドが継続している途中の一時的な反発局面を指します。

熟練したトレーダーであれば、
上昇トレンド途中の一時的な反落をショート、
下降トレンド途中の一時的な反発をロングすることもできるでしょうが、
一般的には、そのような調整相場には乗らないで、
そのまま見送ることが無難です。

なぜなら、
いつ元のトレンド方向へ価格が戻るのか分からないので、
トレンドと逆向きの仕掛けの期待値は、
確率的には低いと考えられるからです。

しかし、想定以上にトレンドが続いた後なら、
もしくは、トレンドが明らかに後半に差し掛かっている場合なら、
調整相場に乗る事を検討しても良いでしょう。

マーフィーのFX投資術では、ボリンジャー±1σを越えた状態が
ローソク足N本以下なら「若いトレンド相場
ローソク足N本以上なら「成熟したトレンド相場
というように区分けしています。

確かに、ボリンジャーバンドの±1σ超えがN本より更に続いて、
(多ければ多いほど良い)成熟し尽くした相場なら、
その分、反転する可能性も高くなると言えるでしょう。

そういう状態であれば、
トレンドとは逆向きの流れと分かったうえで
あえて調整相場に乗ってみる事も有りです。

調整相場で3トレード、ブレイクで2トレード

週明け月曜日の東京時間に、一通りチャートチェックしましたが、
先週からの継続的なドル売りの流れを受けて、
トレンド後半と思われる通貨ペアが複数ありました。

そこで、スーパーボリンジャーを使って
調整相場に乗ってみました。


EURUSDの1時間足チャート
eurusd1h18072401
横向き赤色矢印が2つありますが、
これはショートのエントリー位置と決済位置を表しています。

先週から+1σ超えの巡航速度の上昇トレンドが
かなりの期間、継続している事が分かりますね。

そして、価格が+1σ割れとなり、
反落し始めたのを確認してのショートです。

マーフィーのFX投資術では、分割決済を推奨していますが、
チャートを見続けることが面倒だったので、
今回は-2σ割れで一括決済しました。


USDJPYの1時間足チャート
usdjpy1h18072402
横向き青色矢印が2つありますが、
これはロングのエントリー位置と決済位置を表しています。

先週からの流れを見ても明らかなように、
下降トレンドは後半に差し掛かっていると判断しても良さそうですね。

また、オレンジラインを2つ引いてありますが、
これは日足レベルでのサポートゾーンです。

細かいチャート分析は割愛しますが、
このサポートゾーン内では反発が期待できると読んていて、
イイ感じにサポートゾーンの下限で反発を確認してのロングです。

このようにボリンジャーバンドだけでなく、
プライスアクションなどの他のエビデンスがあると、
より確度の高いトレードができます。


EURJPYの1時間足チャート
eurjpy1h18072403
横向き青色矢印が2つありますが、
これはロングのエントリー位置と決済位置を表しています。

直下のオレンジラインは日足レベルでのサポートラインですが、
そこへワンタッチしてから反発を確認してのロングです。

利確位置に関しては、日本時間の24時を回ったので、
タイムアウトでの決済としました。

1時間足というのはデイトレとしては時間軸が長いので、
監視外になった時の対処法も考える必要があります。

ご存知の方も多いと思いますが、
私の場合は基本的に24時で時間切れ決済としています。


GBPJPYの1時間足チャート
gbpjpy1h18072404
横向き赤色矢印が2つありますが、
これはショートのエントリー位置と決済位置を表しています。

こちらは調整相場でのトレードではなく、
通常のブレイク狙いのトレードです。

レンジ相場からの下向きブレイクでショートしましたが、
上手く行きませんでしたね。

しばらく小幅含み益での推移でしたが、
NY時間に反発して、ストップにかかっての損切りです。


AUDJPYの1時間足チャート
audjpy1h18072405
横向き赤色矢印が2つありますが、
これはショートのエントリー位置と決済位置を表しています。

同じく、ブレイク狙いのトレードですが、
こちらは何とか利確できました。

直下のオレンジラインは日足レベルでのサポートラインで、
ここまでは下げると読んだのですが、
監視時間内には下げてくれませんでしたね。

結局、日本時間の24時を回ったので、
仕方なくタイムアウトで小幅決済としました。


result18072406
この日は全部で5回トレードを行って4勝1敗、
合計+58.0PIPSの獲得となりました。

上記のように、
単に「反発、反落したから」という理由ではなく、
明らかにトレンド後半であり、尚且つ、
プライスアクション的なエビデンスもあった時だけ
調整相場に乗るようにしましょう。

調整相場に乗るのはメインの手法ではなく、
あくまでもサブの手法です。

私こすぎもチャートには必ず表示させているお気に入りの商材です。
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